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カテゴリ:252
12月6日公開予定の『252』情報を少し・・・。
公式発表はまだありませんけど、映画雑誌に名前載ったみたいだから、これはもう確定でいいんだよね???? 先日偶然図書館で何気なく手にした雑誌。 月刊シナリオ4月号 こんな雑誌が出ているといいことも知らなかったけど、『チームバチスタの栄光』の阿部&竹内コンビの表紙に引かれて手に取りました。バチスタは原作を読んでから映画を見たいな・・・(DVD)でと思っていたんですが、読み始めたら脚本が面白くて、結局最後まで読んじゃいました(笑)。 このセリフをどんな絵で、どんな風に演じて撮ったのか、想像するだけでワクワク。 で、脚本も物凄く面白かったんですが、脚本家の斉藤ひろしさんのインタビューの内容がかなり業界の裏側話満載でした。 例えば、バチスタの原作権を獲得するために何社も争って、キャストの2人を男性X男性の原作バージョンから、男性X女性、女性X男性の3パターンにしたプロットを作ったという話。 その「女性化」のアレンジをしたのがこの製作チームだけだったことが決めてとなり、出版社がここに決めたそうです。 作者じゃなくて、出版社???というのが驚き。 もちろん原作者と編集、出版社が相談して決めてるんだろうけど、原作から有る程度アレンジがしてあるほうが本が売れやすいという判断?? そしてキャストに関しては、阿部さんは早い段階で、監督&脚本でイメージがあったようですが、東宝の方から竹内結子さんでという話があって、じゃあ女性X男性でとなったそうです。 うーん、キャスティングってこうやってきまってくんですね・・・。 で、いろいろと今回の脚本についての話もあるんですが、有名原作を脚本化する苦労という一般的な話になって、いろいろと脚本家さんの苦悩が語られてました。 特にプロデューサーやら、映画会社やらからいろいろ横槍がはいって、口を出す人が増えるほど確実に脚本がつまらなくなっていく話(某映画も・・・?) そして私が一番「へぇ~」と思ったのは、怖いのは天気や役者のスケジュールが合わなくて、撮影日程が遅れたときなどに、時間があるから少し脚本を書き直して・・・とやっていくことの怖さ。撮影や公開から大分時間がたってから、監督や関係者から「第2稿が一番良かったね ~」などというメイルが届いたりするという話。 何でこんな突っ込み満載のまま練りこまないで、映像化しちゃうんだろう!!!って映画に対し怒ることがあったんだけど・・・。 もちろん明らかな練りこみ不足の場合もあるだろうけど、直してるうちにつじつまが合わなくなっちゃって、そのまま撮影で編集・・・ってこともあるのかなと思いました。 いじり壊しちゃうということが・・・。 そう考えると、なかなかすべてがいい形ではまっていく作品というのは難しいんでしょうかねぇ~。 で、このどこが252の話なのかというと・・・。 ここまで忍耐強く読んだ人だけが分かる情報ですが(笑)、 この斉藤さん、「252」の脚本家さんでした。 私全然知らないでインタビュー読んでたので、「なるほどねぇ~」なんて読んでたら、「252」の話出てきてびっくり!!!! で、252のプロデューサーさんが出来上がったラッシュ(?)を見て、面白いと喜んでいたそうです。水田監督との関係もとてもよく、気持ちよくお仕事できたそうです。 バチスタの脚本読んで、この話聞くと252への期待度東MAX!!!!!になるけれど、この脚本家さん、私が山田君の作品で唯一金返せ!!と脱力した「ドラゴンヘッド」にも関わってるらしいw。 うーん吉と出るか凶と出るか、当たりかはずれか。 楽しみに待ちましょう!!! プチ情報でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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balinekoさんに感謝感謝!こういう情報を知りたかったのですよ!それにしても『月刊シナリオ』をゲットするなんてそうとうツウですねbaliさんは。
「時間があるから脚本を書き直して…」には口アングリ。なんですかそれ!なんですかその理由!書き直すのは「その方がもっと良くなるから」という理由しかないじゃんか!…なんというかやっぱり…脚本家の扱われ方に問題アリですね…『生存者アリ』じゃなくてね… そうそうbalinekoさん、『日本映画、崩壊』という本もオススメです!私まだ途中までしか読めてないけど。 ではまた! (2008年04月09日 00時31分13秒)
ま、『252』には期待するとしますかね、お互い(笑)。
(2008年04月09日 00時33分37秒)
何度もすいません(笑)。私も『ドラゴンヘッド』は正直「金返せ映画」でした(ちなみにハリウッドの作品で正夢的「金返せ映画」は『アルマゲドン』です笑)。でもあの映画、山田さんは「よっしゃ!」って感じで取り組んでたんですよね。DVDの特典本とか見ると、ウズベキスタンでの超過酷な撮影秘話と、その中で山田さんがリラックスした感じで妻夫木さんと語り合う写真が載ってたりして…だからこそ映画の出来が悔しいなぁと(笑)。難しいですよね大作ってね。というわけで長い追伸でした。
(2008年04月09日 00時45分41秒)
正夢さん、おはよう!!!
