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Planetarium

小説4


全員の自己紹介も終わり、真也と麻香にとっては初めての塾での授業が始まった。
テキストの最初のページは漢字だった。当たり前だが中学の1学期で習った漢字が載っていた。
「じゃあ、まずは1番の問題やって~。」
1番は短文の途中にある漢字に読み仮名を書く問題だった。全10問だった。
先生は黒板に1問1問の番号を書いている。きっと全員が出来た後で答え合わせをするためだろう。
ふと、真也は麻香の方を見てみた。もう5問ほど出来ていた。
-は、はや・・・
次に香利の方を見る。こちらも麻香同様5問ほど出来ていた。
-こ、こっちもか・・・
そして次郎を見る。・・・手が完全に止まっていた。ギリギリ1問目が解けていた。
真也は3問出来ていた。と言っても始めの3問ではなく10問のうちの1番、5番、7番で、他は解けないという絶望的状況だが。
次郎ももう諦めているようだった。
真也がそんな事をして、暇を持て余している間に女子2人が終わった。そして先生が黒板からこちらへ振り向いた。
「じゃあ、答え合わせしようか。じゃあまず鷹野さん。」
「はい。」
-まさか順番で答えていくのか・・・!?
こうなればもう運次第である。運良く分かっている問題の時に指されるのを祈るしかない。
「次、谷崎君。」
「へ、あ、はい!」
考えている間に5問目だった。
-良かった・・・解けてる問題だ・・・。
安心しながら答え、合っていた。
「じゃあ、谷崎君。次も答えられる?」
「・・・へ?」
連続だった。
-連続当てなんてアリかっ!?そして分かんねぇよ!!
「・・・分かりません。」
多少恨めしそうな目をしながら言ってみた。先生は気付いていないようだtった。
「じゃあ、次郎君分かる?」
「はい!」
-あぁこいつは6番分かったんだ。
真也はなぜか負けた気分になった。
次郎も連続で当てられ、7問目は分からず終わった。残りは、麻香が2問、香利が2問答えて終わった。
この成績だけ見ればこの4人の成績順は、
1位:麻香 2位:香利 3位:真也&次郎 だった。
ちなみに麻香は真也が考え事をしている間に、最初4問のうち3問答え、香利が1問解いていたらしい。
その後の授業も漢字の問題が続いた。漢字を3ページやり、4ページ目の今までのまとめみたいな所が宿題として出され、この授業は終わった。
-・・・家帰っても漢字か・・・。つかまだ2時間授業あるんだ・・・。
そう思い、真也がうな垂れていると、不意に麻香は話しかけてきた。
「疲れてるね~。私も疲れた。あと2時間大丈夫かな~。」
「お前問題解けるだけいいじゃん。俺なんていつ当てられるか分からないからずっと緊張してたぜ~。」
「はははー。」
「笑い事じゃねぇよ・・・。」
その後は2人とも話さなかった。というかそれほど話す事もない。
次郎と香利はずっと話していた。・・・というより次郎が話すのを香利が一方的に聞かされている風だったが。
そして休憩時間が終わり、木村先生とは違う先生が入ってきた。
2時間目の授業が始まる。

-----第4話 完-----

もう詳しく授業内容を書くことはほとんど無いと思います。
次の授業何にするかなー。


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