2015/11/14(土)08:09
腕をねじるだけで太古の記憶がよみがえってくる!
「心の力を抜いて、
イルカみたいに、楽しく生きていきませんか」
昨日紹介した腕をねじりながらの呼吸法、
これは、人が二足歩行をするに至った過程と関係がある。
先月、稲葉先生の講義で聞いた話だ。
四つん這いだったころ、
もともとは、犬や猫のように歩いていたわけではない。
爬虫類のような歩き方だった。
指先が、外側を向くような形で、前足(手)があったわけだ。
そのまま立ち上がると、
手のひらが前を向くような形になる。
それでは不便だというので、
腕がねじれて、
今のようになった。
でも、
体には昔の記憶があるから、
ときどきは戻してあげる必要がある。
それが、
あの呼吸法なのだ。
気功で、五禽戯(ごきんぎ)というのがある。
鹿、猿、熊、虎、鳥の格好をすることで、氣のエネルギーを高めていくというものだけれども、
なんで、そんなことやらないといけないのかと、ずっと思ってきた。
これは、
体の中に残っている太古の記憶をよみがえらせるということじゃないかな。
呼吸をつけて、
腕をねじると、
その一部がよみがえってくるわけで、
体にも心にも魂にも、
いのちのエネルギーをみなぎらせることになる。
気功については、
意識がすごく大切で、
健康のためにやっている気功は、それだけのレベルであり、
宇宙とつながろうと意識してやっている気功は、同じやり方でも、宇宙レベルのものになると思う。
だから、
息を吐いたり吸ったりしながら、
腕をねじるだけの簡単なものであっても、
太古に思いを馳せたり、
宇宙をイメージすると、
とても高度な気功になるわけだ。
まずは、
肩こり解消から始めてもらうといいと思うけど、
良くなっているという実感があったら、
意識を少しずつ広げていってもらえるといいかな。