2006/07/18(火)21:22
INVITATION
タイヨウのウタ視聴後すぐの感想は、思ったより糞ドラマ(笑)じゃなかった安心感で、
かなりうかれた感想になっていたけれど(笑)、なんでドラマにすんなり入り込めたか少し考えてみた。
そしてある意味ドラマ以上に、主題歌とOPに胸をきゅんとさせられたことがすごく大きいと思ったので、主題歌について感想を書いておきたい。
まず青いけむるような画面にタイトルが現れ、
イントロが入った時点で、かなり胸騒ぎ感をかきたてられた。
そこから路面電車で走り出す映像。夏に向かって、海に向かって走り出す電車。
うだるような地も静まり、ほの暗い日の出前
いつもの通り道で待ち合わせみんなでしよう
夏だからボーダーか、焼けた肌か、ワンピース
個性はないけれど可愛くてうらやましい
みんな前見てる隙に、ぎゅっと手を引いてほしいんだ
ここの歌詞で撃沈だったのだ(笑)。
もう二度とは帰れないあの夏の思い出がぶわーとよみがえってしまった。
夏の夜、二人でずっとひたすら歩き続けて、手をつないで欲しいのに言い出せなかったこと、みんなとお祭りにいったのに、みんなとは少し距離をとりながら歩いて、誰にも気がつかれないようにそっと手をつないだこと。
そんな懐かしい記憶の欠片がキラキラとふってきた。
そしてそんな甘酸っぱい恋を孝治と薫もきっとしていくんだと思った。
路面電車に乗りどこまで走りぬけよう
どうせ海岸かそこら辺り
花火でもしましょう。手に持ってはいけないのに
振り回し気をひく、よくある景色が熱い
ここもきた。海、花火、海岸といったらほんとうによくあるシチュエーションなのに
個人的な夏の思い出がありすぎて。情景がはっきりと浮かんできた。
これでもう一気に夏モード、恋愛モードへと引き込まれていった。
そして、最後の歌詞が…。
もしかしたら僕ら最後かもしれないけど
頭の中ではずっと続いていくFUN TIME
タイトルバックの中では太陽の光の中で、キラキラと輝く薫と4人の愛すべき馬鹿たちのバンド姿。
ドラマの中ではいつも長袖で出歩いている薫。その薫がノースリーブで、
太陽の下で笑顔で輝いている。
その傍らで微笑む孝治。
それは最後かもしれないけど、想い出は続いていく。
映画のラストとも重なるような歌詞に、グッときた(笑)。
この時点でドラマ開始時点での私のいろんな不満はぶっとんでしまった。
なんでまた柴咲コウとセット販売なんだよという不信感があっさり吹っ飛んだ。
そして今は迷いの中にいて、暗く影をまとった孝治や薫たちだけど、
最後までにはこんな風にキラキラ輝いていくんだろう。そんな風に思えた。
だからドラマに対して寛大な気持ちで見ていこうと、いや寛大どころか自分の夏の思い出を
重ね合わせて見ちゃうなー、これはと思ったんです。
INVITATIONによって、今年の夏が始まった!そして孝治と一緒にこの夏を駆け抜けよう
そんな風に思ってドラマに入り込んでいった私です。