イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

2022/08/05(金)06:08

止まっている人はいつまでも止まり続けようとする

Oの人生論(658)

雨粒は同じスピードで落下してくる。 石だったら、 重力の影響を受けて、 どんどん加速するのだが、 雨粒は重力と空気抵抗が釣り合っているので、 等速で落ちてくるのだそうだ。 液体だからだろうか。 物体に外から力が働かなかったり、 外から働く力の合計がゼロの場合、 静止している物体は静止し続け、 動いている物体はそのままの速度で動き続ける。 これを慣性の法則といい、 雨粒の落下は、 重力と空気抵抗という力がかかっているのだが、 その合計がゼロなので、 等速で落ち続けるのだ。 電車が動き出すと、 体が後ろへ倒れそうになるのも、 体は慣性の法則で止まり続けようとしているのに、 電車が前へ動くからだ。 人間の生き方も、 慣性の法則に従っていて、 昨日と同じように今日を生き、 今日と同じように明日を生きようとするのではないか。 ところが、 世の中はいつも違うスピードで動いている。 あるいは、突然、止まったりする。 昨日と同じように止まったままでいると、 急に動き出した社会の影響でバランスを崩してしまう。 人には、 世の中の動きをキャッチして、 それに合わせてバランスをとるセンサーがあるはず。 突然動き出したり、 急ブレーキがかけられても、 両足で踏ん張ったり、 つり革をつかんだりして、 転ぶのを防ぐ力もある。 こうしたバランスをとる力は、 意識や意志と関係がある。 バランスを崩して転びそうになったとき、 「急に動くからだ」と電車のせいにすることが多いが、 それでは意識も意志も変わらないので、 また同じようなことに遭遇して、 「あいつが悪い」と人のせいにして通り過ぎてしまう。 世の中はますます激しく動くはず。 慣性の法則の中に安住していては、 転び続けないといけなくなる。 そんな大変な人生にならないように、 柔軟に生きたいものだ。 でも、 雨粒のように、 いつも等速で落ちる、マイペースな人もいるけど、 そういう人が一番強いのかもしれない。

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