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という中谷美紀さんの書いたエッセイ本を読んだ。
きっかけは、ま、例によっていつものごとく山田君である。 今回の一連のブログで、彼はかなり哲学的で、ユニークな文章を書くことができることがよく分かった。それで、いずれは山田君は自分の撮った写真に文を添える、フォトエッセイみたいなものを出版したらいいんじゃなんて思ったりした。 で、事務所の先輩はどんな本を出したりしてるのかな・・・とて手に取ったのが「ないものねだり」だった。 この本は面白いし、とってもためになったので、お奨め! 面白いというのは、エッセイなので、中谷さんの身近でできたできごとが、出演作と関連してとてもセンスのよい言葉でつづられているので、あの撮影のときはこうだったのね・・・ということが楽しく読める。 また役作り、女っぷりを上げるために努力している様子も自然につづられていて、まさに女として優れている女優と唸らされる、本当に心の美しい素敵な人(あと意外に食いしん坊w)。 で、特にぐっときたのは、「雨鱒の川」と言う映画での須賀健太くんとのエピソード。 で、爆笑したのは、山田君との共演作「電車男」でのエピソード。 電車男の現場でのエピソードはあまりにも面白くて、電車の中で何度も思い出し笑いをして困った。山田君にはあんまり関係ないけど・・・。 で、ためになったというのは、「役者」という仕事の面白さや孤独について。 山田君が、中谷さんと同じとは思わないけど・・・、自分の体に別の人格を入れるという作業の影響や、感受性が優れているゆえの悩みのようなものは、そこかしこから伺えてとても興味深かった。 例えば、 「ひとつの作品に携わることはまるでひとりの人を愛するかのように愛しく、切ない。この先いくつの作品に出会い、別れるのだろう。」 「仕事場では、顔色を気にして本当のことを言ってくれない人もたくさんいる。こちらもそれに気づかずにいられれば、気楽で幸せなものだけれど、演じるという仕事柄、人の言動と腹の内の差には敏感に反応してしまう。そこで突っ込むこともあるけれど、相手が本心を言わぬことを選んだのだからと気づかぬフリを決め込むと非常に虚しい気持ちになる」 こんな感じに。 あんまり書いてしまうと、著作権にひっかかるだろう(もう十分引っかかっているか?)から、この辺でやめておくけれど、山田君の「生活費が心配・・・」発言と重なるようなことを、中谷さんも最後の「ないものねだり」のエピソードで書いていて、山田君の悩みも何も特殊なことではないんだということがよく分かる。 あとは、 「原作がどんなに良くとも、作品を取り巻く環境次第で内容のよしあしは変ってしまうものだから・・・」という記述がでてくる。 今年は、同じ東宝でありながら、「クローズZERO」と「その彼」の両作品を見る中で、この言葉をひしひしと実感せざるを得ない思いをファンとしてもしてきただけに、製作・宣伝一体となって盛り上がっていくような作品をいつも選べるわけではない難しさというのも感じさせられた。 あとは、電車男の現場がほぼ睡眠時間3時間であったエピソードが出てきて、山田君が作品中、ものすごく太って見えるシーンなどが謎だったけど、睡眠不足ゆえのむくみだったのか?と思えば納得もできた。 さてさて、12月20日(?)には、毎年恒例のJUNONの年末インタビュー記事がでるらしいことを教えてもらった。 充実した一年の終わりに、山田君の口からどんな言葉が聞けるのか、楽しみにしたい。 私は、中谷さんの「嫌われ松子の一年」も読んでみようかな。 いつか山田君もそんな本を出すことを夢見て・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
こんばんわ、何だか興味深けな感じですね。
役者というかクリエイターにとって結果が全てでそれによってのみ評価されうるべきだという思いもある一方で、こういう心の内面というか、どういう思いでそれに取り組み作り出してきたのかという話を聞くのもとても好きです でね、今回のクローズやブログでの発言で、少し前に観た映画のラスト近くでどっかの詩人(?)の言葉を引用したセリフがあって 「人は冒険をやめてはならぬ 長い冒険の果てに出発点へ辿り着くのだから そして初めて居場所を知るのだ」という言葉を思い出しました。 自分の勝手な解釈なんだけど居場所を知るというのは自分の今の能力や立ち位置を知るっていう意味で 今までは、その時に自分の出来る限りまでやることで自分の居場所を知ることが出来ると思っていました。 でもその前の冒険伝々というくだりには自分が感じたクローズ山田とも重なるものがあって、ちょっと考えさせられた。 冒険新しいことへ常に身を委ね続け、その上で再認識する自分の原点と今の自分。そして自分の進むべき道を知りまた冒険する、その繰り返し。 山田くんの演技が好きなんだけど、それと同じくらい役者としての思いも、決してまだ年が若いこともあって完璧じゃないけど完璧じゃないからこそ自分に投影する部分もあって惹かれる。 だから時々もれつたわる山田くんの言葉を密かに楽しみにしています^^ (2007年12月07日 00時42分25秒)
Kさん、おはよ!
