06/12/17【シンデレラ】
2006年12月15日 【シンデレラ】(新国立劇場バレエ)
(於:新国立劇場)
シンデレラ: アリーナ・コジョカル
王子: フェデリコ・ボネッリ
義理の姉たち: マシモ・アクリ、篠原聖一
仙女: 湯川麻美子
父親: 石井四郎
春の精: 西山裕子
夏の精: 西川貴子
秋の精: 高橋有里
冬の精: 寺島ひろみ
道化: グリゴリー・バリノフ
ナポレオン: 八幡顕光
ウェリントン: 市川透
王子の友人: 陳秀介、冨川直樹、江本拓、中村誠
金曜にいたく気に入ったので、また観て来ました。当日券なのにA席のめちゃめちゃ見やすい席でした。満足~。やっぱりなんといっても、コジョカルは激カワイイ!
これに尽きます。
父親を見る愛情こもった眼差しがたまらなくかわいい。
老女にパンを与える振る舞いがなによりも気高く崇高。(敬虔なクリスチャンもきっと叶わず)
ホウキに向ける瞳さえきらきらと輝いて、ホウキが照れるんじゃないかと思うほど。
舞踏会で王子に手を取られてステップを降りてきたくせに、舞い上がってて王子と気づいてないのがその顔にありありと。夢見心地の表情がうわずった気持ちそのままなのね。
目線を上目にしたまま階段をスローモーションのように降りるのはかなり緊張を強いられると思うのですが、プログラムにあるウェンディ・エリス・サムスが語るアシュトンの言葉に、『足の横側で階段の角を感じながら降りなさい』という助言があった、というので、今日はコジョカルの足もとにも注目して見てました。確かに足の側面で階段の角に触れながら降りてきているようでした。あとはもう、ボネッリのサポートを信じるのみ。泣き顔のような笑みのコジョカルと、まばゆいばかりの衣装のきらきらと、低速の緊張感で、とにもかくにもなんだか素晴しい~。(支離滅裂)
トリッキーで足を引っ掛けそうな、はっきりとキメをつくるポーズが多い振付はロイヤルらしいと言っていいのでしょーか。ロイヤルに詳しいわけではないけど、なんとなく。気持ち前のめりのアラベスクで手足が直線的になるポーズなんかを、サポートされてくるっ、ぴたっ、くるっ、ぴたっ、とキレよくキメられると、都さんの金平糖の精を思い出したりして。
えーと、その他細かいことははしょって......、以上。(はしょりすぎだ)
ただただコジョカルがかわいいと書きたかっただけです。
あ。ひとつだけ。
篠原聖一さん演ずる義理の姉(の妹)はホリケンに見えて仕方なかった。