テーマ:数学(315)
カテゴリ:高校入試数学の問題
nは2以上の整数とします。
n以下の正の整数のうち、nとの最大公約数が1であるものの個数を<n>と表すことにします。 例えば、n=4のとき、4以下の整数のうち4との最大公約数が1であるものは1と3の2個なので、<4>=2です。 また、n=5のとき、<5>=4です。 次の問いに答えなさい。 (1)<99>を求めなさい。 (2)aは正の整数とします。n=3aのとき、<n>をnの式で表しなさい。 (3)a、bは正の整数とします。n=3a×5bのとき、<n>をnの式で表しなさい。 (4)a、bは正の整数とし、p、qはたがいに異なる素数とします。n=paqbのとき、<n>=24をみたす整数nのうち、100以下のものをすべて求めなさい。 (注) 正の→0より大きい 3a→3をa個かけあわせた数(他も同様) paqb→paとqbの積 ![]() にほんブログ村 オイラー関数にまつわる有名問題で、(1)~(3)は小学生でも秒殺できます。 ヴェン図をイメージしたり、1周期分調べたりして解く解法で処理したとしてもそれぞれの小問を解くのに1分もかからないでしょう。 実際、中学入試にも同じような問題(武蔵中学校2024年算数第1問(1)、洛南高等学校附属中学校2021年算数第2問(1)など)が出されていますからね。 ただ、(4)が面倒です(難しいのではありません)。 p、qに使える素数が2、3、5、7、13だけであることがすぐにわかるので、パワーで押し込むことも可能だと思いますが、面倒そうで、しかも、ミスが起こりそうなので、解説では、24に素因数2がたくさん含まれることに着眼し、唯一の素数2が含まれるかどうかで場合分けした上で、偶奇性を利用して解いています。 詳しくは、下記ページで。 筑波大学附属駒場高等学校2025年数学第2問(問題) 筑波大学附属駒場高等学校2025年数学第2問(解答・解説) 余裕のある人は次の一橋の問題も解いてみるとよいでしょう。 一橋大学2021年前期数学第1問(問題) 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談 中学受験算数の参考書・問題集 中学受験の参考書・問題集の書評 大阪・京都・神戸の中学受験プロ家庭教師なら、プロ家庭教師のPTへ ![]() 目で解く幾何(直線図形編)(高校への数学) ![]() 目で解く幾何(円・三平方編)(高校への数学) ![]() 目で解く幾何(立体・座標編)(高校への数学) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年04月07日 23時46分27秒
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