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お昼休みに以前から気になっていた小説の前で買おうどうしようか
私は唸っていました。

片山恭一さんの「世界の中心で、愛をさけぶ」。

別に図書館で借りようと思えば借りれたんだけど
なんだか今日は妙にこの本に呼ばれているような気がしたのです。

「給料も入った事だし奮発して買おう!」と思うまで10分。
なんて私って小さい奴なんでしょう(笑)

購入してすぐに読み始めるととても切ない内容にチョットやられてしまいました。

恐るべし『片山恭一ワールド!!』

正直、死についてこんなに深く考えたのは友人のお葬式以来久しぶりでした。
読んでいた途中でふと思い出したのは
そのお葬式で友達が火葬場の近くまで行った時の話でした。

「火葬場で焼かれてる時煙があがってくるやろう?
 あの時に手を合わせて『じゃあな、生まれ変わったら又飲みに行こうな。ちゃんと成仏しろよ』って言ったんだよ。
 そしたら煙がポンってまるで返事したみたいに出てきてさ
 『分かったよ(笑)』って返事してくれたんじゃないかって
 俺にはそんな風に見えたし聞こえたよ。」

私はその時のことを何故か今でも印象深く覚えています。

肉体や形はなくとも、人の心にその人が在り続ける事で
死に行く人も自分も救われて行くのではないかと私は思います。

あくまでも私的な意見というか思いなので、読んで気分を悪くしたらごめんなさいね^^;







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最終更新日  2004年03月02日 01時30分10秒


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