カテゴリ:誘水日記
塩山の新居は築50年の古い家。
大家さんは、 空家を買ってリフォームし、賃貸に出すという面白いビジネスをしている。 自分でリフォームできるので経費も抑えられる。 大工仕事が好きなようで、 東京でサラリーマンをしていたのを辞めて、 趣味と実益を兼ねて、この仕事を立ち上げたそうだ。 リフォームの会社がやれば、 もっと完璧にできるだろうと思うが、 何とも言えない温かみがあって、 この大家さんもそうだし、家のこともとても気に入っている。 これまで住んでいたところは、 洋風でおしゃれな家だった。 すてきな家に10年も住ませてもらったことに感謝だ。 今回は和風の昭和の風情のある家。 あれっと思うことはいろいろある。 まず、コンセントが少ない。 台所には、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、湯沸かしポット、炊飯器、コーヒーメーカー、インターフォンなど、たくさんの電気製品があるが、 2口のコンセントが2ヶ所にあるだけ。 数十年前は、電気製品も限られていた。 何でもかんでも電気に頼るようになった現状が、 「これ、どこから電源をとるの」 という戸惑いから気づくことができる。 便利さを享受し過ぎてきたのかもしれないと、 昭和の家に住み始めて思うわけだ。 これを機会に、なるべくエネルギーを使わない生活をしないと。 畳の部屋はいいな。 南に大きな窓があって、 カーテンではなく障子を通して、 お日様の光が注ぎ込む。 心の中まで温かくなる。 長年使っていた机と椅子は捨てた。 小さな座卓で仕事をしている。 落ち着いて原稿が書ける。 まだ段ボールは片付かないが、 年内には、快適な昭和の家生活が始められるだろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月19日 07時58分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[誘水日記] カテゴリの最新記事
|
|