すんごくお勧めです、本。 製作の裏側・・・というのも面白いですね~。 以前は、「け、つまらん!」とかいう評価で切って捨てたりしていたけど(その方が楽だし・・・)、そういう批判的な目はもちつつも、いろんな状況に思いをはせるのも楽しいものです。 >「人は冒険をやめてはならぬ >長い冒険の果てに出発点へ辿り着くのだから >そして初めて居場所を知るのだ」という言葉を思い出しました。 素敵ですね~。この言葉。自分の居場所というのは、自分で築いて&気づいていくもの・・・。 あと最近思うのは、必ずしも自分が望んでいること=自分の居場所でもないのかなということ。他人に望まれてやる仕事も、自分の居場所だったりするということかな・・。 福山君の歌で「約束の丘」とう歌があって、私も山田君の年のころ、いろいろ励まされたんですけど、 Kさんももし聞いたことなかったら、聞いてみてください。 >冒険新しいことへ常に身を委ね続け、その上で再認識する自分の原点と今の自分。 私もクローズを見て、「チャレンジする情熱」だけは失っちゃいけないなと思いました。先日3度目を久しぶりに見たんですけど(うき!)、なんかね・・・「うおー!!!」ってなりました。 >完璧じゃないけど完璧じゃないからこそ自分に投影する部分もあって惹かれる。 うんうん。なんかね、最近つくづく「山田君に気がつけてよかった・・・」という思いでいっぱいです。一緒に見守っていこうね!これからも! >だから時々もれつたわる山田くんの言葉を密かに楽しみにしています^^ 12月20日!楽しみです。 ではイッテキマス! ところで、はるかちゃんもエッセイ書いてるんでしょ?今度紹介してください!私が読むには若すぎる雑誌なもんで・・・。 (2007年12月07日 08時49分40秒)
こんばんは。
中谷美紀さんのこのエッセイ興味あります。 balinekoさんのとこに来るまでその存在を知らなかったんですが、「電車男」で共演して、中谷さんのインタビューを目に耳にしてから 彼女の口から発せられる言葉の美しさ、に惹かれて注目する女優さんのひとりだから是非読みたいですね。 中谷さんも近年、大活躍にも拘らず 控えめな性格故なのかメディアの扱い方が、足らないなぁなんて、不満に思うときがあります。(すみません。愚痴りまして) 「嫌われ松子の一生」もDVD鑑賞しましたが、この撮影はかなり大変な思いをしたようですよね。 「嫌われ松子の一年」も監督との壮絶な戦いが繰り広げられているのかしら~。 そうですね。電車山田君は、むくんでいました。他の作品でも数日の間にお顔がシュとなったりボテッとなったり激しく変化しますよね。時間たっぷり余裕を持って(というのは無理かな)撮影していく大作に参加できたらいいな~。 JUNON楽しみです。(ビジュアルどんな?) また、心境や素直な言葉も聞けそうで・・。 (2007年12月07日 22時19分17秒)
さえさん、おはようございます(もうお昼だけどw)。
>中谷美紀さんのこのエッセイ興味あります。 >彼女の口から発せられる言葉の美しさ、に惹かれて注目する女優さんのひとりだから是非読みたいですね。 是非是非。私も中谷さんは、電車男のエルメスで、「すごく上手い女優さんだったんだな・・・」と遅ればせながら気づいた口です。この間も久しぶりに見てたんですけど、難しい役を膨らませてよく演じていたな・・・と感嘆しました。 >「嫌われ松子の一年」も監督との壮絶な戦いが繰り広げられているのかしら~。 私はDVDまだなんですよ~。DVDみてから、エッセイも読みたいと思います! >他の作品でも数日の間にお顔がシュとなったりボテッとなったり激しく変化しますよね。 そうなの!演技のことにはもう文句ないんだけど、山田君に唯一改善してホシイと思っているのはここ。 