2009/06/13(土)22:59
魂萌え(タマモエ)
今更ですがやっと桐野夏生さんが書いた魂萌えを読んでいます。
すごい!の一言
表現がとてもリアルで、まるで私の心の中を見透かされているようで、読むのが怖いと思う瞬間さえあります。
主人公の敏子さん。
59歳で夫の急死を境に人生が色々と変わっていき・・・・・
これから自分がたどる道だから、とてもリアルでまた、この敏子さんと言う人間の考え方、生きかたが自分とオーバーラップしてしまうところもあり。
桐野夏生さんが描く人間描写、細部にまで鋭い。
そしてこの「魂」が「萌える」とかいて「魂萌え」のタイトルの的確さ。
上巻をあと数ページで読み終わるところですが、少しずつタイトルの意味するところが解りかけてきたところです
という事で、確か「OUT」や「IN」というベストセラーもあったよね。
これから是非・・いや必ず読みます。
こうしてみると私は、女性作家がどうも好きですね。
ミステリー関係では内田康夫さんが読みやすき好きですが、殆ど女性作家の本ばかり。
男性作家では「藤田宜永さん」が好きです。