2006/05/17(水)22:31
「ナイロビの蜂」を観て来ました!
感想ですが。。。とても切ない作品でした。シネマバカの場合、たぶん少し違った目線でこの作品を観ていたと思います。
。。。と言うのも、医療従事者であるシネマバカにとって「治験」とはあまりにも身近であり、ごく当たり前に行われている行為です。マウスの実験だけでは不充分ですからどうしても人体による「治験」は必要になってくるのです。
この世に不必要な命などありません。。。アフリカの貧しい人達を実験台にすることは許されない行為だと思います。しかし、現実は皮肉にもこれらの惨酷な歴史によって今日の「医学」の発展があります。この世の中は常に正と負を天秤にかけているのです。。。
これらの多くの犠牲の基に新薬があり、技術があり、多くの人の命を救っている事もまた事実です。
シネマバカが出来る事はたかが知れています。日々患者と向き合う事に妥協せず頑張るのみです。
本作は巨額の富を得るために手段を選ばない製薬会社を浮き彫りにすると同時に夫婦の究極の愛を描いています。興味のある方は是非観て下さい!