どれだけ飲めば飲酒運

 飲酒運転の取締りが厳しい新年会シーズンになりました。法律の改正で一晩寝れば安心と言い切れない酒気帯び運転の検挙も目立ちます。
 そこでどれだけ飲めば飲酒運転あるいは酒気帯び運転になるのか、調べてみました。

 飲酒運転は血中濃度が0.3mg/mlです。一般成人が(50kgから60kg)が空腹状態で、日本酒を10分間で飲んだ場合、最高血中濃度は0.5×飲んだ量(合)になるそうです。それに基づき計算すると日本酒(15%)では、108mlになります。
 このときのアルコールの絶対量は16.2mlになります。
 ビールでは、1000mlを10分間で飲むと最高血中濃度は1時間半から2時間半で0.5から0.6㎎/mlになりました。このアルコール量は日本酒換算で333mlで1.85合に当るので最高血中濃度は0.9㎎/mlまで上がるはずですが、6割から7割程度でした。
アルコールの吸収が遅れれば最高血中濃度に達する時間も遅くなりアルコール濃度も低いです。
 ビール500mlならば、飲み終えてから2.5時間すぎれば、大丈夫。
また、日本酒は100mlならば、2.5時間すぎれば大丈夫。
 ただし、少量でも摂取直後でも、口内粘膜にアルコールが残留するので呼気アルコール濃度(0.15㎎/l)は高くなるので、15分間の経過が必要です。
 おちょこ一杯の日本酒でも15分経過してから車の運転したほうがよいようです。
 なお、個人差がありますので、いちおの目安にしてください。


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