テーマ:楽天写真館(354304)
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今シーズンもキス前半戦、あり余る恵みをいただいた。よって今日は毎年恒例の新規開拓。まだ場所によっては時間差でピークが来つつある地点も残っているので、開拓には十分条件は整っているが、仮にピークが過ぎていて、釣れるキスがピンばかりだとしても、新規開拓の意味はあります。
今高校生に教えている英文に、Even our crowded, organized modern world holds out chances for new discovery. というのがある。「人も増えて、ありとあらゆるものが整備されてしまってもう開拓の余地などのこってないように思える現代の世界でも、なお、新たな発見のチャンスを与えてくれる。」 若干の私見を交えて和訳するとたぶんこんな感じになります。で、そんな新たな発見の中でも、それほど難易度は高くなく、お金をあまりかけず、なおかつ冒険の醍醐味を味わいつつ、安全に、しかもある程度のおみやげもついてくるのが、キス場の新規開拓だと思います。この時期超おススメ! そこで、今日はいつもどんな感じで新規開拓やってるのか、実況中継っぽく紹介してみようかなと思います。もちろん、すべてノンフィクションですから、場所が特定できれば実際に同じ場所をやってみていただいてもぜんぜんかまいません。 7月某日、倉橋南海岸にて。 とある階段を降りるとそこには右手に小さな浜、左手に磯が続いている。どちらから攻めようか一瞬迷ったが、先ずは右手から始めることに。漁師が70mくらい沖で網を上げている。以前なら、網入れはNGだった。すぐに移動していたのだが、近頃は違う。網が入るということは魚が居るということ。先ずは漁師が網を上げた後を見計らって、70m沖に第1投。カウント2で着底。「メッチャあさっ」間髪いれず強烈なアタリ!このパターンはアイツだ。そう、そこはイソベラの筋・・・つまり、沖には瀬があるようだ。 「な~るほど、漁師はあの瀬に集まる魚をねらっていたのか!」今度は投点を35mに変更。ちゃんと引ける。ここはどうやら砂地だ。イソベラの筋に隣接した砂地にはデカイキスが居ることが多いから、慎重に引く。5~6mくらい引いたところでアタリ!だが小さいようだ。26cm以上に的を絞って「がまかつのグレ専8号」を使っているので、17~8cmくらいから下はほとんどハリに掛からない。アタリは手前までで複数回ある。上げてみるとエサはきれいになくなっている。たぶん正体は16~7cmクラスの小ぶりなキスだろうと思うのだが、ちょっと正体を確かめてみよう。ハリをチンタメバル7.5号に変更して、同じ地点を引いてみる。今度はきれいに乗った。3回のアタリをすべて掛けて、15~18cmの3連。沖の瀬の存在は大きい。たぶん盛期には大型も居るはず。魚影の濃さを確認するために小1時間この地点に居座って、方向を変えながら探ってみると、なんと、1色半で20cmクラスの入れ食いに遭遇。魚影も十分だ。あとは漁師の網とバッティングさえしなければ、ここはたぶんパラダイス。来年に期待することにして、今度は左磯へGO! 実は、正確にはここは2度目の開拓。去年、完全にピークを過ぎたころ、キスがいる地形かどうかを知るための調査はやっていた。ピンギスの嵐ではあったが、底はきれいな砂地で、ところどころに瀬が点在するのか、引く場所がちょっとずれると即イソベラが食ってくる。また、場所によってはかなり落ち込んでいる感触だったから、盛期には良型も期待できそうだ・・・という印象を残してはいたのだが。今シーズン、本腰調査だ。 去年ピンばかりだったきれいな砂地ポイントは、うんともすんともいわない。ダメか~・・・・諦めかけたそのとき・・・・ガツガツガツ~ン!メッチャデカイアタリ!しししかも、足元だ。1色どころか、力糸半分を残した超至近距離。即上がってきたのは24cm。さほどデカイやつではないが、この距離でのアタリはしびれる。こんなところ絶対にだれもやってないはず。こんなところで力糸半分まで探れる人がはたしているだろうか?絶対にいないぞ~!たぶん、ワタクシが初めてだと思うな~。よほど根気のある人でも1色が限界だよ、こんな磯場だもの。それからしばらく20~23cmくらいのサイズが立て続けに掛かる。すごいや~、ここは。シーバスロッドどころか、のべ竿ポイントだよ。 しかも、やや遠投気味にもいいキスがくる。はは~、沖の落ち込みについてるな~。結局、中途半端な距離ではなく、足元と4色に良型キスの付き場を確認して、今日は打ち止め。まだまだ磯は続いているから、探ればあらたなポイントの開拓につながるはずだ。しかも、とても歩きやすい。来年のメインはたぶんここで決まりだ。 同じ場所を複数回やらないためにも、やはり、新規開拓は重要だ。とにかく、1箇所でやり過ぎるとろくなことにならない。たくさんのポイントから少しずついただけば、それでよい。 新しく「階段下」ポイント仲間入りだ~。「灯台元暗し」・・・・新規開拓のキーワードといっても過言ではありません。キスは元にいます。 数はあまり意識しませんでしたが、気がついたら10時くらいまでで40匹くらいになっていたので、投げるたびにアタリはあるといってもよいでしょう。ちなみにデカイのは来シーズンのピークを攻めてみなければわかりまへ~ん。たぶんですけど、出ると思いますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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