2006/08/11(金)00:04
どっちが飼い主?
散歩をしている様々な犬達を見ていると、人が犬を散歩に連れ出しているのではなく、
犬が人を散歩させてあげてる!みたいな光景を目にすることがありますね。
飼い主をグイグイ引っ張るように犬が先頭を歩き、後ろから斜めになりながら飼い主が
半分引きずられているような?姿で歩いている図です。
犬は、絶えず自分がリーダーになろうとする生き物で、上下関係が必須の動物。
これは本能なので、飼い主が必ずリーダーとならないといけません。
犬が飼い主より威張ってリーダーとなった場合、一時期「犬勢症候群(アルファー)」と言う
言葉を良く耳にしましたが、犬が飼い主の言うことを全く聞かなくなります。
都合の良いときだけ飼い主の言うことを聞き、それ以外は全く聞かず逆に逆らって抵抗
したり、激しく威嚇をしたり、果てには噛みついてくることもあります。
お散歩の時に飼い主が犬に引きずられている場合、明らかに犬の方が上位にいる印です。
顔見知りの犬同志が複数集まる場合、犬達の中で瞬時に上下関係が確立されていきます。
お尻の匂いを嗅いで優劣を即座につけますが、両方が引かなかった場合に喧嘩になることも
あります。但し、犬の場合は戦いで優劣がつけば、それ以上の無闇な争いはしません。
脅したりすることはあっても、負けた方が屈服すればそれ以上の事にはならないのです。
猫は??
集団で群れを作る習性のない猫は、決闘の末に優劣がついてそれっきり・・・ということはなく
何度でも決闘に発展してしまう事がおおいのです。
虫の好かないヤツ、気に入らない等々。明らかに力関係が見えてるにも関わらず、何度でも
飛びかかってしまうのです。野良猫同士の戦いの場合、酷い傷を負わせるのも猫の特徴。
犬は体格差がある場合は別ですが、相手に大怪我を負わせる事はほとんどないのです。
人間と犬との関係でも同じで、飼い主が権限を持つことが大事で、これが確立できないと
犬の飼育は非常に困難となってしまいます。
猫の場合は、ここまでハッキリと飼い主が権限を持つ必要性はありませんが、多少は人の
方が優位であると言うことを理解させておく方がいいでしょう。
特に、悪さをした時にハッキリと関係がわかる事が多いのです。こら!○×ちゃん!ダメ!と
声を掛けられた場合、はっ!として逃げるもしくは止める猫はOKですが、振り向きもしないで
ひたすら…という猫は、飼い主の言うことを聞く気は毛頭ありません。飼い主をやや小馬鹿に
しているので、振り向く必要も止める必要もないわけです。
「なついている」と「信頼尊敬されている」は、イコールではありません。
人が動物の召使いにならず、メリハリのある関係を保つことが重要だと思います。