【三年坂の風来坊】

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• 星とタンポポ

  明けましておめでとうございます新しい年を迎え、これといった決意みたいなものはありませんが、ゆっくり、安らかに、慎ましく過ごしていければと思います。僕の好きな童謡詩人、金子みすずの詩です今年はこんな感じがいいなぁ・・・と。　　　　星とタンポポ　　青いお空のそこ深く　　海の小石のそのように　　夜がくるまで沈んでる　　昼のお星は目に見えぬ　　見えぬけれどもあるんだよ　　見えぬものでもあるんだよ　　散ってすがれたタンポポの　　川原のすきにだぁまって　　春のくるまで隠れてる　　強いその根は目に見えぬ　　見えぬけれどもあるんだよ　　見えぬものでもあるんだよ

  2008.01.02

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• 手帳のふくらみ

  『もう師走かぁ』ふと、いつも使っている手帳を開いて見た。●１月下旬　小倉へ競輪祭に出かけている。山崎芳仁(福島)が優勝。●２月下旬　東京へ出張し、学生時代の友人、旋風児くんやだいだいさんらと久しぶりに会って、酒を飲んでいる。　嬉しくて、つい飲みすぎてヘロヘロになった。赤坂のホテルで朝、起きた時に『よくホテルまで戻ってこれたもんだ』と不思議に思った。●３月　人事異動で新しい部署へ異動の内示をうけている。　仕事の内容や人間関係に辟易としていたので、内示を受けてホッとしている。　競輪ダービーで有坂が優勝。レースの内容は酷かった。史上最低の競輪ダービーだと思った。●４月　新しい部署で仕事。ストレスはなく、勤務時間中に笑い声がでるようになった。●５月　ゴールデンウィークに東京に出かけている。　その後、自殺で亡くなった学生時代の同級生の墓参りに長野へ出かけている。まだ、すぐその辺りに、彼が居るような気がした。　その後、軽井沢のペンションに皆んなで宿泊。周囲の景色が美しいのに驚いた。　楽しく数日間を過ごした。●６月　仕事に追われて、残業、残業　『雨の宮杯』と呼ばれる高松宮杯競輪で、小嶋敬二が復活の優勝。　月末の寛仁親王杯競輪でも小嶋が連覇して優勝。●７月、上司が変わり、スポーツと飲み会が増えて賑やかになる。　『家庭と仕事の両立をはかる』という目的の研修を受講している。“何故、オレ独身なのに”●８月、猛暑が続く　仕事のあとにソフトボールの練習を数回行っている。ダラダラと汗をかいた後のビールが美味かったのを憶えている。●９月、高知でオールスター競輪　全くの伏兵の選手、飯嶋が優勝している。“こいつ誰だ”●１０月　母がガンで入院。介護休暇を初めて取得して仕事を休んだ。●１１月　初めて宮崎へ出張　かつての上司からいろいろとお世話になる。帰りに宮崎名物の“なんじゃこら”を手土産に戴いた。●１２月　全日本選抜競輪で、熊本に泊まりで出かけている。負けてガッカリして、福岡に戻った。手帳には、『ＫＴ法』の意思決定論と畑村洋太郎先生の『失敗学』の概要が書かれている。何の役にも立っていない。真新しかった手帳は歪んで端がほつれている。毎日使っていたから、はじめの倍くらいの厚さに膨らんでいる。競輪でいうと、４コーナーを過ぎてゴール前の直線で、バタバタの足いろになっている。落車しなければ良いけどね・・・

  2007.12.05

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• 熊本へ行った本当の理由は・・・

  週末に熊本へ行ったのは、「からし蓮根」を食べにでも、「水前寺公園」を見に行ったわけでもない。実はこれ、これ。今年、最後のＧＩである『全日本選抜競輪』を見に、熊本へ行ったのである。いわゆる“旅打ち”というやつ。高速バスで２時間かけて、出かけた。競輪場のホームスタンドで観戦していたが、観客でごったがえした状態だった。初日、岡部(福島)が豪快に捲くり、また別のレースでは、いま先行ナンバーワンの山崎(福島)が余裕の１着。足の違いを見せ付けた。競輪界は、いま福島王国の時代である。先行屋・マーク屋ともに選手が充実している。そして、今日は波乱の１日。本命を背負った選手がことごとく負け続けた。１０年ほど前に、九州王国の時代があった。ミスター競輪＝中野浩一、鬼足＝井上茂徳、そしてＦＩ先行の吉岡稔真。彼らはファンを裏切らず、きちんと勝ち続けた。本命を背負った重みを裏切らなかった。勝つことにこだわり、それがファンの信頼を得た。最近の選手は、簡単に負けてしまうんだよなぁ。信用できない。

  2007.12.02

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• 熊本へ

  週末は熊本へ出かけた。熊本の名物と言えば、馬刺しと・・・・・。そう、「からし蓮根」です。蓮根の穴の中にからしを詰めて、卵をつけて油で揚げたもの。結構うまいのだ。

  2007.12.02

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• 「だらのめ会」

  昨日は「だらのめ会」という飲み会に参加。「だらのめ」とは、“たらの芽”のことで、天ぷらにして食べると旨い。熊本の山奥で、ほんの十数名で仕事をしていた頃に、職場に年輩の“山の達人”がいて、山に入り たらの芽を採って、僕らに食べさせてくれていたそれを名前の由来にして、その当時に職場で一緒に仕事をしていたメンバーで立ち上げた会なのである。夕方の６時過ぎから飲み始めた。僕は９時半頃にヘベレケ状態になり、お先に失礼した。若手の連中は、店が看板になるまで飲んでいたらしい。それから店を変え、夜中の２時まで飲んでたとか・・・。「すごいなぁ。昔は僕もやっていたけど、もういまは無理だなぁ・・・」この日は、Ｔ君が「僕、結婚することになりました」と結婚報告。普通なら、「ほんとに！良かったね」とか「おめでとう！」と声をかけるところ。ところが、この「だらのめ会」メンバーはそんなに甘くない「そいけん、なんかぁ」「そいが、どけんしたとや」「前に付き合いよった奴かぁ？」、「あっ、違うとかぁ」と冷たい突っ込みが入り、皆んなで大笑い終始、笑いの絶えない飲み会だったのだ　　(写真はそのたらの芽)

