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2019.06.09
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カテゴリ:観劇・OSKとか
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観劇してきました。
虹架路万さんのサリエリ、愛瀬光さんのモーツァルト。
ダブル主演
ということで・・・、逆の配役のおふたりも観てみたかったですね。
数日のみの上演なので残念、
しかしいつみても、少ない上演日数、少ない人数、(たぶん)少ないスタッフ
ながら完成度の高いすばらしい舞台で魅了してくださることに感動します。

全篇通してちりばめられるモーツァルトナンバー、
おなじみの
アイネクライネナハトムジーク、
フィガロの序曲、
ドン・ジョバンニ、
トルコ行進曲・・・
パパゲーノの歌も聴きたかった。

自由奔放にして百花繚乱、聴衆を酔わせる
モーツァルトの楽曲は、
「いきるよろこび」に相応しい、天与の至福。

・・・が、皇帝ヨーゼフ二世はじめとする
宮中の面々は、その才能には脱帽しながらも
作品のあまりの「饒舌」さ、エモーショナルで俗っぽすぎるとうけとり、敬遠してしまう。

・・・当時の音楽の中枢は教会音楽、あるいは王侯貴族を称える儀礼的要素がつよく、
あまりに天衣無縫で喜怒哀楽にあふれたモーツァルトの才能はうけいれがたいものだった
(「時代に早すぎた天才」は、しかも「時代を越えた天才」ですらあった・・・)。

音楽の都ウィーンで
宮仕えの夢たたれたモーツァルトは
市井に活路をもとめ、
場末の劇場で庶民に喝采あびる
しがない通俗音楽家とみなされるが・・・

モーツァルトの天才に誰よりも心うたれ
共感していたのは
宮廷楽長として音楽のトップに君臨するサリエリだった。

そのたぐいまれなる才能を熱愛すると同時に
嫉妬で胸がはりさけそうになる。

「・・・あの軽薄な若者に、私は手を差し伸べるべきなのか?
それともこのままだまってみすごすほうがよいのか・・・」

苦悩するサリエリ。

が、お調子者とみられていたモーツァルトも
自らの畢生の音楽が世間にうけないジレンマに苦しんでいた。

経済的な貧窮と作曲の過労は、徐々にその生命をむしばんでゆく。
「・・・レクイエム・・・、これをぼくが生きているうちに完成させなくては」


時はながれ、モーツァルトが世を去って、はや20年。
墓前にたたずむサリエリ。

「・・・今はもうだれも私の曲など聴かない。
世界中が君に夢中だ。

私だけが君のことを理解していた
『あのころ』が、

いちばんしあわせだったのかもしれない」

友や恋人と話すように、愛をこめて語りかけるサリエリ。

ふたりは、ともに音楽を愛し、愛される者。
表裏一体の、光と影。
(モーツァルトが白衣でサリエリせんせいが黒衣なのは、わかりやすい比喩(^^)。)



良い意味で、安心して観ていられる舞台でした
(キャラクターに悪役が誰もいない)。

・・・モーツァルトが登場する直前の、劇のオープニング
の宮中舞踏会の華麗絢爛たる場面、
マイセンの陶器人形のようなうつくしさにみとれてしまいましたどきどきハート



つぎは『夏のおどり』、
下半期のミュージカルもいっそう楽しみです。


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Last updated  2019.07.31 09:14:37
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