カテゴリ:Oの人生論
肉体には本質はない。
人間の本質は魂で、肉体は乗り物でしかない。 スピリチュアルな世界ではよく言われることだ。 肉体というのは、とても精密にできているけれども、 とてもあやふなやものだということが、 肉体の作られ方を考えたらわかる。 肉体というのは細胞の集まりで、 細胞がどうやって肉体を作っていくかは遺伝子によって決まるわけだ。 もともとは一個の受精卵。 それが細胞分裂をして、 数十兆の細胞になって人体を作る。 細胞分裂のときに遺伝子はコピーされる。 つまりは細胞もコピーによって作られる。 コピーどころか、 コピーのコピーのコピーのコピー・・・・。 大量に印刷されてばら撒かれた版画みたいなもの。 それも大本の版を使って印刷されたのは最初の数枚で、 あとはコピーのコピーという横着さ。 だいたい、受精卵だって、父親の遺伝子と母親の遺伝子から始まるわけだが、 その遺伝子だって、 どれだけコピーされているかわからない。 それがもともとの版とは言えないかもしれない。 コピーのなれの果てが、ぼくたちの体というわけだ。 コピーは、とても便利で優れた技術だが、 本物ではない。 コピーされるたびに、 劣化していく。 コピーだから、そこに「個」はない。 もし、ぼくたちが「個」として生きているとしたら、 コピーではない本質の部分、個を決めるものは、 肉体以外にあるはずだ。 肉体以外の何かが、ぼくたちを「個」として成り立たせている。 コピーだから肉体をぞんざいに扱っていいということではない。 コピーだからこそ、もろいところもあれば、 ミスもあったりする。 慎重に扱わないと、 すぐに壊れてしまう。 いろいろと不調が出てくる。 肉体を大切にしつつ、 でも、本質はここにはないことを知る。 本質って何だろう? 魂だとしたら、 魂って何だろう? 神って何だろう? そんなことを考えるのは、人間だけの特権だと思う。 (ひょっとしたら動物や植物も考えているかもしれないけど) 正しい答えなんか、 だれにもわからない。 自分の好きなように考えればいい。 正しい答えなんか求めなくてもいい。 自分なりの答えを探す。 考えるも人生、考えないも人生。 目先のことに振り回されず、 いのちの深い部分に目を向けて生きると、 人生の中身は濃くなると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年10月22日 09時15分34秒
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