  2007.11.22

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• 宮崎名物「なんじゃこら」

  「なんじゃこら」というのは九州弁で、「何んなんだ、これは」という意味。また、この「なんじゃこら」というのは、宮崎名物の有名なお菓子の名前でもある。外見はちょっとデカイ大福である。しかし中を見るとびっくりつぶあんの中に苺、栗、クリームチーズが入っている。まさしく、「なんじゃこら」なのである。でも食べてみると、甘さ控えめで、苺と栗とチーズの組み合わせが絶妙1個食べれば、かなり満足甘さ控えめなので、甘いものが苦手な人でも結構いけちゃうかも・・・・。宮崎に出張した帰りに、かつての上司だったＭさん(いま宮崎で勤務中)が、土産にと買って持たせてくれた。ありがたいなぁ・・・。「Ｍさん、ありがとうございました。今日、美味しくいただきました」

  2007.11.15

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• 宮崎の旨いもの

  昨日から今日にかけて宮崎に出張。宮崎に行くのは今回が初めて。僕には足を踏み入れたことのない、未開の地だったのだ。高速バスで片道４時間。遠かったぁ～宮崎はいま、星野ジャパンやプロ野球チームのキャンプがいたるところで行われていた。街中は「東国原知事」のノボリだらけ～。仕事を終え飲み会に。宮崎は食べ物が旨かったぁまず刺身。脂がのってて、うまぁ～い次に、ぶり大根ならぬ、地鶏とだいこんの煮物。これまたうま～い二次会はカラオケにいって、古い唄を歌ったのだ。３件目に、締めで「釜あげうどん」の店に連れて行ってもらった。あまりのうまさに驚いたつけ麺のつゆは、醤油ベースで、その中に揚げ玉・ねぎ・カボスが入っている。茹でた細めんのうどんを、このつゆにつけて食べる。うどんを食べて、こんなに旨いと思ったのは初めて・・・。もともと、うどん好きなのだが、ここのは驚きのうまさだった　写真はその、戸隠(とがくし)というお店の釜あげうどん

  2007.11.14

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• 「ハナミズキ」って

  ここ２・３日は、一青窈の「ハナミズキ」ばかり聞いている。歌詞をひとつひとつかみしめて、理解するように聴いている。前にも書いたんだけど、この唄は“アメリカ同時多発テロ”をテーマにした唄何回も繰り返し聴いていると、一青窈の平和への思いみたいなものが伝わってくる。政治的な言葉や音やイメージを全く使用しないで歌う唄が、逆説的に、より平和を意識させてしまう。最近、かなり気に入っているのであるちなみにハナミズキという花は、漢字で「花水木」と書くらしい。４月から５月にかけて咲く花で、花言葉は「私の想いを受けてください」というもの。ちなみにこんな花でした(ハナミズキの画像)

  2007.11.06

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• 忙しい１日とハナミズキ

  約１ヶ月ぶりにブログ更新久しぶり～。この間いろいろあった。まいったのが、母が病気で入院したこと。お見舞いや初めての介護休暇の取得などを経験した。姉も遠方より駆けつけ、いろいろと面倒をみてくれた。手術時間が長く焦ったけど・・・。いま母の病状は快方に向かいつつあり、今のところ一安心。今日は休暇だったが、忙しい１日だった。朝早くから行動開始。まず運転免許センター(画像)に行き、免許更新の手続き。１．申請書の記入　これは氏名と住所変更のみ２．証紙代の納入(２，８００円)３．視力検査４．免許証の写真撮影５．無事故無違反だったので、30分の講習を受け終了免許証は、ゴールドカードになったのだ　　　　僕は他に、「小型船舶２級操縦士」と「陸上特殊無線技士３級」の資格を持っているが、これが実生活ではほとんど役に立たない　　　　　その後、月に１度通院している心療内科へ。さらに車を走らせ、今度は皮膚科へ。　　　　　それからツタヤで「一青窈」の中古のベストアルバムを買った。「ハナミズキ」って曲をずっと車の中で聞いていた。この唄って、９．１１のアメリカ同時多発テロのことを思って作ったらしい。歌詞の中では、政治的な言葉は一切登場しないけど・・・。でも平和への願いを込めて、「君と好きな人が百年続きますように」にという歌詞にたどり着いたらしい。こういう平和の歌も良いなぁ

  2007.11.05

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• 「オリヲン座からの招待状」

  今日は僕の誕生日で、４２歳になった。厄年(後厄)があと一年残っているまぁ、それはそれとして、良い年のとり方をしたいものだ今日は、本屋で文庫本を購入し、浅田次郎の「オリヲン座からの招待状」という小説を読んだ。人の温もりみたいなものが、ジンワリと伝わってくる佳作だった。小説の内容はこんな感じ。　　　　　　　はじめに、今は別居しほとんど離婚状態にある主人公の男女のもとに招待状が届く。閉館される映画館の館主からである。「突然ではございますが、昭和25年の開館以来、半世紀以上にわたって地元の皆様に愛され親しまれて参りましたオリヲン座は、誠に勝手ながら今秋をもちまして閉館いたす事と相成りました」 という内容の招待状が送られてくる。 この映画館は、昭和30年代に先代の館主が病に倒れ、その弟子であった映写技師の留吉がその跡を継ぎ、先代の妻だったトヨと二人で守る事になる。やがて、この二人は夫婦となる。古い時代で、周囲の人々からは師匠の妻を寝取った男、不義理で尻軽な女などと陰口を叩かれる。さらに映画は斜陽産業になり始め、二人は貧乏に耐えながらも映画館を守り続ける。そして、幼い頃この映画館を遊び場としていた二人が、数十年ぶりにこの映画館を訪れる。そこで、この老夫婦の映画とお互いを思いやる心に触れ、今の二人の冷めた関係を見直そうとする、といったもの。この小説は映画になるらしい。主演は宮沢りえ。この人って、最近良い女優さんになったなぁと思う｡人の優しさみたいなもんが滲み出ているなぁ

