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カテゴリ:山田孝之
うちのだんなは智史なくせに、K1が大好き。
で、先週の土曜もK-1GPかぶりつきで見てました。 私は格闘技はあんまり好きではなかったんですが、彼の影響で今ではそこそこ格闘技好き。 そのきっかけになったのが、レミー・ボンヤスキー選手。 私が初めて彼の戦いを見たのは、もう4年くらい前かな。 彼がK1チャンピオンに上り詰めた、その年の戦い。 いやいや見ていた試合での、あのフライング・ニーを見たときの衝撃。 蝶のように舞い、蜂のように刺すとはまさにこれ! 鍛え上げられた無駄ひとつない肉体に、闘う男は美しい・・・と、殴り合いへの嫌悪感も、血を見ることへの抵抗感も吹っ飛んでしまいましたとさ(爆)。 で、映画を見たときに、源治のファイティング・スタイルを見て、 あ~、源治はあのころのレミーだな・・・と。 線が細くて、手足が長くて、跳ぶ。跳びながら蹴る。 その美しさ、品のよさが、レミーだな・・・と。 で、土曜日K1GPをだんなと一緒に見ながら、多摩雄のストロング・スタイルは誰なんだろうとぼーっと考えてました(笑)。 そしたらレミーの相手として、ケンカ番長、バダ・ハリが登場。 彼が試合前に見せた目が・・・、多摩雄と全く同じだった! ほとんど開いていない目で、対戦相手を見据えるその目!!!! 「多摩雄じゃん!!!!」と画面に向かって、叫んじゃった! 戦慄が走りました・・・。闘う人間、本当にこういう目をするんだと思って・・・。 山田君の目の演技といえば、白夜行の第5話「騙される方が馬鹿なのよ」の後の顔もものすごく衝撃で、人を殺すときの顔ってきっとこういう風なんだろう・・・と見てはいけないものを、見てしまったと思ったわけですが・・・。 今回もバダ・ハリの本物の死んだ目を見ながら、それを演じてみせた山田孝之の才能の恐ろしさに改めて気づいて、身震いしました。 なぜ、人間の奥底に眠る根源的な本能・本質。 それだけを抜き出したような演技をすることができるんだろう・・・。 次にレミーが対戦したのは、暴君ピーター・アーツ。 アーツは一つ一つのパンチが重い。音も鈍い。体は厚みがあって、腕が太い。 だから、細身で長身のレミーに対峙しながら、そのボディに重いパンチを打ち込んでいくさまは、多摩雄みたいだった・・・。 またアーツは、レミーに打ち込まれてる最中に、わざとノーガードにして、にやりと笑ったり、闘いながら楽しくてしょうがないという狂気をにじませており、その気迫たるや多摩雄だった・・・。 山田君は人間観察が鋭くて、もちろん勘がいいというのもあるんでしょうけど、小栗君といったボクシングジムでのスパーリングだけじゃなく、相当K1の試合ビデオとかを見ながら、研究したんじゃないのかな・・・・。違う? 今回は、役ができていた分、芝居を作る時間が3倍あったと山田ブログで語っていたし。 それくらい挌闘家が試合の途中途中で見せるぞっとするような表情を、ぎゅっと凝縮させて、最後の大運動会に登場させていたように感じます。 というわけで、今回のK1-GPは、多摩雄の姿を探しつつけ、「クローズZERO」で観るK1になっていたので、普段よりも100倍くらい面白かった。 機会があったら是非一度K1のような格闘技をご覧ください。 山田君の多摩雄が、なぜあれほどまでに男性の心をわしづかみにしたのか、きっとわかると思います。 クローズZERO、先週末も10位にランクイン!!粘ってます! 公開中にどうにかあと1回は、バダ・ハリの目をした、アーツのパンチと狂気を持った山田君に会うぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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