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サラサラ日記

すべりこみアウト。 9




すべりこみアウト。 9  

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<ボクは何もしていない>


ボクは何もしていないのに
ずっとここでいつものボクでいたのに
ボクの周りでどんどん色んなことが起きていく。
ボクは途方に暮れたまま傍観者になりすます。
それでもボクは何もしていないのに
ずっとここでいつものボクのままだったのに
いつの間にかに当事者に。
ナニガオコルカワカラナイ。
ナニヲスベキカワカラナイ。




<確信>

確信が持てないと前に進めない。
確信なんて一番怪しいものなのに。



<遠いお別れ>

ボクのテーマはいつもここ。
見分けることができないらしい。
時間の流れは止められず、人の歩みも同じこと。
戻れる場所はもういない。
遠く、ここから、肩越しに
いつかのように、視線だけ
交わす言葉も ないグッバイ。


<いつかどこかで>

いつかどこかであうことがこのさきあったりするのかな。
いつかどこかでであってもぼくはしらないふりをする。
いつかどこかでであってもきみもきっとそうだろう。
だってぼくにはそうすべきりゆうがたくさんありすぎて。
だってきみにもそうすべきりゆうがどんどんふえている。



<道化>

キミがおどけてみせるたびにボクの心は救われる。
ボクが間違いだらけのこの道をここまで歩いた意味がある。
キミの笑顔に照らされて、僕の涙は砂になる。


<涙>

ちょっと涙がこぼれてきたのでここに書いておこう。
ほんとに辛い時はちゃんと見なくちゃだめだ。
辛い気持ちを肌で感じなくちゃ、あとでどうこうなんて出来ない。
ココロの奥の奥の底の底のほうに澱が沈んでしまって
もう二度とすくい上げることは出来ない。
時々片鱗は見える。
どこかにあるんだとわかる。
パーフェクトにピースが揃ってないことが。
でももうどうしようもできない。
あの時が勝負だったんだ。あの時じゃなきゃだめだったんだ。
時々こうして流れてくる涙を
もう誰にも告げることなく、自分ひとりでやり過ごすしかない。




<ライフ>

君と一緒にいたことに何かしら意味があったのならば
君と一緒にいないことにもきっと意味があるのだろう。
そっちへ行かなかったことに何か理由があったのならば
こっちへ来たことにも確かに理由があったのだろう。
僕が何故今ここにいるのか、君は知っているの?


<道標>


僕たちは長い時間を一緒に歩いた。
とても長くて一緒にいるのも忘れるほど。
僕はいろんなものに目を奪われる。
君も君の好きなものへと静かに突き進んでいたね。
いつどこにそれはあったのだろう。
僕は全然気付かなかった。
横を見ればいつも君がいると
いつの間にかに思い込んでいたから。
ある日隣に誰もいないことに愕然とした。
君は気付いていたの。
だとしたらいつ?
それはどこにあったの?


<確信>

やはりこのことに間違いはないのだと
渋滞の車の中で確信を得る。
何がきっかけになるかわからない。
湧き上がってくるそれをまた再び封印して
愛すべき我が家へと急ぐ。
それは確かに確かなものだけど
今このとき顕すべきものではなく。
今このとき顕れるはずもなく。
おそらく永遠に封印してしかるべきもの。


<赤ら顔>

赤ら顔のおじさんたちに囲まれて
その酒の匂いを体中に浴びながら
愛想笑いを浮かべるのが大嫌いだった。
おじさんたちは優しく愛にあふれていたが
ただただ酒臭くうっとおしかった。
上機嫌で色々と話しかけてくるのだ。
踊りを踊り、杯を回し、説教をする。
大嫌いだったそのお酒を
今、私は飲んでいい気分。
今ならおじさんたちの説教を嬉しく聞ける。
今ならおじさんたちと同じ酒をおいしく飲める。
今ならおじさんたちと踊りだって一緒に踊れる。
もう。
今となっては遅いのだけど。


<キエユクオモイデ>

僕らはしばらくのあいだ視線を盗んで時を過ごした。
誰にも気付かれぬよう誰もに気づいてもらえるよう。
注意深く探せば一日に何度もその一瞬は光る。
それだけで満たされてそれだけでは飽き足らず。
もう一度もう一度と何度もつぶやけばつぶやくほど
その光から遠ざかる。
二人は確かにあのとき一緒だったよね。
ずいぶん遠くに見えていたけど。
知らない間に同じ匂いをかいでいたよね。
今となっては遠い煙のような、消えゆく思いで。
キエユクオモイデ。


<夏の残り香>

夏の匂いをかぎながらいつも
秋の気配を待っている
夏から秋へ移るほんの一瞬に香る
あの残り香を逃さないように



<サヨナラ>

サヨナラと言ってケリをつけたい。
つないでもいない手を振りほどいて。
寄り添ってもいない心を閉ざして。
贈られてもない愛を拒んで。
一度でいいから走り抜けたかった。

僕たちはまだ出逢ってもいなかった。
出逢ってさえいないのにサヨナラが言えるはずもない。



<きつねになりたい>

知っとぉ?きつねのしっぽってふわふわなんよ。
あのね。きつねのしっぽってクルンッてまくらにもなるんよ。
あんなのまくらにして寝てみたいよね~。
いいよね~。きつねって。(心底ホレボレ)
きつねに生まれたかった~。
あ。
でも。
撃たれるかぁ~。(心底残念そう)



<不器用な愛>

不器用な愛は自由から僕を遠ざける
知らないうちに絡め取られて
これがそれかと気づいた頃には
無責任な束縛のクモの巣の中




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