テーマ:高校入試・高校受験(210)
カテゴリ:高校入試数学の問題
〇と書いてあるカードと、△と書いてあるカードが、それぞれたくさんある。これらのカードを、△と書いてあるカードが隣り合わないように横一列に並べていく。例えば3枚のカードの並べ方は〇〇〇、〇〇△、〇△〇、△〇〇、△〇△の5通りである。次の問に答えよ。
(1)4枚のカードの並べ方が何通りあるか求めよ。 (2)5枚のカードの並べ方が何通りあるか求めよ。 (3)n枚のカードの並べ方がはじめて200通りを超えるときのnの値を求めよ。 ![]() にほんブログ村 高校入試だけでなく、中学入試や大学入試でも昔からよく出される問題です。 (大学入試の出題例) 京都大学1999年前期文系数学第5問 京都大学2007年理系乙数学第1問 問2 (高校入試の出題例) 大阪星光学院高等学校2022年数学第4問 (中学入試の出題例) 大阪星光学院中学校2007年算数第4問(ラ・サール中学校1996年算数1日目第5問の表記が変わっただけの問題) 灘中学校1996年算数1日目第9問 ラ・サール中学校1997年算数1日目第4問 ラ・サール中学校2004年算数第4問 洛南高等学校附属中学校2024年算数第5問 上の出題例からわかるように、カードを並べるという表面的なことに本質があるわけではありません。 最難関中学校の受験生であればルーティーンワークと言える問題で、表(のようなもの)をかいてすぐに解けるはずです。 (3)はともかく、(1)と(2)は低学年の子でも解ける問題なので、キッズBEEにチャレンジする子は解いてみるとよいでしょう。 因みに、この問題を小学生向けの表現にしたものを教え子に出して、まず1枚の場合から考えてみようかとヒントを出したら、次のようにして解けていました。 1枚・・・〇、△の2通り 2枚・・・〇〇、〇△、△〇の3通り 3枚・・・5通り 4枚・・・〇〇〇〇、〇〇〇△、〇〇△〇、〇△〇〇、△〇〇〇、△〇△〇、△〇〇△、〇△〇△の8通り ここで、何か思うことはあるか尋ねると、2+3=5、3+5=8という規則性に気付いて、(3)も解けていました。 低学年の場合、このように手を動かして解くということが非常に大切です。 また、書き出して解く場合に、いきなり4枚とか5枚とかを考えるのではなく、小さい例から考えることが大切になります。だからこそ、まず1枚の場合から考えてみようかとヒントを出しているわけです。 もっとも、受験生なら、この程度の問題はもっと理論的にさっと解けないといけませんが・・・ 詳しくは、下記ページで。 慶應義塾志木高等学校2025年数学第3問(問題) 慶應義塾志木高等学校2025年数学第3問(解答・解説) 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談 中学受験算数の参考書・問題集 中学受験の参考書・問題集の書評 大阪・京都・神戸の中学受験プロ家庭教師なら、プロ家庭教師のPTへ ![]() 目で解く幾何(直線図形編)(高校への数学) ![]() 目で解く幾何(円・三平方編)(高校への数学) ![]() 目で解く幾何(立体・座標編)(高校への数学) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年03月22日 12時20分08秒
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