シアワセネイロ~記憶の触媒
山田君がPVに出演しているORANGERANGEの『シアワセネイロ』、いよいよ先行配信ですぞ!!!山田君の出演作をいろいろ見てきて、それぞれのドラマでいろんなシーンが印象に残っていると思うんですけど、この時期になると思い出す『世界の中心で、愛をさけぶ』の中で、私の一番印象に残っている一連の表情。第4話のラスト。亜紀がグラウンドを駆け抜けていって、自己ベストを更新したあとに・・・・亜紀の肩をもって、今にも泣き出しそうな表情で喜ぶ・・・。誰かのために本当に心から喜ぶ・・・そのまじりっけのない純粋さ。この表情を思い出すだけで、胸の奥がキュッと苦しくなって、涙が出そうになります。自分が失った青春時代というようなもののせつなさ、美しさ、刹那、そんなもの全てをあの一瞬の表情に感じるからなのかもしれません。そんな風によろこびを爆発させる朔の横で、笑顔全開の亜紀がまたなんとも自然です。(ところでゼッケン324ははるかちゃんの誕生日だから???)日常生活の中で、何の脈絡もなくこのシーンの山田君の顔を思い出して、胸が苦しくなることがあります。で、話を戻すと今回「シアワセネイロ」のPVを見て改めて思ったことは、山田君は心に焼き付いて離れないような表情をするのが本当にうまい。うまいっていってしまうとなんだか作為的に感じるけど、余りにも自然で、自然であるが故に、そういう感情を経験している人間の姿を山田孝之という肉体を通してみるという感覚。だから普通の青年の物語なら、より普遍的に心を打つし、逆に現実離れした物語でも、その中にある感情のゆれだけは真実味をもって届く。PVはどの表情も素敵だったけど、一番はこのキラキラした夢に向かって輝いてる姿と(special thanks to K)やっぱり最後の困ったような、ばつの悪そうな、でもミズホが笑ってくれてちょっと安心したみたいな笑顔。(special thanks to K)あんな顔されたら全部許しちゃうみたいな顔で笑うんだもん、ずるい(笑)。人が持つイメージの最大公約数をさらにそれを超える形で、具現化してみせる。それに自分の思い出が喚起されて、感応して、余計忘れられなくなっていく。山田孝之はアーカイブに仕舞い込んだ記憶を呼び起こす触媒。山田君だけがやはり特別な存在なんだとPVひとつから考えた。先週末観音崎公園にいったときのアジサイ梅雨も楽しく乗り切るぞよ!