> balinekoさんに感謝感謝!こういう情報を知りたかったのですよ! そうですよねェ~。読んでてここまで語っちゃうんだ!!!と思ってました。 >それにしても『月刊シナリオ』をゲットするなんてそうとうツウですねbaliさんは。 偶然というのはすごいものです。 それにしてもこんな雑誌があることすら知りませんでした。 > 「時間があるから脚本を書き直して…」には口アングリ。なんですかそれ! これは私はあまり否定的なとり方はしなかったんですよ。なんというか、私もよくやってしまうんで・・・。すごく人間的な作業なんだなとむしろ親近感が沸きました。 私が伝えきれていないと思うので、機会があれば是非原文を読んでみてくださいね。 >書き直すのは「その方がもっと良くなるから」という理由しかないじゃんか もちろん時間があって、「もっと良くする為に」糧を入れてるんですよ。でもその意図せざる結果・・・という話なんです。 >やっぱり…脚本家の扱われ方に問題アリですね… これはその通りで、私が見たいと思っていた『犬と・・・』の映画の脚本家のインタビューも別の雑誌で読んだんですが、最初の脚本に、製作側から 「3回泣かせてくれ!!!」といわれて書き直したそうです。これには開いた口がふさがらず・・・。映画館で見る気が失せました。 松竹おまえもか!!!! >そうそうbalinekoさん、『日本映画、崩壊』という本もオススメです! 今度探してみますねぇ~。 ドラゴンヘッドはノブオが出ている前半はまだ見れると思ってます。ノブオはいい! でも・・・その後が意味不明(笑)・・・・。 みんないい作品、悪い作品に携わって成長していくしかないですね。 では~。 (2008年04月09日 08時50分57秒)
ご無沙汰です。BoBuZuです。
もし手に入るようでしたら2005年7月号も面白かったです。(電車男の特集) また、昔、 ジェニファの脚本を書いたいまいまさこさんが、「映画には決定稿から撮影稿を経てさらに現場での変更も加わっているので脚本を書いた本人にもいろいろな発見がある」と言うてはりました。(関西風) 原作と映像作品を比べるのも面白いですが、 映画本編とシナリオを見比べてみるのもまた一興かと。 心は京都に飛んでいるBoBuZuでした。 (2008年04月09日 22時35分09秒)
BoBuZuちゃん、お久どす~!!!
>もし手に入るようでしたら2005年7月号も面白かったです。(電車男の特集) なぬ~!!!!早速バックナンバーをあたってみます。山田くんの作品でシナリオでたことあったのかな~とか思っていたので、この情報は嬉しいです!!! 感謝です!!! >また、昔、ジェニファの脚本を書いたいまいまさこさんが、「映画には決定稿から撮影稿を経てさらに現場での変更も加わっているので脚本を書いた本人にもいろいろな発見がある」と言うてはりました。(関西風) 以前本木克英監督が、鬼太郎でいかに脚本に現場で手を入れていったかを見たことがあるんですけど、やっぱり現場のアレンジで、「あれ??」になることもあるんでしょうねぇ~。 いまいさんは「子ぎつねヘレン」でジェニファの無念を晴らしていると思います(笑)。 >原作と映像作品を比べるのも面白いですが、 >映画本編とシナリオを見比べてみるのもまた一興かと。 なるほど~。今度バチスタでやってみます。 できれば「セカチュー」と「白夜行」のシナリオ本がでると最高です。 >心は京都に飛んでいるBoBuZuでした。 今までの分、全部取り戻してきてくださいね!!!!報告楽しみにしてます!!! (2008年04月09日 22時54分34秒)
balinekoさん♪
コメレス感謝ッ♪ >これは私はあまり否定的なとり方はしなかったんですよ。なんというか、私もよくやってしまうんで・・・。すごく人間的な作業なんだなとむしろ親近感が沸きました。 なるほどそういうとり方もできますね。っていうか、「私もよくやってしまう」ってそういうお仕事されてるんですかbalinekoさん!?…って長いお付き合い(?)なのに今頃すみません。前にもお聞きしたかしら。 >私が伝えきれていないと思うので、機会があれば是非原文を読んでみてくださいね。 ラジャーです♪ >でもその意図せざる結果・・・という話なんです。 なるほどね~。でもできればその結果いじり倒されないといいですよね、作品が。一概には言えないけど。 >「3回泣かせてくれ!!!」といわれて書き直したそうです。 嗚呼、口アングリ。もうね、「泣く」には飽きました私。 >松竹おまえもか!!!! ホントホント、おまえもか! >ドラゴンヘッドはノブオが出ている前半はまだ見れると思ってます。ノブオはいい! そうですね、ノブオはいい(笑)!あと私はSAYAKAさんも好きなんですよね。でも…それでも…ノブオがいなくなってからの後半はちょっと…ね… ではでは♪ (2008年04月10日 00時53分03秒)
