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よく雨が降りますね~。 毎年の例で言いますと、4月初旬はポカポカ陽気が何日か続き、いいキス釣り日和になることが多いのですが、今年は悪天候続きで出鼻をくじかれた感じです。 昨日も寒くて寒くて、30匹くらい獲るのが精一杯でした。不思議なことに、早朝~8時くらいの気温が低い時間帯の方が活発に?エサを追い、昼前になるとパッタリ気配がなくなってしまうのです。ほとんどが朝5時~8時までの釣果です。普通逆だと思うのですが、人間の感覚や理解がとてもおよばない何らかの理由があるのでありましょう。いずれにしましても、ブルブル震えながらのキス釣りでした。 まあ、食ってくるには食ってくるのですが、やはりその食い方は渋いです。ハイシーズンにはほとんど仕掛けを止めて「待つ」ことをしないワタクシも、ポイントに仕掛けが入ったら30秒くらいストップさせて、キスが走り出すタイミングを待ちます。ポイントに関してはかなり正確な地図が頭に描けていますので、たぶんアタリはなくても食っているはずなんです。食ってじっとしている個体が多いような気がします。キスを走らせないとフッキングいたしませんから、微量の刺激をあたえてキスを走らせるか、あるいは走るまで待つかをケース・バイ・ケースで選択いたします。 走り始めるその瞬間を確実に捉えて「アワセ」を入れます。そのタイミングが少しでもずれると外されてしまうので、やっててとっても肩がこる釣りになりますが、ヤバイくらいこの駆け引きがオモシロイです。 誤解の多いキスへの「アワセ」。ワタクシ個人としましては、アワセは要ると思っております。もちろんロッド全体でする大アワセではありません。キスが走り出したその瞬間にカウンター気味に入れる?いや「入る」感じの「アワセ」。ハリを出来るだけ口の奥の硬い部分にフッキングさせるのが目的。 この渋い時期にキスとのこのような駆け引きを探求しておくと、通常のキス釣りにおいて、まず掛け損ないは生じません。当たればほぼ100パーセント掛けることができるようになります。 時期的にキスがとても神経質なこの「出始め」の活性をどういじってやるかがキーです。低活性だからといって、あまりに「待ち」すぎる釣りではおもしろ味に欠けますから、あくまでも「掛ける」釣りを演出することで、向こう任せではない、こちら側に主導権がある釣りを展開することができます。 なんと言っても「即掛け」にこだわりたいワタクシは、この低活性の時期には、よく「ロッドの先端部分を約1メートルほど水中に沈ませて」引き釣りします。以前から時々はやっていたのですが、ロッドを海水に浸けることにかなり抵抗があったので、やったりやらなかったりで、その効果のほどを実証するに足るデータが不足していたのですが、最近は頻度が多くなり、まだ確証はありませんが、個人的にはかなり好意的に受け止められるようになりました。「掛かり」が非常に良好です。アタリが死んでしまうようなこともありません。釣りが終わったらいつもより念入りにロッドを洗わなければなりませんが、非常にいいフッキングの仕方をしてくれます。キスにカウンターを入れる際に、水の抵抗を利用するという発想なのですが、予想以上に「いい仕事」をしてくれます。 まあ、強力におススメというわけではございませんが、キスをなるべく早いステージでいい位置にフッキングさせようとするとき、人間の感覚だけではとても追いつかないし、たんなる偶然性に支配された釣りになってしまうので、キスを掛けるといういちばんのクライマックスに、自分の意図をもっともっと反映させたいという人にはすすめてもいいかな?と思われます。 俗に言われている「前アタリ」のもっと前段階、つまりキスがエサを吸い込んだ直後で勝負をすることにこだわれば、人間の感覚ではなく、キスに対してカウンターとなるあらゆる要素、つまり、シンカーの号数や形状からロッドのレングスや構え方、水の抵抗まで、利用できる要素をすべてキスを掛ける方向に向けるべきであり、そうして獲った1匹からはかけがえのない「自己満足」が得られるはずです。所詮遊びですから、自己満足がえられればいいのです。ただ漫然とキスを釣っても全然かまわないし、そういう釣りも楽しいし、個人の自由。一方、探求するのもまた個人の自由です。 ワタクシは、後者の方に結構はまってしまうな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.12 13:37:49
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