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北海道のアウトドア!

万引き少年

今日は、いっちゃいます。僕の犯罪履歴を。。。。

 僕は万引きをしたことがあります。中学生の頃です・・・・・
とっても良くないこと。知っていてやってしまった。

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僕はその頃、とても悩んでいました。親は不仲でケンカばかり、省みられることがない自分。幸福とは言えない時間の積み重なりにあって、、、、


「僕は・・・どうして生まれて来てしまったの?」

「人はなんのために生きているの?」

「なんでこんなにも苦しいの。」


時すでに遅し。僕は親を信用していませんでした。

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すがるように、そして人生論を本屋さんに行っては立ち読みしました。

でも、毎日やってくる、汚い学生服を着たみすぼらしい少年に店主も、いつか業を煮やしたのでしょう。

「うちは商売なんだよ。本を買わないで立ち読みばかりはやめてくれ!」

って叱られる始末です。

 僕は武者小路実篤、トルストイ・ゲーテ・・・

人生論と名のつくもであれば、、、、と、、、何冊も何度も万引きしていました。お金がない僕には精一杯の冒険でした。もちろん悪いと知っていて・・・

 そして、答えがわからないまま時間が過ぎるのです。最後の結論は東洋の作家であれば「心」・西洋であれば「神」・これが結論です。

そんなことわかるはずないです。

僕の知りたいことが書いていないのです。罪悪感ばかりが残りました。14冊の本を抱えて、勇気を出して本屋へ謝りにに行きました。

 店主は目を丸くして驚いていましたが、本の題名を全部見て言いました。

「君は愛情に餓えているんだね。お金は大人になってから払いなさい。この本は、もう一度持ちかえって机にしまっておくんだよ。」

 店主は、どろぼうの僕に真剣に教えてくれました。

「貧乏で愛情が受けられない人がいる。たくさんいる。だから貧乏で愛情を受けられない人を助けることが出来るんだよ。人生ってそんなもんだ。君はそんな人になりなさいな。」

僕は謝った。勇気が必要だった。それでも彼は応えてくれたのです

「お前みたいなやつ、はじめてだ!だから教えるな!いいか、野球のルールブックを見ただけで野球が上手いと言われる人に成るだろうか?泥にまぎれて手にマメをつくって苦しまなければ野球は憶えられないんだ。」

「人生や幸福がどこにあってどんなものなのか知りたければ、生きてゆくんだ。一生懸命に生きていくと必ず見つかるんだよ。」

 外に送り出された僕はポカンとした後、何がなんだかわからないで涙ばかりが流れていたことを思い出します。

多聞14才の春のことで
した。
それから10年後、年老いた店主に僕は温泉の招待券を初めてのボーナスで贈りました。



 14冊の本は今はもう、手元にありません。一冊づつ、大切な友に贈りました。





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