心も体も健康家族

2011/10/17(月)22:00

うたし絵本シリーズ2 トイレのかみさま(1)

うたし絵本シリーズ 2(2006年発行) トイレのかみさま 監修・小林正観 作・神光幸子 絵・斎藤サトル サトルーチ出版 発行 読んであげるなら 4才~ 自分で読むなら 小学校初級から大人まで まえがき 全国で心の話をしておられる心理学者・小林正観さんは,トイレ掃除について 「決して強制ではないのですが,自分の使った後だけでも毎回きれいにして出ていくと,臨時収入が入ったという,たくさんの実例があります」と話しておられます。  子どもたちに,トイレのかみさまという不思議な存在を用いて,その例を伝えたいと思いこの本を書かせていただきました。    まさおくんは,サッカーが だいすきです。 あるひ,ちからいっぱい ボールをけったら すってんころりん。 ころんで あたまを ぶっちゃいました。  サッカーを やめて おうちにかえりました  じぶんの おへやに はいったら,だしっぱなしの おもちゃや たべっぱなしの おかしのふくろ。 いつもの ちらかった まさおくんの おへやです。  しかし いつもと ちがうことがありました。 それは,なんだか とっても きたないかっこうをした おじいさんがすわっているのです。  まさおくんは ききました。 「あなたは だあれ?」  おじいさんは いいました。 「びんぼうがみ じゃよ。わしは ちらかっている きたない ところが だいすきなんじゃ」  つぎのに おなじだんちに すんでいる, なかよしの ゆみちゃんちに あそびに いきました。  ゆみちゃんちは いつも とっても きれい。 せいりせいとん されていて ピッカピッカです。  いつも どおりの ゆみちゃんち なのですが・・・  なんと びっくり!! しろい おひげで にこにこ わらっている おじいさんが いるのです。  でも ゆみちゃんには みえていないみたい。  まさおくんは ふしぎにおもい ききました。 「あなたは だあれ?」  おじいさんは いいました。 「わしは ふくのかみ じゃよ。 きみは あたまをうって かみさまの すがたが みえるように なったんだね。」  まさおくんは ききました。 「なぜ ゆみちゃんちに いるの?」  ふくのかみは こたえました。 「ゆみちゃんちは きれいで いごこちが いいにじゃ。 ふくのかみは, きれいなところに あらわれるのじゃよ,」  まさおくんは ききました。 「じゃあ ぼくも おへやを きれいにしたら ふくのかみさまが きてくれるのですか?」  ふくのかみさまは にこにこして こたえました。 「きっと,きてくれると おもいますよ。」  まさおくんは おうちに かえり, おへやの そうじを はじめました。 つながっているすべての人に,ありがとうございます。

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