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2016.06.19
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テーマ:ニュース(621)
カテゴリ:出来事
日米地位協定について、どのくらい我々は知っているのだろうか。


この文書は、日本ではなく米国の国立図書館で日本人研究者が見つけたものである。


これは大変な文書であるということで、日本国内で知れ渡ることとなったが、日本政府が公表してこなかった密約でもある。


当然、国内世論の反発を考慮してのことだが、敗戦国の圧倒的立場の悪さを反映した密約でもあった。


そこには、起きな影響を及ぼすような犯罪でない限り、米兵への訴追権を放棄するというような内容の文が含まれている。


現実的には、殺人等は起訴出来ても、それ以外はほどんど起訴出来ていない、実際には起訴率0%なのだと言う。


これは刑事事件の不起訴率99.9%よりもすごいと言わざるを得ない。


治外法権という言葉で守られている米兵士は、逮捕することも出来なかったし、日本国憲法で裁くことも出来なかった。


一歩基地に入ってしまえば、追っていくことすらできなかったのである。


いくつかの重大事件で世論が動き、ほんのわずかづつだけれど改正はされてきた。


しかしこの歴史を沖縄以外の本土の人間は、ほとんど知らない。


沖縄問題は、今も昭和を背負って生きているのだ。





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Last updated  2016.06.19 22:56:41
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