簓無案サイト

2011/05/30(月)17:04

1万年に1回の災害を想定した防波堤

防災(241)

南海地震:「最悪シナリオで対策を」 備え再検証、河田氏講演--高知 /高知 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000298-mailo-l39 毎日新聞 5月28日(土)16時46分配信  南海地震への備えについて再検証しようと、東日本大震災復興構想会議委員の河田恵昭関西大教授を招いた講演会が27日、高知市内であった。河田教授は「南海地震は必ず来る。いつ来るかが問題で、最悪のシナリオを想定して対策を考えてほしい」と訴えた。  東日本大震災を受け、県は地震対策を見直すプロジェクトチーム(PT)を発足させており、今回の講演もその一環。行政や消防関係者ら約160人が参加した。  河田教授は、東日本大震災の津波の高さが、計画の約2倍だったことなどを説明。「オランダでは1万年に1回の災害を想定した防波堤をつくっている。スキポール空港を水没させないために100年間かけたものだ」と話し、「いずれ必ず来る南海地震に備え、そういう対策ができるのか。社会の決心が問われている」と力を込めた。  河田教授は県のPT会合にも出席し、観光客対策や指定避難所の問題などについて意見を交わした。  県は南海地震対策として166の優先課題を洗い出しており、河田教授は「大きな災害に特効薬はない。小さな対策を積み重ねていくことが重要」と一定の評価を示し、「被災地の被害は偏在する。被害が大きいと予想される地域から集中して対策を行うことも大事だ」と話した。【小坂剛志】 5月28日朝刊

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