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カテゴリ:本レビュー


ぼくの少年刑務所暮らし 福島翔六
三交社

「覚醒剤取締法違反」
塀の中で僕を待っていたのは
刑務所生活を「仕事」と割り切る少年ヤクザ。
男同士のカップル。
食事の取引や殴り合いのケンカで懲罰に挙がる者。
そして人情味あふれる熱血漢先生。
僕も人をからかったり、悪ふざけをしたり
時には陰険ないじめにあったりもする。
待ちに待った仮釈放の日。
塀の外に出た僕が向かったところは―。

著者の経験話なので一見ドキュメントですが
本人曰く、あくまでも小説なんだそう。
確かに小説の棚にあったので手にしましたが
読んでみると素人が書いたドキュメント本にしか見えず。
小説というならば、最後のオチはいまいち。
結局なんなの?という印象がぬぐえませんでした。
そういう経験を生かして貫井徳郎さんの
【空白の叫び】のような作品を書いて欲しかったですね。

【BOOK詳細】ぼくの少年刑務所暮らし 福島翔六





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Last updated  2008.04.24 12:54:59
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