|
カテゴリ:カテゴリ未分類
心身ともに疲れて,口笛を吹きながらの深夜の残業帰り
道端にひっそりと夜桜が咲いていた。 花見の時期なんだな。と思ったら,むしょうに悲しくなった。 桜は私に何を語っているのだろうか。 私は,毎年,どんなに忙しくても彼女とは必ず花見に行っていた。 病弱な彼女は、私の体をいつも心配し、励まし、楽しませてくれようとした。 いろんな桜を見て、歩き疲れているはずなのに、そんな様子を見せずに、 どこまでもいつまでも大喜びでついて来てくれた。 いろんな場所や時間で見た桜。 花見は私にとって特別なものなのだ。 最後の花見から1年が経つ。 あれから私は多くの愛を失った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|