おっす^^
今やっと弟から借りてた、この小説読み始めたとこ だった(笑)。 この本図書館にあるんだ~ 昔読んだことあるよ。 かなり昔(笑)。 >このセリフをどんな絵で、どんな風に演じて撮ったのか、想像するだけでワクワク。 でしょ!?先に台本読んじゃうとネタばれ状態なんだけど、こういう楽しみ方もできるわけさ。 昔はよく先にシナリオ読んで、映像と合わせながら 見たり・・・・ってよくやってた。 小説も面白いけど、シナリオ本も好きで シナリオ本になってる本をよく買って読んでました。 >作者じゃなくて、出版社???というのが驚き。 >特にプロデューサーやら、映画会社やらからいろいろ横槍がはいって これが大人の事情ってやつね(笑)。 これはドラマにも言えるけど。 某作家さんが、こないだブログで嘆いて ちょっと話題になってたじゃない? >いじり壊しちゃうということが・・・。 そうだよね~ 役者側からの圧力で、もっと役を膨らませろ! とかさ・・・いろいろあるよね。 作品というか、作者の想いを大切に 作品を通じて何を観客に伝えていかなければ いけないのか・・・・ 大切なことが忘れられてる作品が多くなってきている ような気がしてます。 >うーん吉と出るか凶と出るか、当たりかはずれか これは見るまでのお楽しみだね(笑)。 水田さんはPも監督も経験してる方だからね。 監督の想いとPの間で大変なこともたたあるのかも。 とても面白い記事でございました。 ありがとさん!! PS:うちのお姉ちゃんが「犬」の映画見に行ったわよ(笑)。ハンカチがびしょびしょになったってさ(笑)。連れて行ってくれたお母さんの話だと、 前半、中盤、後半とくるらしい(爆)。 まさに3回か(爆)!? (2008年04月11日 10時57分02秒)
正夢さん
>なるほどね~。でもできればその結果いじり倒されないといいですよね、作品が。 なんかもういい作品は奇跡の様な形でしかできないんじゃないかという気がしています(笑)。 奇跡がおきるのを待ちましょう!おー!! (2008年04月13日 13時39分04秒)
tomorinさん
>今やっと弟から借りてた、この小説読み始めたとこ >だった(笑)。 お!!何回か手を出しかけたんだけど、長いんだよね~。君の感想しだいで読むか決めよっと! >この本図書館にあるんだ~ あるところにはある(爆)。 >これが大人の事情ってやつね(笑)。 そっそ!!完成品に関しては、脚本家を責めてしまいがちなんだけど、なんか結構可哀相だな・・っと思いました。ようするにPたちが変わらないと何も変わらないんでしょうね。 ボロイ商売はやめられないってか?? >役者側からの圧力で、もっと役を膨らませろ! >とかさ・・・いろいろあるよね。 白夜行きでも暴走しちゃってたおっさんいたしね。 バランス感覚と作品全体の中での自分の中の役割を俯瞰的に見られないと難しいね。 年齢に関係なくさ!!! >大切なことが忘れられてる作品が多くなってきているような気がしてます。 そうだね。これに関しては私の大好きな作家さんが 語ってたことがあるので、記事にするね。切ないよ~。 >これは見るまでのお楽しみだね(笑)。 うんうん。でも水田さんとの仕事楽しかったみたいで、文章からはずんだ気持ちが読み取れたから、ちょっとだけ期待しておく(爆)。 >PS:うちのお姉ちゃんが「犬」の映画見に行ったわよ(笑)。ハンカチがびしょびしょになったってさ(笑)。連れて行ってくれたお母さんの話だと、 >前半、中盤、後半とくるらしい(爆)。 >まさに3回か(爆)!? いや~、私まだ見るか迷っているところもあるのよ。 でもDVDにしようかね。案外はまったりして(笑)。 (2008年04月13日 13時47分54秒) |
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