古本市の収穫。
春の四天王寺の古本市を、ちょっとだけのぞいてきました。本音をいえば古書市場では思いきり散財したい・・・のですが、かなしいかな今回はお墓じまいですっからかん😂🤣。インバウンドで海外のお客さんが増えました。骨董市では、さらに賑やかかも。十三まいりの、知恵の輪が設置されていました。かけあしで回って・・・今回の収穫。左は、1979年刊・主婦の友ヒットシリーズ『手あみセレクト ラブリーウェア』、300円。右は1966年『婦人生活』11月号付録『家中みんなのリフォーム』、400円。『ラブリーウェア』よりポンチョのようなトップダウンセーター。寒い時期のホームウェアに、よさそう。おしゃれなかぎ針編みのカーディガン。日本ヴォーグ社が『ネックから編むセーター』最初のテキストを上梓したのは1981年だったと思いますが、それ以前からトップダウンで編むデザインは発表されていたのですね😊。『家中みんなのリフォーム』より。パパのワイシャツからママのスカートから子供服に作りかえるのは、昭和の日常?作る側のセンスが試されますが・・・いまでもヒントになりそう。色とりどりの手芸こもの、カラフルでちょっとサイケなハンドメイドのバッグは昭和40年代のアイコンでしょうか。このまま真似はできないけど、懐かしいなあ。こちらは昭和21(1946)年8月発行の『スタイルと裁断 ドレスの巻』200円でした。終戦の翌年、食べるものも着るものも欠乏していた混乱期に、開明的なレディスファッションの提案がどれほど当時のみなさんに夢と希望をあたえたことでしょうか。同時期に中原淳一先生やのちの『暮しの手帖』名編集長の花森安治氏も女性らしくおしゃれな新時代のデザインを掲げておられましたね。原型の作図。胸囲を基準に比例尺を作り前後原型に当てはめる方式は婦人之友社の西島式洋裁に重なるような?私も不勉強でドレメ式と文化式しか存じませんが😅、各学校、先生がたがよりつかいやすい原型を開発しようと模索していた時代でしょうか。フィットアンドフレアで長すぎずひざのかくれるスカート丈。これも想像ですが新しい服地の調達がかなり難しかった当時、手持ちの和服をほどいたり反物が洋裁の材料となり、少ない面積の生地で継いだり、はいだりしても美しくみえるようにプリーツやタック、切り替え線を工夫されたのかなと思います。リアル『サザエさん』ファッション?たいせつに、保管して拝読したいですね。人気ブログランキング本・書籍ランキングにほんブログ村にほんブログ村