1月の初め頃の話でございます。
ヤフオクで「ファミコン本体」をチェックしておりました。
するとどうでしょう。付属品と抱き合わせる格好で、なんと
「NEWファミコンに接続可・海外用FCコントローラー」が出品されているではないですか。
中古ですが、コピー品ではなく任天堂の純正品。
そこで私は思いました。
「ああ、持ちやすい旧ファミコンと同じ形状の四角形。
これを使ってシューティングゲームをプレイ出来たら、どんなに幸せなのだろう…」と。
入札の方は盛り上がりましたね~。
8ビット機を愛するソムリエ(ファミコン馬鹿)達が
お正月のテンションで競うように入札合戦。
私も「新年の運試しじゃ!行ったれ~」と、予想より少し高めの金額で参戦です。
で、届いたのがコレ
ヒューッ!良いじゃないの
他の付属品は「普通のNEWファミコン」中古と
プチプチで包む必要など全く無かった「ヒビの入ったACアダプター」
それと、今にも千切れそうな「中華製のパチモンケーブル」
コントローラー以外は特に詳しい説明も無く、これらも一緒に買わされました。
しかし、この海外仕様のコントローラー、異様にコードが長いです。
アメリカンなチビっ子達は、ハイテンションでゲームと一緒に部屋中を飛び跳ねるイメージ。
この位の長さがないと、きっと本体まで引きずって壊してしまうんでしょうね。クレイジーです。
で、早速接続。
往年のゲームファンならご存知であろうシューティングゲーム
日本物産の「テラクレスタ」を差し込みます。
自分の中では、ゼビウスやスターフォースと共に一時代を築いたこの作品。
ストーリーと言いますと「スターフォース」は、ラリオスをやっつけろ!
「レラクレスタ」は、宇宙世紀に入り地球は隆盛を極めていた…
しかし、全宇宙を手中にしようと企む宇宙魔王マンドラーが地球上に恐竜を蘇らせた。
マンドラーと恐竜群によって、地球人は地上に基地や武器を残し、海底へ移住を余儀なくされる。
そして時は流れ、地球人たちは再び輝く太陽と緑の大地を取り戻すべく
地球奪回組織テラクレスタを結成し、戦闘迎撃機ウイングギャリバーを完成・発進させた。
ウイングギャリバーは、大地に残された格納庫からパーツを奪還。
合体分離のフォーメーション攻撃を適度に加えながら、宇宙魔王マンドラーを目指す。
戦え! ウイングギャリバー! その緑の大地を取り戻す日が来るまで…という感じだそうな。
では、ゲームスタート。
あれ?ちょっと待って? 緑の大地じゃ無いのは別として
これ、なんか変、斜め移動が出来ないよ
4方向~♪ レバーがヨ~ン方向♪ 10秒もたない~
ちゅどーん!
駄菓子屋の悲哀をテーマにした「テラクレスタ@ミクさん」の歌から抜粋でございます。
ぎゅーっと押せば、ワンテンポ遅れて反応しない事も無いですが、基本的に4方向。
まさか、あの歌のような出来事を、このご時世に体験する羽目になるとは。
通電確認はしてあるよ!動くよ!との事でしたが、ココがヤフオクの恐ろしい所ですよ。
付属品の金額を差っ引いて、2個で約6.000円のコントローラーですか…
不良品なのに、たけーなオイ。
もう、中身を動くパチモン基盤に入れ替えて
すっトボけてオークションに蹴り戻してやろうかしら?
怒られそうなのでやらないけど。