カテゴリ:歴史的・伝記的映画(フィクション)
アンジェロ・ロンゴーニ監督・アレッシオ・ボーニ主演。
******ごく多少のネタばれありです******* はい。2月15日月曜日15時50分の回。銀座テアトルシネマにて観劇。 デレク・ジャーマンのカラヴァッジオに比べて、映画としての面白さや、時代考証的な努力はかなりなものですが、カラヴァッジオその人に的を絞ると、、、どうもササロックには「違う人」に見えてしまうところでございまして。。。 ササロック的にはカラヴァッジオはもっとエゴイストで、悪い人なんだよね。 黒い犬大きいを飼ってて、気が向いたら誰かにけしかけるとか、 カンバスの上で平気で食事をするとか、 風呂に入らないであちこちほっつき歩くとか、 判事をボコにして「無罪」を勝ち取ったとか、 ゴッホなんぞよりよっぽど狂人だと思うんですがね。 やさしさとか愛情とか、根本的に欠落してる心底真正のエゴイスト。 それがササロックのカラヴァッジオに対するイメージで、 そんな男にササロックもなりたい(いや、マジで・・・) ちょっと垢ぬけすぎてて、真摯で、いい人すぎた。うん。 そしてどうでもいいけど「レナ」ってさぁ、史実より、デレク・ジャーマンのカラヴァッジオを下敷きにしたんじゃない? ラヌッチョはともかく、レナは、カラヴァッジオの中でそんな大きいファクターとは思えないんだけどなあ。。。 でもね、映画としては面白かったのですよ。 「テニス」があんな感じだったんだ、と、絵的に面白いところもあり。 基本青年期のみに終始して、少年期のなぞにはノータッチですが、あの描き方だと、監督はカラヴァッジオ少年は普通の絵画修行少年だったと思ってるんじゃないかな? いずれにせよ、ササロック的にはこの映画は極めて重要な位置づけなので、いずれホームページで深く掘り下げて、ネタばれありの考察します。興味ある方はぜひ語りましょう。 そして、月曜昼だけに、客はみんなおじさんおばさんばっかだった。(あの中ではササロックはまだまだ若かったぞ) そして、モリエールの映画の予告編やってました。解説は江守徹さんでした。そして、衝撃の事実(?)が明らかに! てゆうか、有名な話なのかな? ま、極めてどうでもいい話なのですが。 ん? 知りたい?(笑) それもまた、いずれ(ってか、そんな引っ張るような話じゃないんだけどさ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月27日 03時09分02秒
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