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昨日は父の日だった。
出かけたついでに気持のよさそうな縞模様のシャツを買って帰ったら、うれしそうに着てみてまた箱に戻していた。 長袖なので、秋までは箱の中。 父が起業したのは、私が8歳のときだった。 それまでやっていた電気屋さんを人に譲り、急に帰りが遅くなったのを覚えている。 あのころの父はまだ30代で若くて、「ただいま~」という声とともに階段をかけあがるのを姉弟全員で迎えた。 どうにも忙しいときもあっただろうに、父が不在という感じがしたことは一度もない。 事務所にもよく連れて行ってくれたし、多分休みができるたびに私達と遊んでくれていたのだと思う。 本当に子煩悩だった。 いろいろ思い出していたら涙が出てしまった。 父は病気をして、今ではゆっくり歩く。 階段も一段ずつ。 父が起業した時代から四半世紀近くたつ。 病気も何もかも生活の中で、すべてが家庭で事足りる、あったかいふるさとを実現する。 次は私が。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.21 19:51:41
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