  2007.10.10

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• どうなってるんだミャンマー

  ミャンマーで、僧侶や一般市民を中心に大規模なデモが起こっている先日、そのデモを取材していた日本人記者が、軍隊に至近距離から撃たれて死亡した。連日、ミャンマー情勢のニュースが大きく報道されている。これをテレビで見ていて、僕は腹が立つデモのきっかけは、政府が燃料の値上げを決めたこと。しかし、それはきっかけでしかなく、根底には国民のミャンマー政権への不満がある。1962年に軍隊がクーデターを起こし、政治の実権を握った。こういう政府は、国民の自由を制限する。国民を押さえつけて安定を保とうとする。自由に本を書いたり、映画を作ったりという言論の自由が制限される。政府の批判をしただけで、逮捕され拷問を受けたこともあったらしい。武力で威嚇して国民を押さえつけても、国民の不満は高まるだけだ。何故か国民の心の中の不満は消えないからだそれを今回のデモが示している。一時、ミャンマーでは軍事政権を倒して、民主的な政治を求める運動が起きた。その運動の中心にいたのが、アウン・サン・スー・チーさん。ミャンマーが1948年にイギリスから独立したときの英雄が、スーチーさんの父親だった。だからミャンマーの国民は、スーチーさんを支持している。こうした運動の結果、軍事政権はトップが辞任した。民主的な政府ができる気運がミャンマーで高まった。ところが、1988年にまた、クーデターで新しい軍事政権が生まれた。再び武器を使って運動を押さえつけ、1000人以上が死亡したといわれている。ミャンマーでは、過去に選挙を行ったことがある。スーチーさんたちは、政党を結成し立候補した。その選挙の結果、スーチーさんの政党は全体の80%を占めて圧勝した。ところが、政府はこれを無視し政治を続けている。いま、アウン・サン・スー・チーさんは、政府の転覆を企てている中心人物として、自宅に軟禁されている。自宅に閉じ込められ、人にも会えず、電話もできない。ずっと監視され自由を奪われている。スー・チーさんは、民主的な運動家として世界で高く評価されていて、ノーベル平和賞も受賞している。その人が軟禁状態にあるのだ。異常だとしか思えない民主化を求めて行動する僧侶や国民に対して、政府は銃を向けて弾圧を続けている。こんな政権は絶対に長続きしない・・・と信じたい。日本政府は、日本人記者が死亡したことで、ミャンマー政府に抗議した。ところが、ミャンマーに最大の経済援助を行っている国が、日本だという。それじゃ今の軍事政権を援助しているようなものだ。ここはミャンマーに対して経済制裁も有り得るんじゃないか そんな話は全く聞こえてこない。日本の政府って情けないよなぁ

  2007.10.09

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• 意外と良かった取手記念

  先週末は実家に帰省。母の病状や引越し前の荷物の処分などで。(福岡にマンションを買ったのだ)合間に実家にある競輪場へちょっと立ち寄った。取手競輪場で行われている開設記念レースの場外発売があった。Ｇスリーのレースにしては豪華メンバー地元・茨城の武田豊樹。いま競輪界で一、二を争う先行選手である。タッグを組むのが競輪界のスーパースター神山雄一郎。前回のオールスターの無念を晴らしたい四国の佐々木則幸と強力マーカー小倉竜二のコンビ。現在、絶好調の新田康仁(静岡)。若手ナンバーワンの北津留翼(福岡)。誰が優勝してもおかしくないメンバー構成だった。神山－武田のワン・ツー。佐々木－小倉のワン・ツー。次々と本命選手たちが勝ち進んだ。車券も次々と的中選手たちも人気に応える素晴らしいレースを見せた先行選手は風を切って走り、番手のマーク選手はきっちりとガードする。各々がきちんと仕事をして、ファンの期待に応えた良いレースだった。　　(写真はバンクで練習する競輪選手たち)

  2007.10.04

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• ＯＮＣＥ　ＡＰＯＮ　Ａ　ＴＩＭＥ　ＩＮ　ＡＭＥＲＩＣＡ

  「ＯＮＣＥ ＡＰＯＮ Ａ ＴＩＭＥ ＩＮ ＡＭＥＲＩＣＡ」のＤＶＤを買っちゃったぁ２０年位前の映画で、見ながらブルブルきたシビレル映画舞台は１９３０年代のニューヨーク。アメリカに移民してきたユダヤ系移民のギャングもので、主人公のロバート・デ・ニーロの少年期から老年期までを描いた年代記。この映画は「あ～、これいいなぁ」とため息がでるシーンが随所にある。ストーリーを短い言葉で表現すれば、「貧困」→「友情」→「恋」→「犯罪」→「密告」→「裏切」→「死」→「感慨」・・・っていう感じ。本当に素晴らしい映画である音楽もとても良いラストシーンでデ・ニーロが、これまでの人生の感慨にふけながらアヘンに溺れていく。アップでデ・ニーロの顔がずっと映し出される。体を蝕まれるように、映像がジンジンと体の中に入ってくるのだ～。

  2007.09.26

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• 太宰が立っていた場所

  先日読んだ太宰の最高傑作といわれる『人間失格』はアタマにこたえた太宰は何を考えたのか・・・・・何を拠り所にしていたのか・・・何処に立っていたのか・・・・・そんなことを考えた。根底は、人間が必ず直面し、避けることのできない《死》についての問題である。１．人間は必ず死を迎える２．それは人間の生に絶対的な意味の喪失をもたらす３．死→絶対的な意味喪失→「絶望の自覚」という図式が成立するこれが根底にある。太宰は自分の命に線を引いた。その意識が強かった。彼の生活は、その副産物として酒や睡眠薬や火宅であるとか、そういう無頼な生活をかたわらに置いておかなければ安心できない不良の性情である。自分で自分の命に線を引いたから(あるいは自覚したから)こそ、太宰が書いた文書や台詞は、艶っぽく人を惹きつけるたのだと。『落日は決められているからこそ美しい』こんな短絡的なものではないかもしれないが。一応の結論。

  2007.09.21

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• 人間失格

  久しぶりに読書でもと思い、ここ２日程かけて、太宰治の『人間失格』を読んだ僕は、太宰治や坂口安吾などの無頼派と呼ばれる作家たちに好意的であった。それまでの既成の文学を痛烈に批判し、叩き壊したという意味で好感を持っていた。太宰の作品も、好んで読んできた。『東京八景』『富嶽百景』『ヴィヨンの妻』『葉』『晩年』『思ひ出』など。しかし、今回の『人間失格』は応えたこれだけは読んでこなかった　何故か読めなかった。『人間失格』は太宰の自叙伝であり、太宰の最高傑作だと言われる。　　　　　　　　　　作品はまず、『恥の多い生涯を送ってきました』という台詞からはじまる。それから、太宰が自らの生涯を辿るように、坦々と主人公に語らせる。●人間を恐れるあまり、ひたすら“道化”という方法で、他者と関わりあおうとした少年時代●人間への恐怖を紛らわすために、酒と煙草と淫売婦と左翼思想に浸った青年時代●破滅的な女性関係の末に、心中未遂事件を起こし、自分一人が生き残り、自殺幇助罪に問われたこと●純粋無垢な女との結婚と、その妻からの裏切りそして、自殺未遂、モルヒネ中毒、精神病院行きとつづく・・・。そして最後に主人公は、　『もはや完全に自分は人間ではなくなりました』　『いまの自分には幸福も不幸もありません。ただいっさいは過ぎていきます。』　『自分はことし二十七になります。』　『白髪がめっきり増えたので、たいていの人から四十以上にみられます』と語るのだ。《次回へつづく》

