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カテゴリ:映画
ジュリア・ロバーツ好きなのに見てなかった映画。なんとも不覚。

ジュリアがこれでアカデミー賞主演女優賞を獲ったのが当然、と今更大きくうなづく。

授賞式のジュリアは堂々としててカッコ良かったもんね。
腰に手をあてて、どーよ!?ポーズ。
”やっとあんたたちが実力を認めたのよ。ざまーみろだわ。これで文句は言わせないわよ。”ってね。
まっすぐ見据えた目力が強くて、自信に溢れたジュリアは素敵だった!

ジュリア演じるエリンの服装が潔くてこれまたcool! エリン・ブロコビッチ本人もcool!(DVD特典、ご本人のインタビューあり)
周りに反感買っても、注意されても、まるで動じない。超ミニスカが似合っちゃう御み足も、胸元の開きも全てが潔い。女性なら、見てて胸スカッ!じゃないだろうか。

スカッとした、といえば、相手側の弁護団相手にまくし立てるシーン。相手が気圧されて、水を一口…とコップを手にしたところでトドメを刺す、「特別に用意した、例の井戸水」に、相手一同、シ-------------ン。
以上!とファイルをバタンと閉じて一斉に立ち上がる様が気持ちいい。まさに一撃必殺!

「カカシ女」につっかかるところも、「カカシ女」が、エリンにダサいといわれた靴にこっそり目をやって ”確かめる”間合いも絶妙~。
靴以外にヘアスタイルもダッサい。ニワトリのトサカみたいで、いわゆる西洋風ひっ詰めでしょうか。エリート意識が高い、お堅い役にはピッタリでしたけど。

忙しいママにスネてた息子のマシュー。エリンが仕上げたレポートを目にした時のシーンは、言葉で多くは語らないけど好きな場面です。
自分と同じ年齢の子供が病気で、そのお母さんも病気なのに少なからずショックを受けるマシュー君。疲れてソファで休んでいる自分のママが、その人たちに手助けをしているんだと知ったとき、ママを見る目に尊敬の気持ちが芽生えてた。
こんな難しい感情表現をした子役はスゴイなー。
とりあえずお名前をメモ。 SCOTTY LEAVENWORTHくん。いい味出してました。おねーさんは好きです。

被害者のひとり、ドナ・ジェンセンも好きです。この女優さん(マージ・ヘンゲルバーガー)にはミシェル・ファイファー(結構好き)と似た雰囲気を感じました。
エリンが初めて会ったときのドナは、まだ何も疑っていない澄んだ目してる。事実を受け止めた時、困惑で顔がゆがみ、汚染された水のプールで遊んでいる子供達に金切り声をあげて止めに入る。(ここですでに涙)
良性だと信じてきた症状が嘘だったとわかり、「無念を晴らして」とエリンにすがった時の、やりきれない苦悶の表情に、またはらはらと涙。
ドナとエリンが心を通わせているのが唯一の救いでした。

病気の子供アナベルを見つめるジュリア(エリン)は慈愛に満ちていて、とても愛があふれていました。まるでマザー・テレサのようです。

気に食わない弁護士&カカシ女に "してやったり" だけど平然と決定的証拠を "プレゼント" するのも胸がスカーッとしてなんとも爽快。

最後に和解金が決まってドナに伝えた時、感謝の気持ちでエリンを抱きしめるシーンもとっても好きです。ドナの表情がすべてを語ってます。

DVDにはカットされた場面が別に収められてます。カットされたのが惜しい、いいシーンばかり。何故カットされたか解説付きバージョンまである。
なにしろ実話だから、どれも意味のあるシーンなわけで、さぞかし編集は大変だっただろうと思う。

今までこんなにいい作品を見なくてごめんね、ジュリア!(反省)







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最終更新日  2006年10月13日 02時20分38秒
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