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何奴 仁

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July 2, 2004
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じっとりと、蒸し暑い日がつづく・・・
そんななかで試験を受けていた。

寺子屋の試験も今日でやっと終わった。
ちらほらと返ってきて点数をみて少しホッとする自分。

てすとなるものがやっと終わったというのに、今日の放課後は、ホントに辛かった。

・・・・・・・・・

好いた相手、だがそれも過去形となってしまった今では、二人きりになるのが辛くてしかたがない。

パタパタとスリッパの音を響かせて、鉄と剣心は草紙(写真)のことで集まった。(修学旅行の写真で間違いがあったため副班長と研修係がPC室に集められた。仁は研修係だった)
腕や足はべとついてしかたがない。
試験を受けている途中でも気になったものだ。


行くと、恵殿はまだ来ていなかった。(教員代理。前の恵とは別)
だがすぐにきて、班でまとまるように言った。

「・・・っ・・」
拙者は、うずくまりたくなった。

この時は、同じ班になったことを恨んだ。

-左之・・・
(この左之は元:恋人のTちゃんとしている)
いすをひいて、座った。
隣だが、距離を置くように自然となった。
近寄れなかった・・・
草紙を整理する二時間、左之助と剣心はほとんど口をきかなかった。
剣心は後ろの宗次郎と喋ってばかりだった。

-辛いのは、拙者だけなのだろうか・・・


鉄と、目があった。

口パクで、話した。

-辛い・・・?

-あぁ・・・

-がんばれ

-もう、いやだ・・・

左之助が平気な顔をしているのは、ホントに平気なのだろうか。
別れを切り出したのは剣心である。
左之の前の縁のことが、頭からはなれないのだ。

-こんな気持ちで、左之といっしょになっては・・・左之にわるい・・・

平気は振りをしても、心臓は大きくなる。
冷房は効いていて寒いくらいなのに、そう感じない・・・

ふっきれないわけではないのに・・・・

時に、本当にこの命を絶ちたくなる。

あぁ、誰かこの身を、心から愛してほしいよ・・・

誰か・・・



・・・・・・・・





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Last updated  July 3, 2004 12:14:23 AM
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