  2007.09.20

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• 防府競輪場と夏目雅子

  今日テレビを見ていたら、夏目雅子のドラマをやっていた。ふと以前、防府競輪場へ行ったことを思い出した。防府競輪場は山口県の防府市にある。全国でも珍しい３３バンク(周長が３３３mということ。通常は４００mが一般的)である。小倉で競輪をしていた僕は、めずらしく勝っていたので、下関で一泊して防府まで足を伸ばしたことがある。翌日、ＪＲ防府駅に着いて、タクシーに乗った。タクシーの運転手に「競輪場まで」と伝えた。近いと悪いなぁと思い、「運転手さん、競輪場は近いの？」と聞くと、「結構、ありますよ」という答えが返ってきた。“ああ、それじゃ良かった”と思っていたら、結局、競輪場は相当離れた山の中にあった。競輪場について驚いた。本当に小さいのである。バンク自体が短いせいもあるが、スタンド席も極端に少ない。本当に小柄な競輪場だった。ここでの戦績は最悪だった。どうも僕は、３３バンクとの相性が悪い。最終レースまでやらずに、タクシーに乗って駅まで戻った。車の中でタクシーの運転手が話しかけてきた。「お客さん、どうだった？」この時間にタクシーに乗っているのだから、負けてるに決まってるじゃないかと、少しムッとしながら、「全然ダメだね」と答えると、運転手も気の毒がって、その後、競輪のことは何も聞いてこなかった。別の話題になった。(運転手)「防府には、夏目雅子の墓があるんですよ。お客さん知ってる？　夏目雅子」(僕)　　「ああ、知ってるよ」(運転手)「あの人、美人だったね～」(僕)　　「うん、美人だった」(運転手)「あの人、向日葵の花が好きでね。だから、いろんな人がお参りに来てね。墓に向日　　　　　葵の花が絶えないんですよ」(僕)　　「へぇ、そうなんだぁ」(運転手)「良かったら、墓まで行きましょうか？」(僕)　　「いや、いいよ。金ないから」・・・・・・・・。ぼんやりと考えた。あの人、美人だったけど、周りの人間を楽しませる明るさがあった。あっけらかんとした性格で。夏目雅子って、向日葵の花のような人だった。　　　　　　(画像は夏目雅子ひまわり基金オフィシャルサイトより)

  2007.09.16

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• 中野浩一の自転車

  先日、久しぶりに久留米競輪場で競輪をしたここをホームバンクにしていた選手といえば、中野浩一である。ミスター競輪と呼ばれることもある。この人の競輪界での立場をプロ野球でたとえると、長嶋茂雄みたいな感じなのである。中野ほど競輪を世に広めることに貢献した選手はいない。中野浩一の父も競輪選手であった。中野は子供の頃に、父の職業欄に、いつも「自由業」と書いていたそうである。競輪に対するイメージが悪かったからだろう中野は子供たちが、父の職業欄に堂々と「競輪選手」と書けるようにしたいと思い続けてきたそして世界スプリント選手権でＶ１０を達成写真はそのＶ１０を達成したときの自転車である中野の名前は日本だけでなく、海外でも知られるようになったそして、国内でも数々のＧＩを制してきた。現役の選手の中には、競輪界に入ったきっかけを聞かれると、“中野への憧れから”と答える選手が多い数年前から競輪がオリンピックの正式種目となった。このオリンピックのレースで、先頭誘導員を務めたのが中野だった。この役目ができるのは、中野しかいないと世界が認めたのだ。中野はやはり偉大だ

  2007.09.13

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• 池永正明のサイン

  福岡・中洲のスナックに「ドーベル」という店があるこの店のマスターは、池永正明という初老の男だ。この人は、かつて九州にあった西鉄ライオンズというプロ野球チームのエースピッチャーだった５年間で９９勝をあげた。年平均で約２０勝をあげていたことになる。この人は変な事件に巻き込まれる。地元のヤクザから金をもらい敗退行為をしたとして、プロ野球界から永久追放されたのだ。しかし、敗退行為をすすめられた日に池永は登板しておらず、八百長試合はできなかったはずこの池永と同期で西鉄ライオンズに入団した選手に、プロゴルファーのジャンボ尾崎がいた。尾崎は池永の投げる球を見て、“こんなすごい奴がいるんじゃ、自分が通用するわけがない”とプロゴルファーに転身した。それほど、すごいピッチャーだったらしい。追放されてからは、福岡・天神の街で多くのライオンズファンが“池永の復帰を求める署名活動”を行った。そんなことが、池永の地元・下関でも行われたが、池永の復権はかなわなかった。それでも彼は、昼間に大好きな野球を少年たちに教え、夜はスナックのマスターとして働き続けた。そんな時に僕は先輩のＮさんとこの店に行った。髪は短く白髪まじりだったが、さすがに元プロ野球選手。身体がデカく鋭い目つきの人だった。帰るときに、コースターの裏に“池永正明”とサインをしてくれたそれがその写真そして、２年前にようやく、プロ野球のコミッショナーが池永の復権を認めた。その“池永復権”の新聞記事を見た僕は嬉しかった。この店のトイレの壁にはマジックでいろんな落書きがある。皆、マスターの人柄に惚れた客たちが書いたものだ。その中に、「僕はきょう伝説のピッチャー池永正明に会った」というものがあった。

  2007.09.11

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• 競輪場へ

  久しぶりに競輪場に行った昨年末のグランプリで競輪界のスーパースター吉岡が引退してから、競輪に対する興味を失っていた僕は競輪じゃなく、吉岡の走りが好きだったのか・・・と思ったりした。朝、天気が良かった『どこか、出掛けようか・・・』と思っていたら、競輪に行きたくなった。車の運転をして久留米競輪場へ。競輪場って、独特の雰囲気がある。何か奇妙なものが渦巻いている感じがする。それに他の競馬や競艇などと比べると、硬派なファンが多い。コワモテな人がたくさんいる。女性客はほとんどいない。スタンドでレースを見続けた。最近、僕は車券を買わずに、ぼんやりレースだけを見ていることが多い。８レース。実力上位の先行選手とそのハコ(番手)をまわる選手の１・２着の表裏で固いなぁと思っていた。オッズも１番、２番人気を示している。ところが、番手選手は実力下位の選手にいとも簡単に競り込まれ、後退してヒラヒラ～。『なんだぁこりゃ』と思った。マーク選手は競り負けてはならない競輪ファンの金と信頼を損なう。競輪の大原則はライン戦である。番手は死守しなきゃ。ゴール後、スタンド前に周回して来たこの選手は、客から一斉に野次られていた当然である。

