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サラサラ日記

すべりこみアウト。13



すべりこみアウト。13


「さて」

さて次へ行くとしますか
のんびり眺めてた空の雲も
もうあんなところまで流れていきました

そろそろ腰を上げる時間です
あの雲の下まで行ってみるとしますか


「愛」

どんなに探しても
そこに愛がないので途方に暮れる


「時間」

それでもまた
今日という日は過ぎていくだろう
今日という日を終わらせて
新しい時間を生きる


「無心」

考えたら、ダメ。
考えたら、沈む。
考えたら、もう這い上がれない。
無心で進むんだ。
これまでみたいに。
今までと同じように。


「隙」

キミの優しさにつけこんで すすむこの道。

キミはほんとに優しい人。

困った人が 目の前に いたら キミは どうするの。

そんなところを そっと 陰から 見てみたい。

キミの優しさ 試すこの道。



「思い知るナミダ」

自分のことなのに自分でもわからない
そんな時が 人にはある 

自分のことなのに自分でもわかっていなかった

思い知るナミダ


「防御」

ふざけたふりして声かけたのに
真面目な顔で答えないで

ふざけたふりして近づいたのに
そんなにまっすぐ見つめないで

ふざけたふりしてやり過ごす
ボクの前をキミもどうか
わかったふりして立ち去って



「メロディは遠く流れる」

雨にぴったりのメロディが
ラジオから流れてきて
静かな気持ちになる

目にゴミが入ったから
メガネをはずして目をこすると
キミは黙って
ラジオのダイヤルを回す

泣いていたんじゃ
ないんだよ



「天井飾り」

ぐるぐると回り続ける天井飾り
ヘリコプターと・・・何か小さなもの。
180度をずっと保ったまま
くるくるくるくる追いかけあっている。
追っても追っても互いに追いつけない
まるで何かに似ているな
と思いつつ
遠い気持ちで眺めるベンチ。



「分岐点」

いつもいつも
気付くと分岐点を思い起こす。
あそこか。
いや、あそこだったか、と。
そうして
今まさに通り過ぎようとしている
分岐点に気が付かずに
アクセルを踏み込む足先。


「運命の命名」

この、すべりこみアウト。
書いてる自分こそが、すべりこみアウト。


「余韻」

キミの余韻に身を委ねる。
時間は等しく流れて
キミの先へは進めない。

並んでいたあの頃は
時間の流れにさえ気付かなかった。
冷たいアイスクリームは
舌の先で心地よく溶けた。
遠い駅ははあっという間につながれた。
長い線路の先には
それぞれのホームがあり
それぞれの乗り換えの電車が待っていた。

僕達はそうやって今も遠い夜更けを旅している。



「見つめられて」

見つめられてもあてどなく
キミの力にひれ伏して
ただ言い知れぬ色の中
予感の波に漂わす
ボクの背中に表れし
キミの余韻を隠すまじ


「的中」

アナタの瞳に射抜かれる
私の痛みはあてもなく
虚空を彷徨い果てしなく
夜のしじまにさんざめく


「願望」

アナタとしたかったことを考えてみた。

ただ並んで手をつないで歩きたかった。
ただ時々視線を交わしながらお茶を飲みたかった。
ただ夜空を見上げながら、遠い日のことを話したかった。
ただお互いのシアワセを確認しながら生きていたかった。
ただそれぞれが一生に一度の存在だと確認し合いたかった。

ただ、ただ、それだけでよかった。



「6年目の朝」


6年目の朝一番に
生まれたてのキミに
誰よりも早く
キミだけに

「おはよう」

大切なキミ
かけがえのない

ギュッと抱きしめてくれたその腕の
温みがボクの全てを
シンから温める

大切な意味
かけがえのない



「真夏のサンタクロース」

真夏のサンタクロースはどこにもいない
歌に乗ってやってきてはくれない

『奇跡は待っても起こらない』

奇跡は

待っても

起こらないのだ



「ホール」


あの日開けたピアスのあとを
指でそっとなぞる。
しばらく忘れて放っておいたけれど
ピアスの先でたどると
ふさがることなく開いていて
ピアスの先が反対側にスッと出た。
通り抜けられる穴が
まだそこにあった。
そっと
まだそこに。



「固」


何としてもぶち壊してしまいたいものと
命に代えても守り抜きたいものが
同じ一点に内在しているとき
人はどう生きていけばいいのだろう



「止まらない涙を笑おう」



果てのない大地を抱こう。

ちっぽけな自分を飛ばそう。

限りある笑顔に泣こう。

止まらない涙を笑おう。







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