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2006年04月05日
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カテゴリ:白夜行
感想の方にも書いたのですが、最終回満足ではありましたが、納得できないところはありました。
でもこれはあくまでももっと質を高められたであろう残念な点についてであり、今シーズンのドラマの中で唯一最後まで見た、いろいろ考えさせてくれたドラマという点で、白夜行への評価は高いです。


でも一言…。


<最終回総括>

最終回、まずあきらかに時間が足りなかったはず。10分でも延長できれば違ったのではないかな。
前半ご都合主義が目立ちました(後述)。


ただそれでも満足できたのは、自分が疑問に持っていた雪穂と亮司の関係性(純愛)への疑問が解けたからではないかと思います。


白夜行のテーマは純愛と罪と罰であったはずだったのですが、9話と10話で大分親の責任、社会の責任の方に話の振り子が触れていました。それは罪を繰り返していく彼らとその原点を考えると避けては通れないテーマ。


だけど、雪穂と亮司が全く会わない中で、そういう話が続いていくので、疑問が大きくなっていた。


10話の最終回に向けた期待のコメントととして私は書きました。

亮司の雪穂への愛、雪穂の亮司への愛、二人の絆がどう描かれていくのか、雪穂がどのような道を選択するのか。



だから最終回の短い時間の中で、きちんと子どものころの誓いそのままに、必死に亮司を太陽の中に戻そうと生きる雪穂と死んでいこうとする亮司の間違った「愛」を見せてくれたこと、

そこに誰にも踏み込めない聖域のような自己完結的な関係性が見て取れたことで満足できました。



あの父殺しと母殺しがなければここまで純化し、強くなることはなかった断ち切れない絆が二人を閉じ込めていたことが悲劇でした。





ではなにが不満だったのか。


<最終回の疑問>

1 雪穂は亮司の遺言を知らなかったのか。

雪穂は篠塚に亮司の遺言を見せられて、自首の決意を一度は固めます。だけど、自分でHPを作ってまで亮司にメッセージを発信していた雪穂が大江図書館のBBSをのぞいていなかったとは考えにくい。

自身も一度書き込んでいるし。ここは過去ログが全部遡れず見逃していたと考えることにします。
でも亮司が行方不明になった時期と前後して遺言の書き込みがあったはずなので、
雪穂は見ていないと不自然かも。篠塚に渡されたのが初見だったのでしょうか。



2 友彦再登場

友彦の再登場はでした。本当は10話にも出る予定だったと聞いたことがあるので、時間の関係でカットされたんでしょう。江利子や菊池に話を聞きにいくのと同様に、10話で友彦にも話を聞きに行くシーンがあったのではないでしょうか。

それで友彦は本当のことを話す気になったとか。

それでないと、急な友彦の登場は強引過ぎて、TBSの大人の事情という風に解釈されることにもなりかねないし。

友彦のせいで亮司が指名手配になるというのは、亮司の甘さゆえかもしれないけど、不満でした。
それよりも最期に別れてから5年?たってるのに、全く年取っていない小出君はいかがなもんでしょう(笑)。何やっても後ろ暗かったといいつつ、能天気そうだし。

菊池君役の田中圭君と江利子役の大塚ちひろちゃんがちゃんと老けていただけに、がっかりでした。小出君はもう一度でない方が、うまい役者さんだったなという印象が残りました。残念。



3 謎の外国人との同居

この辺はもう流すしかないですよね(笑)。あなた一体誰?なんでサンタクロースの衣装押入れに持ってるの?とか。この辺はもう結構しょうがなかったのか。まあ、安い日雇い?でもやって暮らしてたってことなのかもしれないけど、びっくり!です。


ただ説明もなく外国人=不法就労のような描き方は偏見を助長するだけだし、これも現実社会のグロテスクなまなざしを意図しないまでもさらけ出してますね。



4 個人情報保護

笹垣も典子も会社に秋吉の情報聞きに行ってますが、もう話が2005年12月に入ってきているので、かなり個人情報保護が進んでいると思われます(笑)。
会社にいろんな人が住所教えてくれってやってきて、もしそれがストーカーだったら?そんなに簡単に個人情報教えんでくれー!


5 松浦の死体

これはあのあと埋めなおしたんでしょうか?お母さんは割りと簡単に松浦を見つけたような気がしたんですが、笹垣は結構掘ってましたねー。


6 手をつないだきり絵

マンションに残ってたって、亮司のくれた大切なものですよ!雪穂忘れてきたんですか?




7 初恋エピソード


篠塚さんの会社の社員。写真の下に初恋の人の写真隠すなんて、ありえねーだろ!
きもーい。ご都合主義みーっけ。


8 典子の妊娠

これもね、ちょっとご都合主義でした。
山田君の事件があってもなくて、えーっと思ったと思う。だって典子は一度中絶してるから、
普通よりも妊娠しにくいはず。それが一回の性交で妊娠できるかって。
まあ、すごい妊娠体質だったのかもしれないけど、年も年だし(笑)考えづらい。
この辺はなんだかなー。


最後の方偶然続きのエピソードになってたし。子どもの話はなしにしてもその後の亮司と笹垣のやり取りは十分見ごたえがあったと思うし、蛇足だったと思います。



そもそも原作の亮司と雪穂の関係性を大きく変更させる点だけに、
ラストシーンありきで強引に持って行き過ぎた気がします。




書き出したら結構ありましたね(笑)。特に最後のシーンの意味が私には不明だったので、あのラストシーンのために設定変更したのはいただけませんでした。

続編もいりません。




最後に…。

<キャスト>
緻密な脚本というよりも、演技によってものすごく質の高いレベルにまで押し上げられていたドラマだったと思います。森下さんは人間造形、感情表現については秀逸なセリフを書かれるし、
何度もそう来るかと、ドキッとさせられました。けれどキャストがなによりすごかった。



武田さん、渡部さん、麻生さん、八千草さん、本当に素晴らしかった。役というよりもリアリティをもってそこにその人物が存在しているとしか感じられなかった。


綾瀬さんは雪穂として圧倒的に綺麗でした。これってヒロインとしてとても重要だと思います。綾瀬さんにしか亮司が人生をささげてしまう雪穂はつとまらなかったと思うし、好演でした。


ただ福田麻由子ちゃんが凄すぎたのはちょっとかわいそうでしたね。
彼女はそこに立っているだけで、雪穂でした。

幼少時代限定と高校生から大人の女性までのキャラの変遷を描くのでは全くもって難しさが違うので、比べるのは不公平です。


ただ闇を抱えた雪穂としての空気感を福田さんが余りにも凄みを持って体現していたことを考えると、綾瀬さんには正直物足りなさも残りました。というか綾瀬さんは難役に挑戦し、めきめきと成長し、一貫性のないキャラをうまく演じ分けていた。

だけど1話以降の脚本で、雪穂の造形が亮司に比べると浅かったのではないかという気がしています。

これは亮司視点でドラマを終始見ていた私の問題かもしれません。


山田孝之についてはもう言うことありません。セリフの少ないこんな難しい役、
彼にしかできなかったと思います。特に前半のヘタレさ、中盤の葛藤、後半の孤独と絶望、静かな抑えた演技で素晴らしかった。

山田君はどんなシーンもサラッとやってのけるので、あまり注目されませんでしたが、ベットシーン初挑戦でしたよね。まだまだぎこちなさがあるけれど、体当たりでとてもよかったと思う。殺人の狂気、それによって自分も傷ついていく様、見事でした。





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最終更新日  2006年04月05日 13時27分15秒
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