  2007.09.08

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• みんなも財務大臣に！

  財務省のホームページにおもしろいコーナーがあるタイトルは『財務大臣になって予算を作ろう　～予算作成ゲーム』これは、国の一般会計予算について、２０１１年までに財政収支を黒字化することを目的にしたシュミレーションゲーム。財政収支を黒字化させることが出来たとしても、減額ばかりして社会を疲弊させてはならない。年金、医療、公共事業、教育、防衛、食料供給などの予算編成項目を、どのくらい増減していくかを自分で査定していくもの。増額は現在の予算を、１０～５０％まで増やすことができる。一方、減額についても、現在の予算を、１０～５０％まで減らすことができる。現状据え置きの増減ゼロという選択肢もある。まぁ、こんなもんでどうだと思って、ボタンを押すと自分が作った予算案を評価してくれるなかなか、良く出来ていてオモシロイ「リンクフリーです」と財務省が言っていたので、早速・・・。　　　　　　　　　　　Ｇо『財務大臣になって予算を作ろう　～予算作成ゲーム』

  2007.09.06

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• 脳内メーカー

  脳内メーカーとは、いろんな人の名前を入力すると、その人や自分の脳内イメージを表わしてくれるもので、いまインターネット上で流行っているらしい早速、僕もやってみた。すると写真のように、「悩」が５割「食」が１割「遊」が４割という結果だった。まぁ、名前を入力するだけで何がわかる・・・と思っていた。でも、何か微妙に当っているような気もするんよね～

  2007.09.03

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• 夏休み

  きのう、スーパーに買い物に行ったら、スイカを売っていた「子供の頃はあんなに好きだったのに、最近ぜんぜん食べてないなぁ」「よし、食べてみるか・・・」と思い、買ってきて冷蔵庫で冷やして食べた。味はイマイチあまり甘くなく、水っぽかった。今の僕の舌が肥えたのか、それともスイカの味が落ちたのかどっちだかよく判らないが、ちょっと残念だったやっぱりスイカはおいしくなくっちゃ・・・。

  2007.09.03

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• 深夜の櫛田神社

  昨日は職場の人達と深夜まで酒を飲んでいた。３件目に中洲の国体道路沿いにある｢いし田｣さんで飲んだ。この店は夫婦で営んでいる。僕はここの女将さんを｢かぁちゃん｣と呼んでいる。いつもお世話になっているのだ。ここの手作り明太子の味は絶品ビールのつまみに最高なのだ。しばらくして、ふぐ雑炊を食べる。これまた旨いのである帰りに街を散策。櫛田神社の中をウロウロこの櫛田神社は、古くから博多に住む人々が共同で祀る神社、氏神さんなのである。そして７月の博多祇園山笠、追い山のスタート地点として有名なところ。深夜の神社内はヒッソリとしていて、上空には満月が浮かんでいた。すこし涼しくなってきて、酔っ払いには風が心地よかったのだ

  2007.09.01

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• 海を見ていた午後

  松任谷由実が書いた曲に、「海を見ていた午後」というものがある。これはユーミンがデビューして間もない頃に書いた名曲である。僕は昔からこの曲が好きだったこの曲の歌詞は　あなたを想い出す　この店に来るたび　坂をのぼって　今日もひとり来てしまった　山手のドルフィンは　静かなレストラン　　晴れた午後には　遠く三浦岬も見える　ソーダ水の中を　貨物船が通る　小さな泡も　恋のように消えていったといったもの。このドルフィンという店は、横浜に実在するレストランである。実際にソーダ水もあるらしい多くのユーミンファンが、このレストランを訪れている。先日、テレビを見ていたら、ファミリーマートが、このドルフィンのソーダ水を発売したと報道していた「おおーっ　これは飲んでみなくては」と思い、早速、ファミリーマートへ探したが、無い店員に聞いてみた。僕　　「あの、ドルフィンのソーダ水はありませんか」店長(らしき男)　「サイダーですか」僕　　「テレビでドルフィンのソーダ水を売り始めたって言ってましたけど」店長　「新発売ですか・・・」僕　　「いやぁ～、特別な企画で売っているって・・・」(こいつドルフィン知らねぇのか)店長　「え～っと、そのまんま東知事の宮崎ものならありますけどねぇ」僕　　「そうですか」(そんなの関係ねぇ・・・小島よしお風)諦めて帰ったのだファミリーマート、ちゃんと置いとけよ

  2007.08.25

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• ムーミン？　いやノーミン！

  今日、千住旋風児さんから小包が届いた中をあけてみるとＴシャツがはいっていた。プリントには麦わら帽子をかぶって農作業をしているムーミンがふたり。・・・・・と思いきや、ロゴには“ノーミン”とかいてあるパロディもので、かなりうけた千住さん、ありがとう。楽しませてもらいましたこちらからも何か送りますね

  2007.08.22

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• 火の国・阿蘇へ

  先週、両親と帰省していた姉と僕の４人で大分・耶馬溪へ墓参りに行き、その後、熊本県阿蘇を訪れた阿蘇山は、熊本県の東側にあり、熊本県と大分県の県境あたりにある活火山である。阿蘇は、巨大なカルデラ（大きな凹地）とその周りを囲む雄大な外輪山がある。その景色は素晴らしい「火の国」熊本のシンボル的な存在である。ここは何回訪れても、その景色の雄大さに驚く。また、温泉や観光、バイクでのツーリングなどで楽しむこともできる。僕は大観峰で“焼きとうもろこし”を食べた。これが甘くて、香ばしくて、とても旨かったでも、阿蘇・大観峰は夏なのに、ブルブル震えるほどの寒さだった

  2007.08.20

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• 打ち水大作戦！

  今日は仕事が終わった後に、職場の中庭で打ち水をやった地面に風呂の残り湯やエアコンの排水・雨水などを使って、水撒きするのだ。だんだん、自分の体感温度で涼しくなっていくのを感じる。すごい！何故涼しくなるかというと、　　　１．地面にまいた水が蒸発するときに、地面の熱をうばうから。２．地面がぬれていると、地面からの照り返しが減るから。・・・ということらしい昔の人は偉かったんだなぁ。生活の知恵である。打ち水は涼しくなるのもスゴイけど、風呂の残り湯などを使用して行うところも良いいま、よく言われている循環型利用っていうやつ。不要になったものを再利用して、効果を得るってことなのかなぁ。昔は、家や店の前に水を撒いている人の光景をよく目にした。最近はほとんど見ない。これって、やったほうが良いよなぁ写真は職場の浴衣むすめＩさん。美人さんです浴衣もとてもナイスでした

