カテゴリ:甲州ライフ
痛い、痛いとブログやフェイスブックに書いたものだから、
知り合いがずいぶんと心配してくれた。 電話をくれた人もいる。 気をつかわせてしまった。 でも、本当に痛かった。 痛みの経験というと、 高校時代に盲腸の手術をしたあと。 あのときは、 まわりから「麻酔が切れたら痛い」と聞いてて、 痛がらないといけないと思って「痛い、痛い」と言っていた記憶がある。 馬鹿だね。 大学時代、ラグビーの試合で手首の骨にひびが入った。 痛みはあったが、 じっとしてれば大したことなかった。 ラグビーでは、 30歳を過ぎて膝を複雑骨折したことがある。 瞬間の痛さはあったが、 しばらくすると痛みが消えていった。 「大けがじゃなくてよかった」と思ったのを覚えている。 手術をして、 2ヵ月間入院し、リハビリに何ヵ月もかかった。 痛みよりも不自由さだったな。 それにフリーという立場だったから、 働けないとお金が入らない「痛み」がきつかった。 30代で帯状疱疹になった。 確かに痛かったが、 病院へも行かなかったし、痛み止めも飲まなかった。 そう考えると、 ここ数日の夜の痛みは、ぼくの経験の中ではトップクラス。 「痛みが大変だ」ということは間違いない。 でも、 普段、強い痛みで苦しんだことのない身にとっては、 新鮮な体験でもある。 痛みがこれほど体にも心にもダメージを与えるというのを、 身をもって体験させてもらっている。 落ち込んだり、泣き言を言っても仕方がない。 この状況の中で何ができるかを考えて、 やれることを粛々とやるしかない。 こういう大変なときにこそ、 いい発想があったり、いい話が舞い込んできたり、 面白い展開が起こったりするものだ。 だから、 こういうときに来てくださるお客さんを大切にしたいし、 たくさんの人との縁を深めたいと思っている。 痛みも悲しみも苦しみも悩みも、 すべての苦痛は消えるために現れる。 ぼくの中の、 何らかのゆがみが痛みとして姿を現し、 痛みと正直に付き合うことで、 やがては痛みは消え、 ゆがみは矯正されるものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年12月06日 13時39分21秒
コメント(0) | コメントを書く
[甲州ライフ] カテゴリの最新記事
|
|