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Planetarium

小説1

中学1年、夏休み序盤・・・
ある中1とその父親は困っていた。
「真也・・・この成績は何なんだ・・・。」
真也とはこの中1の名だ。
「ごめん・・・次は頑張るからさ・・・」
「1学期の中間テストでもそんな事を言っていたじゃないか・・・。」
「う・・・それは・・・」
もう父は怒る気も失せ呆れているようだった。
「はぁ・・・やはり塾へ行かせるべきなのかもな・・・」
「え、いやそんな事しなくても頑張れるさ!」
「中学に入るときもそう言っていただろう?」
「あう・・・」
たしかに言っていた・・・
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小学生の時も成績があまり・・・いや、全く良くなかった真也に父は、
『やはり塾へ行ったほうがいいんじゃないか?』
『いや、中学入ったら頑張るよ!!』
『そうか・・・これが最後のチャンスだからな、中学で駄目だったら強制的に塾に入れるからな。』
『・・・分かった。』
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「あの時最後のチャンスだと言ったよな?」
「・・・言ったな・・・。」
「塾に・・・入れるからな。」
その言葉を聞いて真也は焦った。
「いや、次は頑張」
「その言葉は再三聞いた。」
「あう・・・」
真也の反論は即遮られた。そしてその遮った言葉で真也は何も言う事ができなくなった。
真也が塾を嫌がる理由は単純に家での自由時間が減るからだ。
ただそれだけだ。
そして彼の父はちょうどその日来てしまっていた塾の勧誘葉書を真也の前に差し出した。そして真也はそれを取る。
「学人塾・・・聞いたことないな・・・」
たしかにテレビのCMでも広告でも見たことがない。
まぁCMなどをやっている塾は大抵有名で高度な塾なので真也の学力でついていく事など不可能だが。
「4から8人の少人数制、マンツーマン有、夏期講習受付中か」
マンツーマンは嫌だな、と真也は思った。
真也が葉書を見ていると突然父が話しかけてきた。
「そうだ。まずは夏期講習から受けてみてくれ。実は他にも塾の葉書がある。」
「え、何で?」
「やはり気持ちよく勉強するには自分にあった環境のほうがいいだろう?」
いや、勉強に気持ちいいも何もないんですけど、と真也は思った。
思っている間に父は他の塾の葉書やパンフレットを持ってきた。
少人数制から多人数制、その他いろいろなものがあった。
「とりあえず5つくらいの塾を選んでくれ。」
「え、い、5つぅ!?」
「だって多いほうが自分に合う塾が見つかる可能性も高いだろう。」
「つっても5つは無理!!それにたぶん夏期講習の日にちとかが重なるよ!!」
たぶんというより絶対重なる。それに毎日一日中塾とかいう地獄が始まってしまう!、と真也は思った。
「じゃあ今1つに決めよう。この5つの中で真也はどれがいいんだ?」
葉書で1つに決めろってどうやって決めればいいんだよ・・・。でもここで下手に迷ったりすると5つまではないにしろ3つくらいは行かされそうだな・・・。と真也は思い、直感で、
「じゃあ、学人塾(がくとじゅく)。」
「本当にそこでいいんだな?やっぱり他にしようなんて言わないんだな?」
「うん、いいよ。」
「よし、じゃあ申し込むぞ。」
と言って彼の父は葉書にある電話番号を1つ1つ確認しながら、電話を入れた。
トゥルルルルルルル・・・・トゥルルルルルル・・・
「はい、学人塾です。」
「あ、夏期講習の申し込みをしたいのですが・・・」
「はい、少々お待ち下さい・・・」
そして夏期講習申し込みが終わった。
・・・真也は学人塾へ通うことになった。
-----第1話 完-----

新しいやつ書いてみました。さてこっからどうしますかねぇ・・・。

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