  2007.08.08

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• ＰＥ’Ｓ

  「ＰＥ’Ｓ」と書いて、「ぺズ」と読む。先日、後輩のＭくんと久しぶりに会って、モツ鍋をツマミに飲んだいろいろ話をした。Ｍくんはかなりの音楽ツウで、いまもバンドでドラムを叩いている。僕が最近ジャズを聞いてるよと話すと、Ｍくんが「ＰＥ’Ｓ」っていう日本のバンドがとにかく良いから聴いてみてくださいと勧めてくれた。ジャズとロックの中間くらいの感じで、無茶苦茶カッコいいですからとＭくん曰く「ジャズのドラマーってアドリブが使えるのでテクニックはあるけど、パンチがないんですよね」「ロックのドラムにはパンチがありますから」「ＰＥ’Ｓ」を聴いてみてわかった。ドラムにパンチがある。でも全体の旋律はジャズだ。なるほど、こんなものもあるんだぁ。新しいジャズのカタチ。カッコエエ最近かなり気に入っているのだ千住さんもどう？かなり良いよ。「九月の空」っていうアルバムがお勧め。

  2007.07.31

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• ゴルフ

  今日はゴルフをした天候はかなりの炎天下何度も水分補給をしながらコースを回った。汗だくだった以前、僕はゴルフにちょっと偏見があった。自分の母親ほどの歳の人にゴルフクラブを担がせて遊ぶのは・・・。自然環境を破壊しているという声も聞くし・・・。上手くもない相手のプレーに拍手して「いやぁ、ナイスショットです」なんて、おべんちゃらを口にするのはスポーツとは違うんじゃないか・・・等々。今日は１０年振りのプレー。スコアは散々だったドスとクラブを振り落とす。ボールが少しだけコロコロと転がる。「くそっ～」気を取り直して打ち直す。ドス、コロコロ。またかぁ。「まいったなぁ、こんなにうまくいかないものか」周りを見渡すとまぶしいくらいの深緑太陽はジンジンと照りつける時折、涼しい風が吹き抜けて心地よい。体を動かすと、気持ち良かった。やっぱり、人間の体はアタマだけじゃないんだなぁ。カラダもきちんと使ってあげないとね千住さん、だいだいさん、今度一緒にどうたのしいよ～

  2007.07.31

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• ＪＲマングローブ(その２)

  ＪＲ東日本に巣食う東労組の異常な言動について、本書は事実の１つとしてこう紹介している。ＪＲ東労組に加入していたＹ氏が他の労組の組合員とキャンプに参加したことが判明すると、彼に対して次々と嫌がらせやいじめを続けたという。Ｙ氏は運転士をしており、ＪＲ東労組は、旧動労の流れを汲むことから、運転士や車掌ら乗務員が、組織の中核をなしている。だから彼らに対する吊るし上げはそれ以外の組合員に対するものより苛烈だったそうだ。　以下、そのＹ氏の供述。「前の勤務地だった東京車掌区の人たちと一緒にキャンプに行ったのです。べつに会社や組合の行事でもなく、まったくのプライベートでした。しかし、その中に一人だけ、「ＪＲグリーンユニオン」に所属していた仲間がいたんです。それが東労組組合員に知られ、「キャンプに行った他のメンバーを明かせ」と迫られました。わたしの場合は「拡大闘争委員会」という名の糾弾集会が三、四時間続きました。最初から「おまえのやったことは組織破壊行為だ」、「絶対に許さないぞ」と怒鳴られたのです。さらに、彼らは勤務中であろうとお構いなしで、恫喝してきました。わたしは当時、京浜東北線の電車に乗務していたのですが、その日は、大宮－大船間を往復する行路で、昼の休憩は蒲田駅で取りました。ただ、おそらく休憩室には東労組の組合員が待ち構えていると思ったので、改札の外で過ごしました。ところが乗車時間の五分位前、乗務位置に着こうとしたときに、休憩室の分会の役員が飛び出してきて、すごい目つきで睨み、こう凄んできました。『裏切り者め、責任とって組合辞めろ。組合辞めろということは会社も辞めろということだ。』そして勤務終了後もロッカー室で二人の分会員に囲まれ、『おまえ、ずいぶんふざけたことしてくれたな』、『グリーンユニオンとつるんで、組織破壊行為してくれたそうじゃねぇか』とさんざん怒鳴られた後、そのうちの一人にこう脅されたのです。『オレは革マルだ、ふざけんなよ』その言葉に、わたしはこんな脅しが毎日続くのかと思うと、恐ろしくて、運転にまったく集中できませんでした。こんな状態が毎日続けば、間違いなく事故に繋がるとも思いました。また、帰宅時も、彼らに自宅まで追い回されるのではないかと思うと恐怖を覚えました」・・・・・というものだった。結局、このＹ氏はＪＲ東日本を退職に追い込まれた。

  2007.07.29

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• ＪＲマングローブ(その１)

  いま、「マングローブ　－テロリストに乗っ取られたＪＲ東日本の真実－　」という本を読んでいる。この本は職場近くの蕎麦屋に「週刊現代」が置いてあり、僕は晩飯にソバを食べながらそれを読んでいて知っていた。週刊誌としては、異例の長さで連載されたドキュメンタリーであった。そして、それが最近単行本として１冊にまとめられて発売された。この本はかなり売れていて、大手の本屋を３件廻ってやっと購入できた。いま１日１００ページのペースで読んでいる。ＪＲ東日本は、約７５００キロの鉄道網を持ち、１日１６００万人が利用する「世界最大級の公共交通機関」である。そして、その組織に巣食うのが、ＪＲ東労組(東日本旅客鉄道労働組合)であり、そのトップに君臨し、絶対的権力を振るうのが「革マル派最高幹部」だといわれる松崎明氏である。以前、週刊文春が「ＪＲ東日本に巣食う妖怪」というタイトルで松崎氏を連載記事で追った。ところが、ＪＲ東日本は管内にあるキヨスクでの販売拒否という前代未聞の言論弾圧を行った。週刊誌の生命線であるキヨスクでの販売を拒否された文春は、連載を中止し、謝罪広告を発表した。数々のスキャンダルやスクープを掲載してきた週刊文春にとって、屈辱的な完全敗北であった。こうしてＪＲ東日本・革マル派松崎問題は、マスコミのタブーとなった。それを再度、緻密に取材活動を続けた著者の西岡研介氏が執筆し、日の目を見たのがこの本である。この本は実に興味深い。堕落しつづけた革命家・松崎氏とＪＲ東労組の姿がそこにある。つづきは次回に・・・。

