カテゴリ:マナー・ルール関連
この前、うちのキャディさんが面白い話をしていた。
お客さんたち、つまりプレーヤーたちのルールの対処について、 パッティンググリーンで、 一度マークして拾い上げた球を (普通はキャディに球を拭いてもらうために一度マークすることが多い) また、インプレーに戻す。(リプレースする) そのあと、球が動いたように見えた、そうだ。 球が動いたように見えたときは、 動いてないかもしれないけれど、 念のため、球を置き直したほうがいいよね。 と、みんなで話をしていたらしい。 とても勝手な解釈である。 もっともらしく言っているように聞こえるが、 大きな間違いなので同調してはいけない。 いかにもルールを勉強したことがない人が、 言いそうなことだ。 球が動いたかどうかは、とても大切なことで、 動いたかもしれないから、 だから、念のため球を置き直しす、とは ルールブックを読んだことがない人がやることだ。 新規則の定義に「わかっている、または事実上確実」という用語がある。 わかっている=100% 事実上確実=95% 球が動いたのであれば、 確実に球が動いたのを「誰かが」見ていた、とか、 誰も見ていなくてもなんらかの場所を移動した証拠があるはずだ。 球が動いたことがわからない、 動いた証拠がない、 球が動いた原因の決定には、 95%以上が証拠として求められる。 パッティンググリーンで、球が動いたように見えたが、実際に動いたかどうかよくわからない、 95%の、「動いた」という証拠がなければ、 球は動いていないと扱われる。 動いていない球を、わずかでも違う場所に置き直すということは、 その球をストロークしたとき、 規則14.7の誤所からのプレーとなり、 プレーヤーは2罰打をうける。 よかれと思って、 もしかしたら、動いたかもしれないから、 念のために球を置き直すのがいいよね、 とは、 つまり、わざわざ自分に2罰打を課している行為にしか私には思えない。 ちなみに、「動いた」の定義は以下の通り 定義「動いた」 止まっている球が元の箇所を離れて他の箇所に止まり、それが肉眼によって見ることができる(誰かが実際にそれを見ていたかどうかにかかわらず)場合。このことは球が元の箇所を離れ、上下、水平、どの方向に動いたかにかかわらず適用する。 球が揺れている(または振動している)だけで、元の箇所に留まっている、または戻っている場合、その球は動いたことにはならない。 球が動いたかどうかの原因の決定は規則9.2で扱われている。 合わせて確認してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 9, 2020 09:29:57 PM
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