2012/03/02(金)18:26
花組「復活」観劇
先月、宝塚花組の「復活・カノン」を観劇してきました。
「復活」はトルストイの「復活」が原作である。
1899年の作品なので・・ストーリーが「古い!」と思いました。
主人公の青年貴族「ネフリュードフ」に男の美学を見出すとのことだが、コレが「男の美学」なの?
ネドリュードフが、カチューシャに対する気持ちはもはや「愛」ではなく、「執着」であって。そのような気持ちは女性にはありがた迷惑。
「彼女が傷ついた分だけ、自分が傷つく」・・そういう気持ちもカチューシャには返って重荷なんじゃないかなぁ??
「男の美学」じゃなくて「男の自己満足」なんじゃない?
なんて思いながら観劇しました。
「清く正しく美しく」の宝塚に「娼婦の役」がある作品はあまり見たくない。
女性差別のセリフは聞きたくない。
そんな近況の私です。
トップの「蘭寿とむさん」にはかわいそうな作品だったなぁ。
さて、レビューの「カノン」
うん・・これも・・普通なのか??
いや、やはり「古い!!」
どの場面も、衣装も「アレ?コレって見たことある」との思いが多かった。
淡々と流れているようで、大きな盛り上がりもなかったような感じである。
そして・・・一番の不満が
「ダンスが下手!!」なのだ。
呼吸が合っていないなぁと思った。
ちょっとずつズレル生徒さんがいて、大変見苦しかった。
この頃観劇をご無沙汰していたけれど、宝塚の技量ってこんなに落ちたの??
パワーが伝わってこないんだよね。
作家・演出家が古いのか?生徒さんの力量不足なのか??
大変辛口な今回の観劇でした。(とむちゃんごめん)