パワースポット~風水×陰陽道の龍穴パワー☆日光東照宮
ここ最近、多すぎる趣味を普通の人間の寿命じゃこなしきれないことに悩み始めたT.TAKUYAです。ふと思いつき、日光東照宮に行って参りました。ふと、と言いましたが、明確なきっかけがあります。それは、先日NHK総合で放送されていた「ブラタモリ」を見て、すっごく行きたくなったからなのです。東照宮参拝は今回で2回目。ちょうど10年ぶりの参拝となりました。前回の記憶とブラタモリで御紹介されていたうんちくを確認しにレッツゴ―!現在修復作業中のところもあるので、10年前の写真を織り交ぜてご紹介します。では、日光についてあらためておさらいです。今では日光=東照宮として有名ですが、古くは奥にそびえる男体山(二荒山)を聖地とした山岳信仰、修験道の聖地でした。その開祖は勝道上人(735-817年)です。日光山自体も歴史は古く、さかのぼっていくと源義朝(源頼朝・義経の父)が造営しています。1616年(元和2年)、徳川家康が駿府(現在の静岡)で死去、その後家康の遺命により遺骸を駿河の国の久能山に葬られた後、翌1617年(元和3年)にここ日光に改葬。1634年(寛永11年)、3代将軍徳川家光が参拝後、1636年(寛永13年)の21年神忌にむけ大改装が行われた。これが現在みられる荘厳な社殿です。「東照宮」という称号(宮号)を賜ったのは1645年(正保2年)。そして、今年2016年は、家康没後400年にあたる大きな節目の年でもあるのです。↑勝道上人の像↑東照宮の入口にあるのは神橋。勝道上人が下を流れる大谷川を渡ろうと護摩を焚き、神仏の御加護を求めたところ、首に髑髏をかけた恐ろしい顔の深沙大王(じんじゃだいおう)が現れ、その手から青と赤の蛇を放つと美しい橋となりました。一行が橋を渡り終えると、二匹の蛇は空高く帰って行きました。その場所につくったのが、この神橋なのです。すがすがしい並木に囲まれた大きな坂道を登っていきます。ずっとずっと登っていきます。ずいぶん遠い気がしましたが、最後はすっと鳥居前に到着。もっと遠い気がしたはず。その秘密は、、、、遠近法です!鳥居の前(こちらからみると遠い方)の横線と手前側の横線、長さが違うのです。奥側が短く、手前が長いので実際の距離よりも長く見えるのです。そしてその先にそびえるのがこの大鳥居。江戸時代に作られた石造りの鳥居としては日本で最大です。どのくらい大きいかと言うと、上の「東照大権現」の額は畳一枚分もあります。なんとなく「へ~」って感じですが、もうひとつうんちくを述べるなら、この鳥居ははるか遠く九州福岡から、あの「軍師官兵衛」こと黒田官兵衛(孝高)の長男・黒田長政公が船で運んできたものです。ここにちゃんと書いてありました。やっと入口に到着!ちなみに拝観終了時刻が早いので、遠くから来られる方は要注意です。11月1日~3月31日 16時まで4月1日~10月31日 17時まで拝観受付は終了時刻30分前です。帰り際、悲しそうに門の前に立ちすくむ方を数名見かけました。。。。拝観料は大人(高校生以上)1,300円、小・中学生450円です。では、いざ境内へご参拝。左右から睨みつける仁王像にドキドキしながら、屋根の下で一礼し、顔をあげたその先には、、、これぞ桃山文化!と言わんばかりの豪華絢爛な建物が日の光に照らされ極彩色を放っておりました。ふと見ると、参道の左側の一見地味な建物の前に人だかりが!はい。みなさん御存じの「三猿」です。「見ざる・言わざる・聞かざる」と言うと、大人の世界の暗い処世術を思い浮かべますが、本来の意味は、「子どもの時は、世の中の悪いことを見ず、耳を傾けず、言ったりせず、素直なままに育ちなさい。」ということでした。一本とられました。ちなみにこの建物は神厩舎と言って、御神馬をつなぐ厩(うまや)です。昔から猿が馬を守ると言う言い伝えで猿を採用。8面の彫刻が人の一生を風刺しているとのことでした。はい。「パワースポット」という題名ですが、あまりぱっとしないこのブログ初?のそれらしい情報です。この参道が右に折れ曲がる角から、壇上にある陽明門を正面に見る場所、ここが日本でも有数のパワースポットなのです。これこれ!これです!現在修復中なので10年前の写真ですが、御利益はあるはず。。。この鉄灯篭、かの独眼竜こと伊達政宗公が、わざわざポルトガルから運んできた南蛮鉄で作り上げたシロモノなのです。現代で言うと、月の石でピラミッドを作る位のすごさなのです。さすが、「伊達もの」と世の人を言わしめた御方です。感服。その鉄灯篭の先には、今にも飛び立ちそうな鳥たちや満開に咲き誇る木々の彫刻がずらりと並んでいます。さあ、お待たせしました。階段を登って陽明門へ。残念ながら現在改修中なので、以前の写真です。この豪華絢爛な建物の上には何と508体もの彫刻があり、一日中見てても飽きない「日暮門」との別名があります。それぞれの彫刻にはそれぞれ意味・逸話があり、それこそここで語りつくすことは到底できないほどなので、スマホ片手に逸話を検索しながら一日中眺めていたいものです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~まだまだ先は長い!?ので、ここらで一旦一区切り。次回も有名なパワースポット写真を掲載します!