  2007.07.28

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• 夏真っ盛り！

  近頃暑い！朝、通勤していて職場につくと汗ダラダラである。台風が過ぎて梅雨明けし、夏本番といった感じ。夏といえば・・・・。入道雲、朝顔、風鈴、蝉の鳴き声・・・。海水浴、花火、夏まつり・・・。こんな風景が頭に浮かぶ。音楽はレゲエだなぁ。ボヴ・マーリィあたりを。高校野球は真っ盛りで、高校球児は真っ黒に日焼けした顔で頑張っている。今年は世界陸上が大阪であるらしい。千住さんは、広島に出張。・・・・・・。８月６日は広島ではなく「ヒロシマ」の日となり、８月９日は長崎ではなく「ナガサキ」の日になる。万国共通の日という意味を込めて、カタカナ表記なんだね。これって忘れちゃいけないことだね６２年目の夏です。

  2007.07.24

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• ちょっと体調が・・・

  この前、血液検査をした。結果を見てビックリなんと中性脂肪の値が８６３！基準値が３０～１４９なので、約６倍の数値。｢はっ、はっ、はっぴゃくぅ～｣て感じ。こりゃイカン。そういえば最近、腹がドンドン出てきてるしなぁ・・・。また、γ－ＧＴＰの値は１６７。基準値が１０～４７なので、約４倍。あらら・・・・酒の飲みすぎかなぁ・・・。これは健康体を取り戻さねば。そこで、今日の昼食はチャンポン。仕事中は脂肪の吸収を抑える黒烏龍茶。そして、今日の夕食が写真の塩サバ定食だったのである。酒はのんでいない。

  2007.07.18

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• 泣ける一枚

  千住旋風児くんが書き込みをしていてくれていたので、もう１つ。ブルース良いわなぁ・・・。憂歌団なんかかなりはまったよ。｢シカゴ・バウンド｣っていう曲なんか泣けるわなぁ。酒なんかのみながら、ライブで聞いてみたいねシカゴブルースいいね。ロバートジョンソンのＣＤ持ってるよ。ブルースの創始者みたいな人だね。エリック・クラプトンも影響受けたとか言ってたけど・・・。でも、最近の若者ですごい奴、見つけたよ～。ノラ・ジョーンズっていう、ちょっとハスキーボイスの女の子。これがまた、ロックっていうか、ブルースっていうか・・・。とにかくメチャメチャ良いので、是非聞いてみて！写真がその、そのノラジョーンズのＣＤジャケット。コピーは｢世の中捨てたもんじゃない。僕にはノラ・ジョーンズがいる｣というものだった。

  2007.07.18

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• ビル・エヴァンス

  最近、ジャズを聞いている。なかなか良い。ジャズの良いところは、１．飽きない２．テンポがゆったりしている３．聞いていて落ち着くといったところかなぁ・・・。最近よく聞くのが、ビル・エヴァンスの｢ワルツ・フォー・デビィ｣。これは相当、昔のものだが、今でも全く遜色なく聞くことができる。それがまたジャズの良いところなのかもね。それに最近はジャズのＣＤが欲しくて、ジャズコーナーを眺めていると、昔の名盤が１，５００円で買えちゃったりするのである。

  2007.07.17

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• ムーミン

  千住旋風児くんがムーミンのパロディＴシャツの話をしていた。ムーミンってテレビでよく見ていたけど、ストーリーがさっぱり思い出せない。登場するのは、家族でムーミンパパとムーミンママ。麦藁帽子でギターを弾いてた渋い感じのスナフキン。オテンバでいじわるなミィ。ニョロニョロとした細長い生き物。そんなのが出てきていたなあ。ムーミンはカバだと思っていたが、実は妖精だという話も聞いたことがある。写真はムーミンの縫いぐるみだらけの喫茶店の写真。１つのテーブルに必ずムーミンがひとりいるのである。

  2007.06.15

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• ラルフ・ローレン

  ラルフ・ローレンの服が好きである。ラルフローレンとは実は人の名前で、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンクス出身のデザイナーの名前である。いわゆるニューヨークトラッドもの。ラルフローレンの略歴は、以下のとおり。ラルフローレン氏は、老舗の紳士服ブランド「ブルックス・ブラザーズ」にネクタイを売りこんだことから、ファッション・ビジネスに参加。日本にもありましたね～。青山通りに。なかなか敷居が高くて若かった僕は中に入れなかったけど・・・・。その後、６０年代に紳士服のブランド「ポロ」を立ち上げ、ネクタイやポロシャツ、スポーツウェアで有名になった。７０年代の後半に、映画「アニー・ホール」で、主演のウディ・アレンとダイアン・キートンが彼の服を着たことで「アニー・ホール・ルック」と称され一世を風靡した。(この映画見た)今日、クローゼットの中を見たらビックリラルフローレンだらけ。ボタンダウンシャツが２１着。セーターが９着。トレーナーが２着。ジャンパーが１着。ロングＴシャツが１着あった。よくもまぁ・・・という感じ。でも、好きなんだよなぁ・・・

  2007.06.08

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• 由布院・茶房「天井桟敷」

  先日、横浜のＦちゃんが来て、大分・由布院を訪れた。そこで亀の井旅館へ行った。ここの敷地には、いろんなお店がある。旅館はもちろん、レストラン・喫茶室・庭などで、散策してまわれるほど広い。この亀の井旅館は、ＮＨＫ朝の連ドラ「風のハルカ」に出てきた倉田旅館のモデルになったところ。「旅館 玉の湯」などと三大老舗旅館の１つと言われている。この旅館の敷地内に茶房「天井桟敷」がある。この店の窓から広がる景色は素晴らしい。店の雰囲気も落ち着いて良い。イスもゆったりしていてる。静かに、ゆっくり時間が流れる感じ

  2007.06.02

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• 由布院へ

  先日、横浜に住んでいるＦちゃんが来ていたので、大分・由布院に案内した。ここを訪れるのは何回目だろう・・・・。それでもここには、いろんなものがあって訪れるたびに新たな発見がある　金鱗湖の傍、亀の井旅館敷地内にあるレストラン「湯の岳庵」で食事をとる。食事は、豊後牛ステーキ１５０ｇを食べた。Ｆちゃんはミディアムレア、僕はミディアム。大粒の塩や粒マスタードを付けて食べる。もちろんそのまま食べてもおいしい。「旨いね～」とお互いに驚きながら食べたそのほか、ヤマメの塩辛とチーズの味噌漬けなど。これも旨かった。その後、同じ敷地内にある「茶房 天井桟敷」でお茶を飲む。Ｆちゃんはアールグレイ、僕はアイスコーヒー。Ｆちゃんは海千山千、波乱万丈な人生を歩んでいるので話がおもしろい。「いま有名人じゃなくても小説とか書いてるじゃない？自叙伝みたいなやつ。Ｆちゃんのはおもしろいから当ると思うよ。何か書いてみたら？」と僕が言うと、「ちょっとやめてよ。恥さらしだよ～」と言っていたＦちゃんだった

