林真理子さんの公開授業に参加1
昨日の午後に青山学院大学主催の「読書教養講座」の当選したので行ってきました。講師は大好きな作家林真理子さん「読書の喜びを見出すためのゼミ~食わず嫌いを克服しよう~」という青山学院のゼミの一つを特別に外部に公開すると言うもの。もちろん参加する一般人は読書好きばかりだったと思います。講演は本に魅せられてという題名で1時間強の講演でした。林さんはその本やエッセイから感じる「林真理子」そのもので、ファンの私はとても満足でした。まず、最近のいじめ・自殺報道について「あまり過激に報道しすぎる。そして子供がヒーローやヒロインに成りたがっている」とばっさり。あっそういう見方もあるんだんぁと。林さん自身、中学時代は今の南海キャンディーズのしずちゃんのような感じで(本人曰く)苛められていたとのこと。こいつらいじめっ子が絶対受からないであろう偏差値の高い高校に入って見返してやろうと思って頑張ったとのこと。新規巻き直し違う状態からの建て直しを本から学んだと仰っていました。一番感銘を受けた本は中二の時の読んだ風と共に去りぬ現実と本の世界への見極めがつかなくなり本の世界へ連れていかれたらしいです。こういう言い方が出来るの作家さんですねぇ。よく「どうしたら本好きに、読書好きになりますか?」との質問を受けるそうですが、そんな時の答えは本を買ったらコーヒーや紅茶、好きな飲み物とスナック菓子やナッツなど好きなお菓子を隣において好きな格好読むことで、「本を読む」という事「食べる」という事、同時に二つのことをするのがいいのでは。とのことです。また、持論は快楽は組み合わせると5倍になるだそうで、これにはなるほどと思い、読書嫌いな我が子に教えようと思いました。仲良しの作家さんの名前も出てきてその会話も面白く聞きました。反対にある時、青山の○○で朝の7時半にママ友とお茶をしていた林さん。ママ友も以前出版業界にいたので業界人のことをあれこれとお喋りしていたら・・・何と林さんの背中合わせにいたのがあの「村上春樹氏」で、焦ってご挨拶をしたけれど間に合いませんでしたと苦笑していました。「村上春樹氏」はその素顔をご存知の方はあまりいらっしゃらないそうで、もちろん文壇のパーテーは欠席、お気に入りの編集者も3~4人のみ。とのことです。出久根達郎さんは本屋での奉公時代、その店の主人に夜学に通いたいと申し出たところ本の数だけ学校があるといわれたそう。う~ん本の数だけ学校があるとは名言です。先日はアイドルV6の岡田准一さんとの対談があった際、彼は本好きですよと紹介されたので、対談前に「いろんなジャンルの本を5冊」用意して読んでおくようにといったら、本当に5冊読破して「本当に読書好きと確信し、彼の美しさ、美貌は本物だ!」と仰り、林真理子の世界が見えました。明日に続きます。