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隣の芝生が青く見える。

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関西ゴルフ連盟が主催競技の参加者に異例の「服装規定」配布、賛否両論
 関西ゴルフ連盟(KGU)が、今季主催競技の参加者に「主催競技における服 装等規定」という文書を送付することになった。マナー違反の服装の横行に 業をにやし、その遵守をお願いするという主旨だが、これに対して周囲から は「歓迎」と「疑問」、賛否両論の声が挙がった。

 KGUが送付する文書は、冒頭に「基本的な考え方」と断ったうえで、競技者 はビジターであることを忘れず、会場のクラブの規定に従い、周囲に不快感 を与えるような服装は慎むこと。そして、「昨今は服装の乱れが目立ちます ので、競技者の皆さんにおかれましては、以下の服装規定等を遵守してくだ さい」として、入場時の上着(ジャケットまたはブレザー)の着用。プレー 時は、ハイネックの場合は襟高3センチ以上のもの(Tシャツと見間違えるも のは厳禁)。シャツの裾は外に出さないこと。酷暑期の半ズボンは着用可だ が、男性は必ずハイソックスを着用すること。テニス用パンツや男性の膝下 までのパンツ、女性のホットパンツは不可、といった具体的で細かな規定を 示し、最後に「日常も、本規定を基本としプレーされるようお願いします」 と結んである。

 競技参加者とはいえ、会員ではない一般ゴルファーに、服装に関する要請文が配布されることはきわめて珍しい。日本ゴルフ協会(JGA)はもちろん、 全国8つの地区ゴルフ連盟でも、これまで実施されたことはないようだ。

 「服装の問題が話し合われたことはないと思います。服装はJGAが管轄する 問題ではありませんから」(JGA事務局)

 「はなはだ不本意ながら」と強調しながらも、KGUが敢えてこの問題に踏み 込んだ理由を三谷賀一事務局長は、「昨年9月のある主催競技で、Tシャツと見まがうシャツに、街でよく見かけるポケットが外に付いたデザインの、ひざ下まであるパンツ。そして、ショートソックスで、どうみてもゴルファーの格好に見えない出場者がいて、役員の間で問題になったことがきっかけでした」と語る。

 そこで、主催競技の出場者にはあらかじめそれなりの服装をお願いするこ とになった。とはいえ、「それなりの服装」とだけ注意されても困るので、「あくまでも伝統的な基準を示したわけで、基本的には各クラブの規定に沿って、周囲に不快感を与えることのないよう配慮をお願いしたい。余りに相応しくない服装の人には、口頭での注意はあり得るでしょうね」(三谷氏)と語る。

 KGUによれば、この「服装規定」の配布は、多くのゴルフ場関係者が英断 と評し、歓迎する声が目立つそうだ。背景には、多くのゴルフ場が「営業 重視」の姿勢から、ビジターに服装を注意できないという苦々しい思いが あるようだ。「よくぞ、代わりに言ってくれた!」というわけである。

 もちろん、服装の乱れが問題になっているのは関西に限ったことではない。関東ゴルフ連盟でも、「正式な議題にはなっていませんが、確かにうちでも問題になっていることは事実です」(事務局)として、KGUの文書配布を 評価する声も一部で聞かれるという。

 パブリック選手権を主催する日本パブリックゴルフ場事業協会も「服装の マナー違反者の増加に対し、積極的に注意するよう関係者に呼びかけています。業界全体で基準作りを真剣に考えるべき時期かもしれませんね」(勝田武男事務局長)とし、KGUの文書に関心を示す。


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