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テーマ:■■東京下町■■(1126)
カテゴリ:TV・映画・書籍・音楽・アート
ひきつづき。
こういう、おいしいものがいっぱい出てくる本、大好き♪ 仔羊の巣 創元推理文庫 著者:坂木司 出版社:東京創元社 サイズ:文庫/318p 発行年月:2006年06月 今回の見どころは、木村栄三郎氏宅でふるまわれる浅草スイーツの数々。 浅草・下町スイーツに関しては、下の書籍を参照していただくとして(手抜きかよ!)。 東京五つ星の手みやげ 著者:岸朝子 出版社:東京書籍 サイズ:単行本/255p 発行年月:2004年03月 金龍山 揚げ饅頭 お饅頭を温めなおす時、鳥井がトースターを使って、栄三郎氏に褒められていました。 ここは、おばあちゃん(もうすごいおとし)と、その息子さん(戦後すぐ養子になったらしい、このかたも結構おとし)が切り盛りするお店。 お店で買いたての揚げ饅頭ウマー♪ それと、切山椒。つまり「すあま」なんですけど、これがお茶請けにとってもいいんです。私はこれが好物です。 梅むら 豆かん キンキンに冷やすんじゃなくて、「ぬるい温度の冷たさを楽しむ菓子」と栄三郎氏が説明した、豆かん。 ここのお店のは、ホントに「豆」と「寒天」しか入ってません。缶詰のミカンとか一切なし。 だから、予備知識なく注文した人は、騙された感でいっぱいになるかも(笑)。 ちなみに、メニューには「豆かん」という名前では出てません。「豆寒天」だったかな? イートインも、お土産用もあります。お土産用のほうは近隣のデパートとかでも買えたような記憶が。 入山せんべい 利明くんが栄三郎氏にお目玉をくらった後、みんなでいただいたのが、このお煎餅。 仲見世のお店の、店頭で焼いてるんです。 お煎餅を焼いてるお店は他にもあるけど、やっぱここのは美味しいですよね。 焼きたてのヤツを1枚から買えるので、食べながらぶらぶらとお散歩するのも楽しいですよ。1枚120円。 仲見世は、こういう「持って食べ歩く用スイーツ」が充実しています。 このお煎餅とか、揚げ饅頭とか、人形焼とか、アイスキャンデーとか。 浅草に行くと、これにつかまらずには済まなくて、ついつい食べ過ぎちゃうんですよね……。 あ、ちなみに人形焼は、仲見世の一番奥の右側、「助六」のお隣のお店のヤツがお気に入りです。 ところで、栄三郎氏の住まいは、どのあたりなのかしら。 ・浅草近辺だけど、最寄駅は浅草駅じゃない ・浅草に近い住宅街 ・栄三郎氏は職人(ということは、昔からある町) ・若い頃に川向こうの奴と喧嘩した→住まいは隅田川の東側(押上とか)ではない ・東京メトロの駅が最寄駅 ・「浅草方面」がある路線(たぶん銀座線しかないと思う) 鳥井が初めて栄三郎氏の家に行く時「地上の路線を2駅乗って、営団の浅草方面の電車に乗り換えて、30分」という記述があったのです。 鳥井や坂木くんたちは東京の西側に住んでるとして(著者が吉祥寺のあたりに住んでおられるらしいので)。 明大前駅から井の頭線で渋谷まで行って(急行で2駅)、銀座線に乗り換えれば、渋谷から田原町駅までは30分くらいなのです。 ということで 「東京メトロ 銀座線 田原町駅」 ではないか? ……と推理したのですが、どうでしょう? はっ! ここまで書いて思い出したのですが 銀座線の渋谷駅って 「高架の上」 じゃありませんでしたっけ? 地下鉄に乗り換えるために階段を下り、ふわりと暖かいホームに立つと、鳥井がふうっと息をはいた。 (本文113ページ) 銀座線渋谷駅のホームまでは階段を「上がって」行くんでしたよね……。 むむむー わかんなくなってきた…… そうそう、ところで地下鉄と言えば、著者の坂木司さん、 「東京の地下鉄はもともと帝都高速度交通営団という会社からはじまっている。」 という記述がありましたが。 全くそこから東京の地下鉄史が「始まった」わけではないのです。 もともと民間企業として存在していた地下鉄2社(東京地下鉄道株式会社と東京高速鉄道)が、戦争の時に、国に接収されて「帝都高速度交通営団」になったのです。 だから、去年、東京メトロ(東京地下鉄株式会社)に変わったのは、ある意味「元に戻った」ってことになるのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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