バレエ【バヤデルカ】(シェスタコワ@ニキヤ) ~2幕から~
ようやく2幕。長い道のりだな~。婚約の儀のニキヤの舞いは悲しくて辛くて、ソロルに訴えかけるのに、ソロルはといえば目を合わすどころか、顔も上げられない。ニキヤは泣きながら踊っていたんじゃないかな。それなのに花篭を受け取ると、ソロルからだと思い込んで小躍りしてしまう。嬉しくて嬉しくて花が咲いたようなこぼれんばかりの笑顔。こういうところ、シェスタコワは全身で表現できる人なのよねー。二人の気持ちを知っているガムザッティはわざとソロルの手を取る。シェスタコワのガムとは違って、エフセーエワちゃんは意地悪でというより、ソロルが自分のことをどう思っているか不安で、『あたしを見て!』と必死な気持ちの裏返しだったのかも。1幕で奴隷と踊ったときのガムは「お父様、素敵な人を選んでくれてありがとう!私、結婚します!」てな感じで純な一面もあったしねー。毒蛇に刺されたニキヤに「あなたの仕業ね?」と指をさされたガムの反応。前日の、180度わざわざ振り返って「彼女を殺すのオーラ」を無言で投げつけるシェスタコワはホント~~~に怖かった。エフセーエワちゃんは、お父様の後ろに隠れて成り行きを見守る体制だった。強気なお嬢様だけどまだウブなのね。3幕。阿片を所望し礼儀正しく吸引なさるソロル。次第に力が抜けていき、「あぁ、、、」とルジが呻き声を漏らすのが私には聞こえた!(想像ですが)のけぞりぐったり横たわるお姿にしばし妄想タイム。影の王国の白いバレエにうっとり。ゆっくりとスロープを降りてくる幻影たちにここが現実の世界ではないことを強烈に印象づけられる。冷たい雪がしんしんと降り続いているような、白い清らかな幻想の世界。シェスタコワのニキヤが精霊のように美しくて、求めすぎると消えてしまいそうで、それだけで涙。白いヴェールを二人で持ったまま踊る様子は、ニキヤを大切に扱うようにヴェールを手繰り寄せたり、頭上に掲げたり。ルジの手さばきに愛を感じたね。前日はそうは思わなかったけど。それ故ヴェールを身にまとって退場するルジがツボです。自ら壊してしまったけれど、大事に大事に想っていることを伝えたかったんだな、ソロルは。もう涙なしには見れませんね。結婚の儀でガムと踊るソロルの腕に、ニキヤはそっと滑り込み、気配だけ残してそっとすり抜ける。魂の重さしかないかのような儚さ。ただポジションに収まるのではない、これも役作りなのか?前日ガムザッティだったとは思えません。シェスタコワ、恐るべし。花を散らす場面で思うこと。ペレンちゃんはまだ悲しみを引きずり未練たっぷりで、お願い、気づいて気づいて…と訴えモード。シェスタコワは幻影の場でお互いの気持ちを確かめ合って納得したのか、もう邪魔はしないから最後のお別れを言いに来ました、という風でした。ルジはどちらも未練たらたらでしたけど。ん~、だからいいのか。また観たい!すっごく観たい!とりあえず一杯書いてすっきりした~。こんなにずっと考え続けてると体力消耗するな。観るにも体力がいるのね。次に備えて筋トレでもするかっ。