ＳＡＲＡＳＡ日より　

関東地方ではTBSで「世界の中心で愛をさけぶ」の再放送中。
本放送ではまれずに、DVD鑑賞した私にとっては、CMで区切られる中での視聴というのも
また楽しく、録画して楽しんでいます。



セカチュー製作発表時の朔ちゃん
何気にお気に入りです。


セカチューは見返すたびに新しい発見や、妄想が浮かんできます。
いくつかの謎を「セカチューの不思議」シリーズ！と題して、考えてみたいです。


＜＜サクって呼んでいい？＞＞

第1話で、亜紀はサクに赤いチェックの傘を貸します。
家が見えるところに来ると「ここでいい」と断って、一人足早に駆け出します。




そして途中振り返って、「松本くん。サクって呼んでいい？」と大きな声で尋ねる。




ハニカミ朔


帰宅し、母に傘はと聞かれ、「学校に忘れた」と嘘をつく亜紀。

（嘘ばっかりついてる亜紀という設定がちゃんとでてますね）。


「うーそ。さっき声大きかったわよ」「ばれないようにしなさいよ」

嘘もお見通しのママ。


綾子ママは3話でも「なんでサクって呼んでいいなの？」と亜紀をからかっている。

ということで、明らかに綾子ママは、例の雨の中のやり取りを聞いてます。


これははじめてみた時から、「ん？」とひっかかっていたんだけど、
ずっと何に引っかかっているのかわからなかった。何度か見て、
実際に亜紀の家の近所にも行ってみてようやく分かった。



いくら亜紀が大声でも、あそこから家の中まで「サクって呼んでいい？」が
聞こえてくるんだろうか？




雨だし。


窓閉めてるだろうし。


そこで勝手に考えたのは、綾子ママは家の外で亜紀を待っていたのではないかなということ。
薄暗くなる中いつもより少し帰りが遅い亜紀の様子を、綾子ママは玄関や門のところで
伺っていたんじゃ…。



亜紀が一人娘の設定を考えると、そんな風にして大切に、大切に亜紀を育ててきたんじゃないのかな…。



もちろんそんな映像は全くないんですけどね…。


自分の父親も母親も、とにかく過保護というか心配性で、
思春期のころは塾の帰り道に友達と買い食いして、帰りがちょっとでも遅くなろうものなら、
よく門のところでうろうろして待っていました。


家の近くまで帰ってきて、門のところに父親か母親が立っているのを見つけると、
罪悪感でちくっと胸が痛む反面、なんだかとても嬉しくなって必死で自転車をこいで。
だからあの日、綾子ママも…なんて考えたりしました。



こんな風にいつもそんな背景を勝手に入れ込みながら物語を見進めては、





「お母さんはいてね…」のシーンで号泣してしまう私です。