  2007.06.02

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• 深夜の叙々苑

  金曜日は遅くまで残業。Ｒちゃんからメールが届き、遅い晩メシを食べに行った。叙々苑で１時から４時頃まで延々、ビールと焼肉。一人焼肉をしたことがあるが、これってマズイ。やっぱ焼肉は、いろいろとおしゃべりしながら食べるのがウマイＲちゃんは焼肉が大好物。Ｒちゃんは唄を歌っていて、インディーズでＣＤを出している。それだけじゃ食えないから、他にも仕事をしている頑張り屋。ＣＤいっぱい売れると良いね。しかし叙々苑って、こんなに遅くまでやっているとは知らなかった。

  2007.05.20

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• パラダイス・カフェ

  千住旋風児くんの薦めで、中島みゆきの「パラダイス・カフェ」の中の曲で「永遠の嘘をついてくれ」というのを聴いてみた。難解だなぁ。何度も繰り返し聴いたが、よくわからなかった。その次の曲で、「ALONE,PLEASE」というのが良かった。詞はこんな感じ。　夜明け前に雪が降っていたよ　あなたに電話したいと思ったよ　きれいだねって　ただ言いたかった　あれからの君が心配だとか　そういうのいらないから　親切とか無理とか　そういうのいらないから　好きなことだけを追いかけて生きてね　知らなくていい　知らなくていい　泣いてること知らないで　灯りともし時のウィンドウの中に　あなたに似合うセーターを見ていたよ　もう私が贈るなんてできない　あたりまえの夢を見ることなんて　たやすいことじゃないね　甘えるとかすねるとか　そういうのあわないから　醒めた女だとあなたには見えたのね　知らなくていい　知らなくていい　泣いてること知らないで　・・・・とこんな感じ。　やっぱ、さすがだねぇ。

  2007.05.16

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• 名犬ジョリー

  軽井沢の近くで蕎麦屋に立ち寄った。この蕎麦屋の外にデカイ、シロクマのような犬がいた。ちょっと年寄りの犬で、地面にベタッと寝そべったりしている。人が近寄ると、もそっとゆっくり立ち上がる。すごく人懐っこい犬で、触っても何もいわずにじっとしている。デカくて、シロクマみたいだけど、可愛い名犬ジョリーなのでした

  2007.05.09

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• 軽井沢・中山のジャム

  軽井沢銀座にある中山という店でブルーベリージャムを買った。今日、ちょっと食べてみた。結構いける甘さ控えめで、僕には食べやすい。ジャムというとやたらと甘いものだと思っていたが、ここのものは、すっと口の中に入っていく。ブルーベリーの小さな果実がそのまま残っていた。この軽井沢の中山というお店は、明治３８年創業という伝統のあるお店である。職場のＳさんにも評判だったみたい。

  2007.05.09

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• 軽井沢銀座(その２)

  軽井沢銀座の続編。通りの真ん中くらいのところにパン屋がある。名前は「浅野屋」。ここのパンはすごくおいしい。な～んとこの店のフランスパンは、あのジョンレノンとオノ・ヨーコが買いに来て食べていたらしい。二人のお気に入りのフランスパンだったそうだ。

  2007.05.06

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• 軽井沢銀座

  東京→長野へ、友人Ｓくんの愛車アルファードで移動。同級生のお墓参りを終え、軽井沢銀座を散策した。ゴールデンウィークのせいもあって？、通りは大混雑。真っ直ぐ歩けないほど・・・。通りの雰囲気は、大分・湯布院に似ている。通りの幅はもっと広かったが・・・。興味をそそる店がたくさん立ち並んでいた。まずは、この通りの入り口付近の店でソフトクリームを食べた。この味が絶品だった。

  2007.05.06

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• 愉快な結婚式

  続・加藤登紀子のエピエード。かつて夫だった故 藤本敏夫から加藤登紀子へ送られたメッセージ。本当に短いメッセージだがジーンとくる。以下のものがそれである。　　君は僕たちの結婚記念日を知っていますか。　　知らなかったら覚えておいて下さい。　　多分５月６日です。　　昨年は確か土曜日だったはずです。　　君が中野に面会に来た日なのですが、机を間にして、　　立会人は職員が一人で、式は約１０分間で終わりました。　　神式でも仏式でもなく、いうならば官式で、　　それは愉快な結婚でありました。　　　　　　　　藤本敏夫

  2007.05.02

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• 新宿ゴールデン街

  「おかえり！」というテレビ番組を見た。おもしろかった。加藤登紀子が亡き夫、藤本敏夫との思い出をたどり京都、鴨川、新宿を巡っていくもの。６０年代後半に全国で学園紛争が吹き荒れた時代に２人は出会った。藤本は、東大生歌手として注目されていた加藤を仲間に引き込もうとコンタクトを取る。しかし加藤は、歌を政治の道具にしないでと申し出を一蹴する。その真っすぐな心に好感を持った藤本は加藤を誘い、朝まで酒を酌み交わした。やがて付き合うようになった2人だが、過酷な道をたどる。藤本は、その年に防衛庁と首相官邸を襲撃した首謀者として三年半の実刑判決を受ける。しかしその後、加藤の妊娠が判明する。2人は獄中結婚を選択する。加藤は歌と子育ての忙しいスケジュールを縫って、たびたび刑務所に足を運ぶことになる。藤本が「いつ生まれるんだ」と聞くと、加藤は「まぁ１２月頃」と答えると、藤本は「そうか、寒い頃だなぁ」と呟く。藤本は目標に向かって突き進む人で、あまり振り向いてくれなかったが、そんな彼を傍らで見ているのが幸せだったと加藤が語る。最後に藤本との思い出を振り返った場所が新宿ゴールデン街だった。学生の頃、僕もよくこの通りを歩いた。

  2007.04.29

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• 大好物

  おでんが大好物。特に写真の手前ふたつのものは“ギョウザ巻き”というもの。これは九州の特定の地域にしかない。東京のおでんでは、このネタはない。ギョーザをてんぷらで覆ったもので、すごくうまい。何個でもいけちゃうのであ～る。

  2007.04.28

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• ３４５，３８２，８１４，５４３円

  ３４５，３８２，８１４，５４３円って・・・・。これってうちの職場の決算額。すっすごい・・・・。

  2007.04.26

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• 本日は晴天ナリ

  昨日・今日は、ばかに天気が良い。春はこうでなくっちゃ・・・・。ビルやマンションの上空、真っ青な空に一本の白い線。ひこうき雲を見つけました。

  2007.04.15

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