1/31 レニングラード国立バレエ 【ジゼル】 タミー&シヴァコフ
来て良かった!!久々に泣いちゃいました。シヴァコフがこんなに素敵なアルベルトを演じるなんて、予想してなかった。一生懸命だけどイマイチ大根、なイメージは完全に払拭されました。民代さんのジゼルは民代さんなりのベストだったと思う。やはり彼女は女優であり、和風ジゼルが何故だか違和感なくしっくりくる。シヴァコフがタミーを本当に愛おしそうに見つめるので、ふたりがとても深い絆で結ばれているのだと思いました。カテコでもシヴァが民代さんを称え、とても紳士でした。パートナーを信じ敬愛し、心から演じるという、舞台人に必要で教科書に書いてない大事なことを、民代さんとのパートナーシップで学んだのかなぁー、などと思いました。タミーの大切な全幕最後の舞台を、こんな素敵なパートナーと感動的な舞台で締めくくれて、きっと本人もシヴァコフも満足だったでしょう。そう、感動的だったのですよ。シヴァだけじゃなく、舞台全体にずっと涙目でした。どうしてもシヴァ目線で観てたのは否定しませんが、やっぱり物語に愛があるとないとでは全く印象が違うから。一方的な愛だとちぐはぐ感があるし、平行線だとどんなにテクニックがすごくてものめり込めない。そういう意味で、心動かされるものがありました。観にいってよかったなぁ~。ふたり以外で特筆すべきは、シェスタコワのミルタ。怖いのなんのって。冷たくて威厳があって、目で睨むだけで震え上がらせる魔人のよう。誰にも逆らえない、容赦ない感じがゾクゾクするほど。前日のライモンダでのキラキラは冷却したらしく、ぴくりとも笑わない(ミルタが笑ったらそれはそれでオソロシイけど)。ずーーーっと目が威嚇してるんです。ウィリ達を統率、いや完全に操ってるよ、あれは。ステパノワよりもコワかったんですけど・・・・・・・・。いや、最高。次回があるなら、ジゼル:シェスタコワ、アルベルト:シヴァコフ、ミルタ:シェスタコワで観たい・・・・・・。(どーやって!?)会場は民代さんファンが大勢いるせいか、ミルタのヴァリは最初拍手が少なくて、一生懸命拍手したんだけど、圧倒されるくらい素晴らしい出来に終盤は拍手の嵐でした。美しくて凄みのあるミルタは、ちょっとこれまで観た中で一番かも。アルベルトの従者、オマールがこれまた好演でして、主人を心配してなんとか説得しようと必死だったり、うなだれたり、鬼火におののいて逃げ惑ったり、となかなかいい演技でした。すらっと細身でかっこいいので、こういう役も合いますね。オマールだから踊る場面が欲しかったけど、ハンサムな顔を拝めたのでよしということで。ハンスのペトゥホフ。髭面にするとペトゥホフに限らずオッサンになる率高いので、髭なしでもいいのにな。オマールの髭面と見分けがつかない。ジゼルに「なんでコイツと!婚約してるのか!」と詰め寄る激情ハンス。アルベルトに「おまえのせいだ!」と突き飛ばされて逆ギレするハンス。どっちも熱い。お墓に帽子を脱いで嘆き、鬼火には慌てふためいて退散。ミルタへの懇願。「オレ、ジゼルを失って弔いに来ただけなのに!」「失意のどん底なのに!」・・・そーだよねー。なかなか熱演してました。ペザントのヤパーロワとヤフニュークに拍手喝采。特にヤフニューク。明るい楽しい役だとこんなに生き生きとするのか。跳躍も高いし、ラインがきれいで、着地も気持ちいいくらいスパッと決まる。ヤパーロワを「どうだい、素敵な彼女だろう?」と周りに見せびらかすような仕草とか、楽しそうでいいですねー。(眠りの求婚者のときにもやってくれ)ヤパーロワとは細身同士、見た目の釣り合いもとれてて、陽のオーラ出まくりでした。その前に、タンバリン隊の先頭を切って登場したコリパエフ君。めっちゃ楽しそう~。彼の柔和な笑顔は、ほんわか幸せな雰囲気を醸し出してて何だかほのぼのした気持ちになってしまう。結構脇で演技してるんだよね。でも、ヤフニュークのソロを口開けて見てなかった?(無自覚な王子像と重なる・・)槍持ち隊とか貴族のカップルとかも、隅であれこれ細かい演技してるから、主役が舞台にいなくても目は忙しい。まだ誰か判別つかない人がいっぱいいるので、あれは誰なんだー、とかが多いけど。バチルドにジゼルがちょっと踊りを披露すると、脇にいる貴族が「おぉ、愛らしい」とばかりにやわらかく拍手して、隣にいるゴージャス美人の手をとるとか、ラッパ吹きが登場のときにほっぺた思いっきり膨らませてるとか、槍持ち隊がなにやら楽しそうだとか。まともな感想はもうちょっとまとめて書きたいけど、とりあえずup。1幕最後~2幕は涙浮かべつつ、なのでちょっとじんわり感動を味わいたいのでした。