笹川流れとは今や美しい海の代名詞といってもいい、見事な景観を誇る延長11kmの笹川流れ。その名は、岩の間を盛り上がるように流れる潮流を、中心笹川集落にちなんで 付けられたといいます。 日本海の荒波に侵食された洞窟や、奇岩が絵巻のように続き、昭和2年に国の 天然記念物に指定されております。 かの文人、頼山陽の子で詩人、幕末の志士であった頼三樹三郎が、笹川流れの 景観を讃えた詩があります。 「松島はこの美麗ありて此の奇抜なし 男鹿はこの奇抜ありて此の美麗なし」 (海府遊記より) このように頼三樹三郎は、笹川流れは「松島」と「男鹿」の両方の景観を 合わせ持った所だと賞賛しております。 |