私の前世2・・・退行催眠による
*********************************************************************私は赤い大地に立っている。ドーム型のテントが円になって建てられているのが見える。遠くに乾いた大きな崖の山。・・・ここは砂漠?いや、緑も見える。テントは10張りほど。その間に人影が見える。平和な日常だ。子供や女。食事の支度をしているのか、、ところどころから煙が上がっている。・・・私は、女だ。長い黒髪。。。名前はアゴメ。ここはネイティブアメリカンの村だ。。日中はテントに男はいない。狩りに出かけているようだ。女たちと私は、草や木々から薬を作っている。。それを教えているのは・・・私だ。みんな・・・家族なんです。ここにいる全ての人々は残らずみんな家族だという思いが湧き上がる。。。私は、暗い建物の中。。横たわっている。わずかに外の光が差し込んでいる。周りに何人かの女性が取り囲んで私を見ている。・・・私はどうも、出産を迎えているらしい。。子供は男の子だった。夜。火を囲み、また円になる。たくさんの家族たちは自分たちのポジションをよくわきまえている。。宴だ。。私の左隣には、真ん中の大きな炎の揺らぐ光を映した、、、男の横顔。族長のようだ。私は彼の右隣に座っている。喜びの席・・私の子供が出来たから。。私は彼の正妻ではないと感じる・・・・・。けれどその出産は一族にとって誉であり、私は誰からもさげすまれていない。私はその正妻である誰かにジェラシーや後ろめたさなど少しも感じてはいないのだ。それにだれもかれも祝福している。多分、族長にはそんな女の数や順列など問うものはいないし、それ自体がとにかく一族にとって喜ばしいことのようだった。女の私たちは男達を支えた。誰もが族長を尊敬し愛した。そして隣人を惜しみなく愛し合っていた。・・・ある夜。私はその族長である彼に呼び出される。彼の馬で、、限りなく広い草原にでた。どこまでも闇。。真っ暗な大地。・・・空には見たこともないような満天の星空。彼は私の左横に座る。二人は真っ暗な中、話を始める。。彼はこう言った。「私はもうすぐ死ぬだろう。けれど悲しまないでほしい。 私はただ向こうへ行くだけだ。なくなりはしない。」彼は病気でもなかったし、私たちの日常は特に争いもなく平和な日々を送っていたにもかかわらず、彼は自分の死を予言した。私は彼の死後、子供を彼のような男に育てるために生きた。彼の言ったとおり、私は悲しまなかった。年を老い、私は自分の死期を感じ、高い山の上に連れて行ってもらうように部族の若い者に頼み、山の頂の少し広い場所にずっと座った。何も食べず、何も飲まず。ただ、太陽が昇りまた沈むのを眺めた。さみしくもなく、かなしくもなく、ただあたりまえのように私は息絶えた。********************************************************************・・・これは退行催眠の際に浮かんだ私のイメージです。真実かどうかなどは判別しようもありません。 その際に最後に聞かれたこと。。。「あなたの魂は、その人生で何を学びましたか?」私はこう答えました。「男性(配偶者)の地位や力が女の価値を決めるものではない」ということ。。。 家に帰り、(インディアン)ネイティブアメリカンの本をむさぼり読んだ。あるページを読んでいるときに私は唖然としました。そこにあった活字。「今日は死ぬにはいい日だ。。私は死ぬだろう。けれど、悲しまないでほしい・・・」ここまで読んで、それまで半信半疑だった私は何か不思議な裏づけを得たような気がしたのです。私は現実的にこの現在を生きています。とてもあたりまえに。そして今が一番大切だと考えている人間の1人です。普通に毎日起こる色んなことに右往左往しながら笑ったり泣いたりしています。今度また残りの前世のお話は・・・気が向いたら、いたします。