白夜行なんて太ったり、やせたり(見え方ね)大変でしたね。 その彼、クローズは割りと一貫してた方だと思うので、ドラマよりも映画の現場のがあってるのかな?? >時間たっぷり余裕を持って(というのは無理かな)撮影していく大作に参加できたらいいな~。 ですね!次回作はわりとゆっくりかな・・・と期待してます! >JUNON楽しみです。(ビジュアルどんな?) >また、心境や素直な言葉も聞けそうで・・。 素敵なクリスマスプレゼントになるといいですね~。でもヒゲはあるんだろうな・・・。 では! (2007年12月08日 11時45分34秒)
こんばんは、中谷美紀ファンのたぬきじじいです。(こらっ by 姫)
ご紹介ありがとうございました。男な美紀さんを感じました。 エッセイとしては、中の下ぐらいでしょうか。(ごめんね。正直な感想です。) 大女優というのは、男っぽいという話を聞いたことがあります。 その点では、中谷さんは、大女優ですね。ケイゾク、電車男、嫌われ松子の一生は 見ました。雨鱒の川も見ています。 その作品ごとに、違う個性を見せてくれる中谷さん、好きですねえ。 本の中身として、僕が印象深かったのは、淑女は体育会系であること。 中谷美紀さんと結婚するためにはってとこかな。 条件は、煙草を吸わないこと、便器の蓋は使用後、閉めること。だけ? (僕は、煙草を吸うので、失格です。・・・あんた、私がいるからね by たぬきばばあ) 須賀健太くんが可愛い、お持ち帰りしたいといった中谷さん、わが子はその上を いきます。どんなかわいい子を見ても、「勝った」と思いますから・・・(笑) 友達が、髭剃りのいるハイヒールをはいた人ってのは、ちょっと・・・。 中谷さんの幸せをクリスマスの夜に祈るたぬきじじいでした。 笑死にしそうな映画を見たい。地方で公開するのだろうか。レンタル待ちかな・・・ それでは、素敵なクリスマスを・・・ (2007年12月24日 17時15分19秒)
たぬじいさん、どうも!
>こんばんは、中谷美紀ファンのたぬきじじいです。(こらっ by 姫) 守備範囲広いですね~(笑)。 >ご紹介ありがとうございました。男な美紀さんを感じました。 姉御って感じですよね。努力あってのあの女らしさと非常に好感を持ちました。 >エッセイとしては、中の下ぐらいでしょうか。(ごめんね。正直な感想です。) これには同意しかねます(笑)。師匠お気に入りの竹内結子さんのエッセイは、最後まで読むきにならず返却しましたので(爆)、それに比べたら上の上でした。 >その作品ごとに、違う個性を見せてくれる中谷さん、好きですねえ。 私は「電車男」で初めて、中谷さんは上手いんだな・・・と気がついた口でして・・・。ただエッセイでもわかるように、努力して時代劇をやるようになったことも、女優としての幅に大きく影響したんでしょうね。 大河出てほしいです。 >(僕は、煙草を吸うので、失格です。・・・あんた、私がいるからね by たぬきばばあ) 私も煙草を吸う人は駄目です。山田君にも煙草はやめてほしい(関係ないだろ~w)。でも煙草の演技は好き(どっちやねん!!!) >中谷さんの幸せをクリスマスの夜に祈るたぬきじじいでした。 山田君の幸せも祈ってね(そればっか・・・・)! >笑死にしそうな映画を見たい。地方で公開するのだろうか。レンタル待ちかな・・・ 師匠にはどうかな~。私はこういうの好きなんですけどねw。 本当は1館のみで公開が、12館に増えたそうなので・・・。いずれはみなさんの町にも?? >それでは、素敵なクリスマスを・・・ 師匠も!メリークリスマス! (2007年12月25日 17時43分12秒) |
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